サッカー観戦日記

2026年04月26日(日) 高校総体大阪府大会3回戦 長尾−芥川ほか


大阪府の高校サッカーは総体・選手権予選ともに3回戦からJグリーン堺で行われる。堺で引退するということは高校生活でしっかり競技に取り組んできたということ。大阪府の高校サッカーは全国的にレベルが高い。恐らくはこれはひいき目だけじゃない。他県も準決勝を観ることがあるが、優勝校とベスト4とは差があることが多いし、他県の優勝校と同等以上のレベルの高校が大阪府には数多くある。無理もない。プリンスリーグ関西に所属する高校が8校もあるし、大阪府1部リーグもレベルが高いからだ。さすがに大阪府3回戦レベルでは他県の準決勝には及ばない。しかし近いレベルの高校ならばある。

さてこの日はいろいろ同時観戦するつもりだった。ただ第1試合、平成に全国経験校同士の長尾対芥川のカードがある。これは面白い、と考えて観ることになった。しかもピッチはバックから観戦できる堺S8開催だ。

が、ベンチが違う。つまりカードの書き方から言って長尾がホーム側なのだが、実は芥川のベンチこそホーム側だった。おかげでチームを途中まで逆に把握していた。芥川も久しぶりだし、ユニフォームカラーも忘れていた。

高校総体大阪府大会3回戦
長尾高校−芥川高校
4月26日 9時半 堺S8 人工芝 晴れ

長尾
九番十四
十一十番六番七番
二番八番十六四番
誰々

芥川
七番二十
八番
十番六番十一
二番四番三番五番
一番

長尾はフラットな4−4−2でこの試合に向けての工夫はよくわからなかったが、中盤の10番がレフティで組み立てる。9番がポスト役で14番が変化をつけられるエース。
芥川は中盤ダイヤモンドで身体の強いアンカー6番が守備主体にして展開役。20番はなかなかの好選手でポストをこなし運べて仕掛けられる。技術もあるし身体も強い。20番つけているのは下級生?彼は大阪府上位の私学でも鍛えればベンチに入れる才能があると思った。
長尾は33分、浮き球のパスを9番が頭で競り勝って落とし14番が裏へ、それに反応した9番が足を延ばしてボレー、キーパーの上を抜き先制。結局これが決勝点で1−0で長尾が勝利した。

このゲームのレベルだが、例えば鳥取県なら米子北ではないほうの準決勝から大きくは差をつけられていないと思った。大阪府の府立高でも上位の力を持つ両校は実力的に全国大会の下位の高校とならば勝負にはなるかもしれない。

第2試合前に食事に行って、ついでにこの日堺で開催されているシニアサッカーも少し観て、第2試合を色々観る。さすがに長尾対芥川レベルの試合はなかったが、いうまでもなく高校サッカーはエリートとか全国を狙えるレベルだけがすべてではない。少なくとも私は凡庸以下のサッカー部だった高校出身なので(サッカー部ではない)、「凡人のフットボール」も楽しいのだ。

大阪府の高校サッカーは激戦区すぎて代表校も全国では経験不足で力があってもころっと負ける。ベスト16クラスは明らかに全国1回戦で戦えるレベルだが全国に出られない。大阪府は在阪メディアが野球と一心同体ということもあって野球が盛んでサッカーはイマイチみたいな扱いだが、実は大阪府の大会は高校サッカーのほうが高校野球より40チームくらいも多い。実は高校野球は大阪府では盛んではないし、大阪桐蔭と履正社の2強の寡占状態で層も薄い。が、高校サッカーは普段からプリンスリーグで鍛えられ、時にはプレミアリーグに上がって一段上の経験もできるのに、全国大会のトーナメント対策は一向に冴えない。層があまりに厚すぎると、層は薄くても全国経験を積める鳥取県の米子北や島根県の立正大湘南が全国で結果を残すのと対極だと思う。


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T.K. [MAIL]