ぶつぶつ日記
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2006年03月14日(火) 1万分の1

私の父は、1万分の1らしい。
何かと言うと、父が途中就職した会社は社員1万人。
その中で、70歳になっても社員として働いているのが、
父1人だというのだ。
ちなみに、父はブルーワーカー組。
戦後のどさくさにまぎれて、ろくに中学にも通わず、
ずっと働いてきた人だ。
だから当然、その会社で役員のわけない。
単なるぺーぺー。
その会社は、しっかりした会社なんだろう、
部長さんでも役付きさんでも、
70歳なんていないそうだ。
でも、定年になって、嘱託の期限が切れても、
なんでだか、父は雇用され続けている。

今日も明日も、いつまでかわからないけど、
父は元気に働いている。
それをとやかく言う人もいるけど、
働くのが好きな人なんだから、
元気なうちは、思う存分働いて欲しいと思う。
人間、ゆっくり出来ない人だっているんだから。
たぶん父にとって、働いていることが、
一番自然なんだろう。

1万分の1の父を、私は誇りに思う。


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