ぶつぶつ日記
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2005年11月02日(水) あるときの本棚

昔むかーし、私の家の本棚には、
猟奇殺人の記録だの、犯罪心理ものだの、
そんな本がずらーーーーーっと並んでいたことがあった。
そして、その隣には、イスラムに関する本が、
これまたずらーーーーーっと並んでいて。
もし私が今何か犯罪を犯して、
この本棚をなんたら評論家だの何だのが見たら、
言いたい放題のことが言えるよねーと、笑っていたものです。

そういう本を読んでいたからと言って、
私は人を殺すことに興味を覚えたりはしなかったし、
小動物を殺すなんてことすら、考えることもなかった。
ただ、なんとなく、そういう本に興味を持って読み漁る時期と言うのも、
多くの人にあるものだと思う。

じゃあ、そこで実際に小動物を殺してしまったり、
人を殺してしまったりする子たちと、
私たちと、何が違うのだろうか。
母親に毒を持ってその記録をつけていた少女の心には、
何が起こっていたんだろう?

本棚には、今はそういう本はなくなった(イスラムの本はたくさんあるけど)。
いつの間にか、猟奇殺人には興味がなくなってしまった私には、
想像すらできない。


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