2015年09月21日(月) |
高校女子選手権京都大会準決勝 精華−向陽 文教ー京都橘 |
高校女子選手権京都大会準決勝 京都精華女子高校−向陽高校 アクアパルコ 10時 良芝 晴
精華 向陽 −−−二四−−十九−−− −−−二二−−十八−−− −二十−−−−−−二二− −−−−−−−−−−−− −−−七番−−十番−−− 十番−十四−−十三−五番 三番−六番−−五番−八番 六番−二番−−七番−三番 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
精華については近畿大会のプログラムがあるが、背番号が同じとは限らないし、フラットな目で見たいので、チェックもしない。10分近く遅刻して既に1−0だった。精華は圧倒的なテクニックはあるが、ショートパスばかりでロングパスや飛ばしのパスがない。インサイドの7番のキープや10番の持ち出し、更にCB陣の持ち出しや8番の上がりなど、後方は目立つが前線がまるで目立てない。一つには向陽の若い女性監督が細かく指示を出し、引いて守備の組織を作り、数的優位を確保しているというのもある。精華、8番の右クロスに19番合わせるがGKに。超決定機。精華は狭いサッカーになってしまい、しかも前線が突破できないので大苦戦。28分、20番が力強い突破、右クロスは右CKに。これをヘッドも外れる。決定機。33分、8番ロング、外れるがいい判断。33分、精華の右シュートが決まり2−0。結局前半は2−0で終了した。
向陽は驚異的な大健闘だった。前半でスタミナは削られるだけ削られたが、これほどまでに強化しているとは思わなかった。精華の前線は20番がたまにドリブルを見せるのと19番が安定してキープできたが、もう少し打開力がほしかった。
後半は簡単に。39分(35分ハーフ)、10番の持ち出しから7番が決めて3−0。43分、向陽DFの処理ミスを19番決める。4−0。64分、右で崩し10番流し込む。5−0。65分、ロングボールに4番飛び込む。6−0。69分、19番、右から強引な突破から決めて7−0。70分、誰かがボレー、8−0。精華がゴールラッシュで圧勝した。
向陽は前半走らされたから後半落ちるのは仕方ない。精華に5点差以内で食らいつけるようになれば、いいチームと言えるのだが。高校から始めた選手が大半だろう。経験者なしでは走力を鍛えて守備組織を固める以外に選択肢はないが、今後地元の中学生がプレーする環境が整うか?バニーズに期待。聖母を破ったのだから強いことは予想していた。
高校女子選手権京都大会準決勝 京都文教−京都橘高校 12時10分 アクアパルコ 良芝 晴
文教 京都橘 −−−十一−−九番−−− −−−八番−−十番−−− −−−−−−−−−−−− 六番−−−−−−−−七番 三九−十番−−七番−三二 −−−四番−−十一−−− 四番−三番−−八番−五五 二番−九番−−五番−三番 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
文教はアグレッシブに前に突っ込む攻守で面白い。実績のある京都橘が受けてしまった。特に7番は突っかける迫力と食らいつく守備がよく、経験者だろう。8番も組み立てられ、カバーも出来るDF。2トップもまずまず。しかしカウンターから京都橘10番が流し込み0−1。京都文教もバックパスをカットし、11番が1対1をシュートも外れる。決定機。9番のポストを軸に押し込むが、京都橘を崩すには至らない。そして24分、京都橘、左シュートが決まり0−2。文教も39番のヘッドが決まるがオフサイド。9番もポストからターン、突破から右クロスも合わず。27分には左CK33番から落として正面ペナちょっと外7番シュートは上に外れる。決定機。28分、39番は左を突破してパスに32番シュートはDFに当たる。決定機。30分には左CKから11番回り込んで左ポスト直撃ミドル。結局前半は0−2で終了。向陽が引いて守るサッカーとしたら文教は前からどんどん取りに行くサッカー。ペースを握っていたし、なかなか面白い。
後半開始。43分、文教、左ドリブル突破から39番決めて1−2。47分、文教、中で潰れ11番が上に突き刺すシュートで2−2。なおも文教が押すが、徐々に前線の迫力がなくなってくる。京都橘は苦しいながらもどこか冷静で、ミスは少ない。文教は大胆な分、ミスも目立つが。そして文教が前掛かりになる中、60分、カウンターから京都橘10番が1対1を流し込み2−3と勝ち越す。62分には京都橘、右CKから9番決めて2−4。その後文教ががっくりペースを落としてしまい、京都橘が決勝進出を決めた。
力量的には互角だったし、さらに言えば向陽も含めた3校は互角だろう。おそらく聖母も。この第2集団の中からどこが抜け出すか?現時点では精華が大きくリードしているのは間違いないが、下がって守備の向陽、アグレッシブな文教、バランス重視の京都橘と個性も分かれていて、あとはどれだけ優秀な中学生が入るかにかかっている印象。
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