ぶつぶつ日記
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2005年10月22日(土) 雑感

最近、ケツメイシってバンドが好きで、よくCDを聞いています。
その中に、
「進むだけ、損だぜ、親が決めたありふれた夢」って言う歌があって。
なんていうかな、私もそういう気がするというか。
いや、親が子供の幸せを願う気持ちも理解はできるんですが、
過剰な期待っていうのは、
それは、「子供の幸せ」を願っているからなのかな?
という風に思うわけです。
エリートになる=豊かな生活って言うのは、
ある意味では確かに真理ではあると思うんです。
でも、エリート=幸せな人生っていうのは、
全く真理じゃないですよね。

人間には性質というものがあって、
エリートとに向く人も確かにいますが、向かない人も多いと思います。
たぶん、親が夢中になって子供のおしりをたたかないと、
エリートコースに乗れない子っていうのは、
どこかで自分の本当の希望を親の希望に合わせてしまっているような
そんな気がしたりもします。

最近、親の前で素の自分が出せず、
そのひずみを外で発散するしかない子供の話をよく聞きます。
でも、本当は、一番醜い、わがままで子供っぽい自分は、
親の前でこそ出せるものなんですけどね・・・・。
そのことに気がついていない親御さんも多いようです。
そして、子供が犯罪に手を染めた時に、どうしてもそれが納得できない。
兄の管轄では、犯罪を犯した子供より、
親の方がおろかで厄介な場合も多いそうです。
同じ親として、子供に同情してしまうことも、多いそうですよ。
子供って、ただ欲求に従って生きてるわけじゃない。
子供の本能には、親を喜ばすっていうのも入っていて、
そうすれば親が喜ぶから、
そうすればお母さんの機嫌が良いから、
だから、親が望む習い事や塾に楽しそうに通ってみたりする。
でも、本当に心から楽しいと思えないから、
どこかにそのひずみが出てしまったりする子も多いと思うんですよね。

親の老後は親が自分で何とかする、できるだけ子供に迷惑をかけない、
ということが最近の風潮になっているようです。
同居はもちろん嫌、親の面倒は、
夫の親なら夫が、妻の親なら妻がみましょうって、
主婦の多い掲示板ではよーーーーくみかける論調です
(老人介護ってそんなに割り切ってドライなものじゃないと思うけど)。
親は親、子は子。
それぞれ独立してやっていきましょう、
日本的なウエットな家族のスタイルをやめましょうってことでしょうか。
そうなったら余計に、
子供には子供のうちから自分の人生の設計をさせてあげれば?
子供が自分たちの気に染まらない道に歩むとしても、
それは子供の人生。
自分たちの老後には、関係ないんですよね?
どんな仕事をしたって、貧乏だって良いじゃない。
だって、自分たちの老後は自分たちで何とかするんでしょう?
って、とても意地悪に考えてしまいます(笑)。

だから、子供の力を信じて、自分たちの型にはめないで欲しいと思います。
そして、「曲がった時だけ舵を取れ」by ケツメイシ(笑)。
これ、とっても重要ですね。


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