サッカー観戦日記

2025年01月03日(金) 高校女子選手権3回戦 秀岳館-柳ヶ浦

高校女子選手権3回戦。ついに会場にカップヌードルも無くなり、食べ物が全くなくなった。今大会、年末年始は強烈な冷え込みがあり、いささか厳しい。

高校女子選手権3回戦
秀岳館高校-柳ヶ浦高校
1月3日 11時 三木防災公園陸 ピッチ良 晴


秀岳館高校
GK 1 千々和桃 06.12.08 3年 165 八代フューチャーズガールズ
DF 4 河田柚奈 06.11.21 3年 156 casa Okinawa ale
DF 5 積紫花     06.06.30 3年 156 八代フューチャーズレディース
DF 10 河田和佳奈 (Cap.)06.11.21 3年 155  casa Okinawa ale
DF 18 上紅愛     08.05.10 1年 160 日置シーガルズFC
MF 6 知念舞彩 08.02.08 2年 159 ヴィクサーレ沖縄FCナヴィータユース
MF 8 高橋昊     07.01.15 3年 152 八代フューチャーズレディース
FW 7 吉岡杏海 06.08.15 3年 160 ドリームチェイサー
FW 9 與那覇花菜 06.12.12 3年 149  casa Okinawa ale
FW 11 永薗叶乃 07.10.23 2年 155 AFCパルティーダ
FW 14 川添凛音 08.02.02 2年 150 Dream Spread FC宮崎
控え選手
GK 12 荻山明依 09.01.13 1年 153 FC.RocaClaro
DF 2 山田夏輝 06.08.29 3年 162 ほくぶ総合ヴェルストレーラ
DF 3 伊藤桃愛 07.03.04 3年 161 水俣市立水俣第一中
MF 15 松木琴依 07.09.14 2年 159 AFCパルティーダ
MF 16 鶴野凛音 07.12.06 2年 148 FKアドリア水俣
MF 17 上原瑠夏 06.06.30 3年 155  casa Okinawa ale
MF 21 上野りん 08.12.05 1年 165 日置シーガルズ
監督 矢野君典


柳ヶ浦高校
GK 1 大山姫星    06.10.09 3年 166 オリエントFCアクア
DF 2 山下絢香    06.05.21 3年 166 小倉南FCジュニアユース
DF 4 園ひなの    07.01.20 3年 160 大分トリニータレディース
DF 5 高松芹羽 (Cap.) 06.05.11 3年 164 大分トリニータレディース
DF 13 竹田美佐也   09.03.21 1年 167 熊本ユナイテッドSCフローラ
DF 15 田中莉那    07.03.22 3年 157 モゼーラ鹿児島
MF 6 宝珠咲羽    08.06.05 1年 155 大分トリニータレディース
MF 7 中溝桃     09.01.25 1年 156 大分トリニータレディース
MF 10 田淵聖那    08.01.04 2年 152 熊本ユナイテッドSCフローラ
FW 8 村上凜果    08.08.23 1年 160 大分トリニータレディース
FW 14 江﨑悠乃    06.12.19 3年 158 PLEASURE SC U-15
控え選手
GK 12 大野菜緒    07.08.24 2年 161 熊本ユナイテッドSCフローラ
DF 3 能田未愛    06.10.16 3年 169 広川フラワーズFC
DF 16 小林萌菜美   06.06.11 3年 155 FC ALLURE JAPAN
MF 11 松田吏真    07.10.28 2年 162 熊本ユナイテッドSCフローラ
MF 17 榮森結菜    08.06.29 1年 157 大分トリニータレディース
MF 20 山口咲     06.06.01 3年 160 熊本ユナイテッドSCフローラ
FW 30 馬場八千流   06.05.31 3年 155 日置シーガルズFC
監督 林和志

秀岳館
十四九番十一
七番八番
六番
十番四番十八五番
一番

柳ヶ浦
八番十四
六番十番十五七番
二番五番四番十三
一番


柳ヶ浦は前年度全国ベスト4の強豪。大分トリニータは女子チームを早くから立ち上げたが、全く強化せず、地元の育成チームとなっている。こういうのもJリーグの地元貢献だ。

これは何度も触れなければならないが、秀岳館は男子サッカー部が指導者による壮絶な体罰事件を犯し、しかも単なる隠ぺいどころか指導者がテレビに出て積極的に嘘をつき、学校も手を貸していたという体質の高校である。そしてしばしば九州は男尊女卑がきつい、特に熊本は、という話がある。ネタとして話される部分はあるが、男尊女卑の話はあまりに多く、デマだとか都会の論理で田舎を裁くな、では片づけられない深刻な事態ということは分かっている。そういうところのそういう高校の女子サッカー部はどうなのだろうか?
初見だが、対戦相手の柳ヶ浦は大分県の高校なのに、中学時代のチームが熊本ユナイテッド、つまり同じ熊本県の秀岳館という進路を選択しなかった選手がかなりいることははっきりしている。八代フューチャーズは秀岳館のBチームのクラブ登録などである。

試合前のアップを観ると、柳ヶ浦がかなり独特なアップをしている。ボール回しにキーパー役を入れている。対する秀岳館は教科書通りのボール回し、対面パス、シュート練習だ。

さて試合だが秀岳館は全く繋げない。4-3-3でビルドアップするつもりかと思ったが、守備のチームだ。左サイドバック10番はレフティだが、特に運べるわけではない。4番は運べるけど、ミスも散見される。基本的に奪ったらバックラインは運びたいチーム。前が空いたらドリブル。パスに難があるというのはある。守備時は6番が下がって5バック。一方で踏み込む守備に気迫がある。対人守備はなかなか。こういう持ち上がりが基本ドリブルという守備的チームに対する守備は追い込んで囲んで奪えばいいのだが、柳ヶ浦は受けて立つというか、ふんわり入ってしまった。リラックスしているというより気迫に欠ける。繋げるし、技術的には上回る柳ヶ浦だが、なかなかシュートに行けない。つまり最悪のゲーム運びをしている。そして30分、秀岳館左ウイングがカットインしてシュートが右ポストに当たりゴールイン。秀岳館が先制した。前半は1-0。

ハーフタイムで補助陸に移動している間に放送で柳ヶ浦が追いついていることが分かる。そしてメイン陸に戻ると柳ヶ浦が押しながらもシュートに行けず、結局引き分け。PK戦。
柳ヶ浦は体格の劣る女子サッカーなら隅に「置きに」行けば決まるという考えで緩くコースを突くが、甘く、結局PK戦で秀岳館が勝利した。


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T.K. [MAIL]