ぶつぶつ日記
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2006年06月09日(金) 平等でないもの

世の中、不平等ばかりだけれど、
最近、「老い」というものも、
平等に訪れるわけじゃないんだな、
という風に感じている。
誰しも、年を取る。
それは、死ぬことと同じくらいに、避けられない。
けれど、その質というか、老い方というか、
やはり、それも死に方なのかもしれないが、
全く持って同じではない。

下町の、昔からの住宅街なので、
三世帯同居もざらだし、
1人で暮らしているお年よりもいる。
ぴんしゃんして元気な
80代、90代のじーちゃんばーちゃんもいるのに、
60代でアルツハイマーに蝕まれ、
どんどん老化が進んでいるおばさんもいる。

90代のばーちゃんと、60代のおばさん、
それは実際、親子のような年齢なのに、
おなじデイケアサポートに通い、
むしろ、どんどんいろんなことができなくなっていく60代のおばさんに、
90代のばーちゃんが世話を焼くこともある。

子ども世代の私が見ていても切ないし、
同年代の父母からしてみると、
本当にやるせなくて、やりきれないようだ。
おばさんは、会うたびに、子どものようになっていく。
いつか近いうちに、赤ちゃんに戻ってしまうのかな・・・。


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