2023年10月28日(土) |
高校選手権岐阜県大会準々決勝 帝京大可児−大垣日大 関商工−美濃加茂 |
岐阜県2種はかつて全国制覇経験もあるが、現在全国制覇の可能性があるとすれば帝京大可児だろう。以前、帝京大可児中が全中を制している。昨年度の全国高校選手権でも観てなかなかのチームだったので、県大会でチェックしようと考えた。 準々決勝の会場はフットボールセンターだ。大垣フェスで行ったことはあるが、あまりに久しぶりで忘れた。名鉄笠松駅からコミュニティバスだ。が、高槻からなら始発、つまり4時58分発に乗らねばならない。が、この二日前までウズベキスタン旅行に行っていたため、日本時間の朝5時はウズベキスタン時間の朝1時で厳しすぎた。朝起きたがうっかり二度寝して7時前に起きた。慌ててJRに乗り、岐阜に向かう。が、これも上手くいかず、京都・能登川・米原・大垣としょっちゅう乗り換える羽目になる。岐阜で名鉄に乗り換え笠松からはもはやタクシーに乗らねば、バスでは1時間待ちだ。タクシーは1930円だった。痛い。
高校選手権岐阜県大会準々決勝 帝京大可児高校−大垣日大高校 10月28日 10時 岐阜県フットボールセンター 人工芝 晴
帝京大可児 十番 九番 十三八番二四十一 六番四番五番二十 一番
大垣日大 十番九番 六番八番十三五番十一 十八十六三番 一番
10分遅刻。プログラム販売はなし。またか。到着時0対0だった。大垣日大は基本的に蹴るチームだが、2トップの9番10番が帝京大可児センターバックに競り勝てるので形になる。ボランチは蹴り返す。右サイド上がり目の5番が攻撃の要。11番はサイドバック的で4バックとも思ったが、3バックですね。つまり8番13番はドイスボランチで攻撃的MFの5番が右に張ってる形。攻撃は右に偏ったスタイルだ。帝京大可児研究の成果かな? 帝京大可児は10番が一目で別格。たぶん彼は昨年度1年生で14番をつけていた加藤隆成。昨年はカウンターで一人で持ち込むドリブルと身体の強さが光っていたが、今年は競り合いと体幹、それに一層技術が光る。8番は正確なミドルパスでの組み立てで中盤の軸。11番と13番も中に絞り細かいパスで崩すが、大垣日大は密集してラストパスはカットする。小垣日大はバックラインを押し上げ、横も絞り、スペースを極端に潰している。運動量は素晴らしい。帝京大可児は右クロスに10番が合わせて先制するも、大垣日大も5番が右で持ち狭いところを裏に通し10番が決めて1−1に。前半終了間際に帝京大可児が突き放す。2−1。 後半は大垣日大の運動量がガクッと落ちて帝京大可児がドリブル突破力を発揮、次々と得点。結局8−1と圧勝した。大垣日大としては前半飛ばさないと勝負にならなかったのでやむを得ない。
高校選手権岐阜県大会準々決勝 関商工高校−美濃加茂高校 10月28日 12時30分 岐阜県フットボールセンター 人工芝 晴
関商工 七番二七 十番八番五番十一 六番五番十五三番 一番
美濃加茂は分からず
美濃加茂は例によって判別困難な番号をつけていて感心しない。おそらくわざとやっている。こういう判別困難番号は近年激増したが、取り締まってしてほしいものである。大抵のレギュレーションには番号は判別しやすいように、とあるが、守らないチームが多すぎる。
さて番号での反感はさておき、ゲームは序盤は両校雑なフットボールだったが、20分過ぎから技術で優る美濃加茂が回し始める。ボランチからビルドアップ、左右に振り回し、関商工がマークを見失いがちということもあって、なぜかボランチが空く。ゴール裏観戦なので理由は分からないが、関商工はベタ引きではないのに、美濃加茂の中盤が空く。そしてロングボール一発で裏を取り美濃加茂先制。前半は0−1。美濃加茂はチャンスを迎えながらヘディングシュートミスで決められなかったが、ついに決めた。
美濃加茂はFCV可児からまとめて進学しているらしい。監督は元Jリーガーなのかな?の松田英樹さん。教員なのかな?岐阜県の高校生としては県立高でサッカーとしては部費のみでこういう指導を受けられれば最高だ……と思ったら私学でしたね。間違いなくクオリティはある。
後半も美濃加茂が支配して決定機も迎えるが、イージーシュートを外すなど決められない。関は刃物の街だが、関商工には鋭さがあり、後半25分、左足ミドルを決めて追いつく。バスの都合で後半アディショナルタイムに会場を後にした。なお延長でも決着がつかず、PK戦で美濃加茂がベスト4に進出した。
美濃加茂は本遠征最大の発見。申し分なかった。第2シードとしての力は十分あった。
なおバス停は非常に分かりにくかった。行きがバスならたどり着けたのでしょうが。
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