女房様とお呼びっ!
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2003年04月09日(水) |
今後の課題、あるいは予定 |
これも偶にイリコに訊くことなんだけど。 「キミとしてはもっとウマクやれると思ってたでしょ?」
問われて、「そうですね・・」と答える奴の困った顔が小気味よい。 けど、それは、失態を重ねてしまう不甲斐なさを悔やむというよりも、 コンナハズジャナイノニ…と戸惑っているふうで可笑しい。 まるで想像し得ない不可解に首を傾げてる感じなのだ。
確かに、先日記事したように、 奴隷という状態が、奴本来の能力を奪っている面はあるだろう。 失態を演じ、不具合を指摘されて、普段の自分なら出来るのにと歯痒く思うこともあるはずだ。 だから、奴隷である自体を言い訳にして、やり過ごすことは出来る。 その意味では、私だって大目に見ているつもりなんだけど。 しかし。
奴が本当はどれ程有能であっても、 私とある限り、奴隷という克服しようもないハンディキャップを負うことになる。 私にあっても同じ。 そして、その覚悟の上で”ウマクいかないこと”を眺めたとき、 それは全てハンデのせいなんだろうか。 恐らくはそうじゃない。 いや寧ろ、ハンデに甘えて手をこまぬいていることすらあると思う。
・・・・・。
さて、私は奴を困らせたり、辛がらせたりするのが好きだ。 その上、説教するのも好きだ。いや、好きというより癖というべきか。 だから、DSなんてママゴトやってんだろうね(笑。 けれど、どれ程困らせ辛がらせようと説教垂れようと、無茶は言うまいと自制している。 というか、誠実にあらんとすれば、それは出来ない。
だから、私が奴に言い下すことは、前述の覚悟も踏まえた道理のうちにある。 少なくとも私の誠意に照らして。 たぶん奴だって、無理難題をふっかけられた認識はないんじゃないかな。 あ、単なる難題はあったか(笑。 それでも、ウマクいかないことは起きてきた。 言われた通りに出来ないとか、困ることとか、辛いこととか。
それは私にも起きてたことだけど、その何倍もの苦しさを奴は味わったことだろう。 その都度、奴の自尊や自信は揺らぎ、自身を疑うことを余儀なくされただろう。 でもね、ウマクいかないことを経なければ、ウマク出来るようにはならないの。 認めたくなくても、ウマクやれない自分を受容しなければならないの。 辛いだろうけど。
・・・・・。
誰だってウマクやりたいと願う。 でも、大抵はウマクいかないことばかりだ。未熟なうちなら尚更に。 万が一、端から何でもウマクできる人がいたとしたら、その人は幸福なんだろうか・・・ まぁ少なくとも、私はそんな人を奴隷にしたくはない。 だって、大好きな説教が出来ないもの。つまり、この点で不幸ダと断言しとく(笑
冗談はともかく、これからも奴はウマクいかないことに出会うと思う。 そして、辛い苦しい思いをするだろう。 けど、どうせ辛いのならば、コンナハズジャナイノニ…と嘆くよりも、 ハンデをもってしてもウマクやれない自分を認める辛さに甘んじて欲しい。 自信や自尊にしがみついて泣くよりも、それらを捨てる苦しみを得て欲しい。
どうやっても辛く苦しいならば、実のある辛さや苦しみのほうがいいじゃない?(笑。 そしたら、今よりもずっとウマク出来るようになると思う。
あぁでもね。 そうなったとしても、絶対ウマクいかないことは出てくるものなのよ、お生憎さま。 だから心配ご無用。私もずっと好きな説教を続けて、辛がるキミを見る予定(笑。
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