女房様とお呼びっ!
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2002年06月05日(水) 悩みオナニー

掲題。女友達が言い出した言葉だ。うまいなぁと感心したけど、同様の言い回しをなさる方はおいでだろうか?あるいは、一般名詞でしょ?とか(笑。ま、一般的かどうかはともかく、この言葉は使いでがある。なぜなら、私の身近には、コイツ、絶対悩むことに耽溺してるんだッとしか思えないような、タフな輩が多いんだよね。

そう!ヘタレな私としては、彼らはタフとしか形容できない。だって、悩むってのはしんどいことで、心が風邪引いたみたいなもんで、休養したり、薬飲んだりして治したほうがラクじゃん?と、私なら思う。本当の風邪でもそうしてるしサ。なのに彼らは、風邪で辛い〜と嘆きながら、水浴びしたりする。ね?タフでしょ?(笑

勿論、彼らだって、風邪を治したいと言い募るのよ。実際、そう願ってもいるだろう。それが、何故わざわざ悪化させるような真似をするのか?ワカラナイ。この手の輩と付き合い始めた頃、私は理解に苦しみ、途方に暮れた。そして、専ら自分が納得するために辿り着いた答えが、「あぁ、悩むことが好きなんだなぁ」という解釈。

しかし。彼ら的には、悩んでる状態が好きなんだとは、まず認めない。彼らは大抵の場合、人一倍の向上心を持ち合わせてるからね。寧ろ、そんな自分を許せない。だから、あの手この手でしんどさから逃れる努力はしてみるのよ。傍観してる私も、そん時はヤレヤレと思う。けど、土壇場になってまた水をかぶってるし。嗚呼!

・・・・・。

さて、不毛な考察となるが、なぜ彼らが、わざわざ水をかぶってしまうのかについて。本人に訊くのが一番だから、訊いてみる。っと、本来の悩みを語るに劣らぬ勢いで、理由だか言い訳だかが返ってくる。曰く、遅々として改善されない現状に業を煮やしてとか。曰く、悩みから逃げていいのかと思い直したとか。ナンダソレ?

そして、振り出しに戻ル。あ、そこまでの経過があるから、更にパワーアップしてってとこかな(笑。ある者は、「こんなアタシじゃダメ!」とハイになりつつ。ある者は、「どうせアタシは・・・」と自棄気味に。「なんでアタシだけがッ!」と逆ギレして。そうして、手許に残った「悩める自分」を再びこねくり回し始めると。

はっきり言って、真面目につき合ってると疲れるヨ(笑。いや、真剣につき合うにしても、彼らのそうした傾向を踏まえた上で話を聞いてないと、消耗する。とはいえ、予備知識なしには、何クールかつき合わないと実感出来ないかもね。っと、私はわからなかったナ。コレは癖なんだと受け入れた時、凄い発見だと嬉しかったさ。

・・・・・。

痛苦を求めるマゾヒストが宣う。「痛みは確かに辛いです。デモ。痛みによって、生きてる実感を得るのです」。当人以外は想像もつかない感覚だが、当人にとっては、言葉の通りなんだろう。或いは、その衝動や行為を省みて、そう言語化することで、普通なら厭うはずの痛みを求めてしまう自分を肯定してるのかもしれないね。

とすれば。辛がりながらも悩みを手放そうとしない彼らは、マゾヒストだろうか。「悩みによって、生きてる実感を得るのです」ナンテネ(笑。まぁ、そこまで開き直りはしないものの、身近な連中は「悩みオナニー」なんて言葉で、ドツボにハマった自分を俯瞰する。或いは、発作中とかサ(笑。うんうん、見てる方も楽だよぅ。

・・・・・。

ちなみに、この言葉の発案者の女友達は、私に限らず、数多の人に「オナニー」を見せつけては、ヨガッテタ。んー、露出も好きなのねん(笑。流石、M女だワ(爆


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