ぶつぶつ日記
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eラーニングでメンタリングを担当している受講生の一人が、 8月15日に靖国神社に行ったそうで、 その感想が「すごい人でした!」というのに、結構うけました。 インド人、15日に靖国に行って、 感想は「人が多い」なのか(^^;)。
私自身としては、 コイズミ君が私人として靖国に行くことまで、 諸外国からとやかく言われるのはなんだかなーと思う反面、 実は、コイズミ君の支持母体が右翼で、 そことの公約で何が何でも靖国に行かないと、 それこそカトーさん自宅放火みたいに、 何されるかわからないんだよね、とか、 そういう事情を知らない人がとても多く、 コイズミ君のやってることを英雄視しているところが気持ち悪いし、 カトーさん自宅放火って、かなり激しいテロ行為なのに、 あんまり取り上げられないのも、気持ち悪くて 嫌なんですよね。
家族が先の大戦でなくなり、 靖国に祀られている人にまで、靖国行くな! なんて口が裂けてもいえないですが、 私自身は、少なくとも8月15日を選んで靖国に行くことは、 多分未来永劫ないと思います。
あの戦争で、日本は世界からそっぽをむかれ、 その結果、『負けた』という事実を 真摯に受け止めるべきだと思うからです。 パールハーバーの攻撃をアメリカが知っていたけれど止めなかったとしても、 アメリカのしたたかさを見抜けなかったのは日本。 そして、負けてしまったのも日本。
勝てば官軍と言う言葉がありますが、歴史は残酷です。 起こってしまった事の真偽を確かめるのは重要ですが、 それを自己弁護材料にしてばかりで、何になるのでしょうか。 真実は、同じ過ちを繰り返さないことに使うべきです。 真実の中に、日本のおろかさはないのでしょうか? 自分たちの行いのおろかさを直視する。 同じおろかさを繰り返さない。 終戦ではなく、『敗戦』。 私は、そこから平和を考えたいと思います。
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