女房様とお呼びっ!
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2002年05月10日(金) 「青葉」の憂い #1

私がこのPOBに初めてアクセスしたのは、昨年のGWの頃だ。偶然、あわびさんのHPのURLを知り、そこに納められた膨大なテキストを拝読するうち、「オトナの私書箱」なるサイトに興味を惹かれた。導かれるように、POB内のあわびさん板に辿り着き、濃密なコミュニケーションの場として活況を呈している様に圧倒され、読み耽った。

当然の成り行きとして、あわびさん板に投稿されてる他の方の掲示板も覗いてみた。すると、これまた当然の如く、各人各様の話題で掲示板を運営されている。正直唸ってしまった。そして閃いた。アタシモヤロウ!電光石火で即決(笑)そうなんだ。怠け者ながらお調子者の私は、思い立ったら、考えなしに決断しちゃうのダ。

そしてトップ頁に戻る。お調子者でも小心者のワタクシ、ルールは押さえておかねばね。手っ取り早いところで、「目安箱」に目を通す。で、ここでも唸る。甘さのない管理態勢に感銘を受け、その勢いでIDを登録した。言うまでもなく、掲示板をこさえるために。直ちに掲示板開設。板名やトピは既に構想の中にあり、かっ飛ばす。

・・・・・。

さて、ここまでの成り行きで、私は既に粗忽ぶりを発揮している。初手のあわびさん板に目が眩み、POBの全体像を掴むことを全くしなかったのだ。つまり、それまで親しんでいたSM系サイトのように、論や属性は違えどみ〜んなSM仲間的気軽さで、S女の看板背負いつつ、暢気に遊んでられると思ってたのよ。ね?認識甘いでしょ(笑

だから、口程に欲かいてたワケじゃないけど、まだ見ぬM魚やM魚予備軍とオイシイ交流(笑)が出来るかな?とか、自分と趣味を同じくするS女さんと共感を分かち合ったり、意見を交換しあったり出来るかな?とか、ま、そんな期待を抱いてたと。・・・お陰様で希望叶って、そういうお話が出来た時は、そりゃぁ感激したわ!

ところが。次第に慣れて、ご来板頂いた方の板を訪問したり、改めて様々な板があることに気づいて散策し始めたりした頃合いに、ようやく私の認識が補正される。ここは、一般社会、世間様の縮図なのだと。サイトの特徴から、性愛に絡む話題に満ちてはいるけど、殆どの人がフツーなんだと。S女は異端なんだと。きぁーッ…!

・・・・・。

私がS女を標榜し、時に「女王様」などと呼ばれてしまうのは事実だ。ある種の男を虐げ、ニヤつき濡らす性的趣味があるのも事実だ。確かに一般と比べれば特殊な事実だが、それらは私にとって、特別な事実ではない。つまり、「もうひとりの自分」とか「本当の私」と区別する色合いは全くないんだね。当たり前の私ってこと。

しかし、自分にとっては当たり前の事実でも、誰彼なしに「私はこうです」と表明しなくてもいいと知っている。その事実の特異性を自覚していれば、その辺は更に慎重になる。ましてや、性的な変態性。加えて、社会性に与する女性性を疑われかねない”S女”という属性。S女を恥はしないが、予期される危険は避けるが吉だ。

幸いにも、ここで”S女でござい”と胡座かいていても、あからさまな危険が及んだことはない。その点では、流石「オトナ」のコミュニティだなと心から感謝している。しかし、専ら身の内に発酵する憂いに苛まれる。異端者特有の厄介な卑屈さが、S女「青葉」に閉塞感を呼ぶ。S女がうろついちゃ世間様に邪魔かしら…等々。

・・・・・。

ならば何故、世間様と馴染むべく「青葉」を訴求しないのか?このネタ更に次回^^;


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