女房様とお呼びっ!
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2001年08月28日(火) 史上最悪の失策 #3

さて、奴の体内に私の尿が注がれる展開までに、既に2時間程が経過していた。
ま、私のプレイは大抵長っ尻で、ワンクール4時間位かな。ここで半分所なワケ。

・・・・・。

徐々に奴を追い詰めながら、私の欲情も昂まり、狂おしさに胸が潰れそうになる。
尿に濡れた掌を奴の顔面に擦りながら、手にした浴衣の紐で奴の喉元を結わく。
このまま奴に、私の汚れた股間の始末をさせようと思ったが、ひとまず紙で拭く。
紙越しに、まんこのぬかるみが分かる。じきにコイツに舐めさせるさ。ニヤケル。

奴の首にかけた紐を引くと、のろのろと四つん這いで従う。んー、準備は万端ネ!
便所から戻り、正座し直す奴を捨て置いて、その眼前で、私はゆっくり服を脱ぐ。
奴の瞳は恍惚に輝き、露わになる肌を見つめている。お預けを喰らった犬の様だ。
本物の犬さながらに、屈めた脚の間に突き出たペニスが、硬く充血して痛々しい。

ややあって全裸になった私は、奴の太股を跨ぐように仁王立ち、顎に手を掛ける。
奴の唇の間近に私の匂い立つ股間があり、けれど、まだ接触を許さない。うふふ。
その体勢から前屈し、伸ばした手で奴のペニスを鷲掴み、やわやわと刺激する。
吐息混じりの切羽詰まった呻き声が、奴の口から漏れ、その目が何をか訴える。

その目を制して、手の動きを速める。「あぁ、やめて・・・」苦悶の言葉が溢れ出す。
淫靡な響きに煽られ、更に強く刺激する。「もぅ・・もぅ・・」奴は息も絶え絶えだ。
「あっ!ダメッ」と叫ぶ。ナニガダメ?と笑いかける。「ダメだ、出ちゃいますッ」
奴は譫言のように繰り返す。苦しそうな喘ぎ声。イツマデモ、キイテタイヨ・・・

・・・・・。

っと、次の瞬間、奴は射精をしてしまった。私は、その断末魔を聞いただろうか?
いや、私にとってはソレよりも、不意の結果に驚く方が先だった。シマッタ・・・!
奴の声に陶酔する余り、力加減を間違えたのだ。始末をしながら、展開を考える。
ま、SMプレイでのM側の射精なんて、さほど重大ではないワヨ。気を取り直す。

そして奴に言い放つ。「先にイクなんて、行儀悪いわね・・・」ま、有り体な展開だ。
無様な粗相をした罪を濯ぐべく、奴に奉仕を命じる筋書き。回収に掛からねばっ!
次の場面で味わうだろう奴の舌の仕事を期待して、体が疼き始める。胸が高鳴る。
満を持して、呆然と俯く奴へと近づく。が、その顔を見た瞬間、私は驚愕した!!


スイマセン・・・と呟く奴の目は、欲情の欠片もなく澄んでいたのだ。オマイガッ!


・・・・・。

結局、プレイは終結を余儀なくされ、昂ぶった私が、全裸のままに取り残された。
はしたなくも、暫くは、奴を懐柔しようと試みたが、ダメだった。あぁ情けない。
突然にすっかりと脱力してしまった私は、自嘲気味に笑いながら、浴衣を羽織り、
そして、ぼんやりと奴が言い訳するのを聞いていた。いや、聞こえてたんだな・・・

コンナノ初メテデ凄イ興奮シテ、ツイ出チャッテ、ソシタラ急ニ醒メチャッテ・・
デモ、ソン時マデハ、ゴ奉仕シタイ気持チダッタンデス・・・アア困ッタナ・・・
ア、マッサージトカナラ出来マスヨ・・・オ詫ビに何デモ好キナ物ゴ馳走シマスシ
ア、ソウダ、映画イキマセンカ?オゴリマスカラ・・・ホントスミマセン・・・

「スポーツの後みたいに爽やかです」とも言ってたさ。殺意さえ湧くぜ?マジに。
「もういいから、帰って頂戴」と私が遮っても、奴は喋り続けるんだ。ムカツク。
「アタシは怒ってるんじゃない、心配しないで」あー、鬱陶しいこと言わせるな。
「こんな結果になって残念だ、それだけよ」言葉を継ぐ。っと、奴は宣ったのだ。

『 ・・・青葉サンッテ、器ノ大キイ人デスネ・・・ 』

ナンダソリャ?奴の迷言に呆れ返りながら、私は曖昧に微笑むしかなかったサ。


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