ぶつぶつ日記
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私の父は、1万分の1らしい。 何かと言うと、父が途中就職した会社は社員1万人。 その中で、70歳になっても社員として働いているのが、 父1人だというのだ。 ちなみに、父はブルーワーカー組。 戦後のどさくさにまぎれて、ろくに中学にも通わず、 ずっと働いてきた人だ。 だから当然、その会社で役員のわけない。 単なるぺーぺー。 その会社は、しっかりした会社なんだろう、 部長さんでも役付きさんでも、 70歳なんていないそうだ。 でも、定年になって、嘱託の期限が切れても、 なんでだか、父は雇用され続けている。
今日も明日も、いつまでかわからないけど、 父は元気に働いている。 それをとやかく言う人もいるけど、 働くのが好きな人なんだから、 元気なうちは、思う存分働いて欲しいと思う。 人間、ゆっくり出来ない人だっているんだから。 たぶん父にとって、働いていることが、 一番自然なんだろう。
1万分の1の父を、私は誇りに思う。
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