プリンスリーグは例年序盤戦はなるべく多くのチームを観ようと、２，３試合同時観戦を敢行している。むろんサッカーの楽しみ方としては邪道だが、大雑把に全体像をつかみ、徐々に細部に、つまり1試合に集中して観戦していく。第1節ならセントラル開催なので全チーム、チェックできたが、プレミア優先の為無理だったので、第２節は第１試合を２試合同時観戦、第２試合を１試合に集中する観戦方式である。
現在関西の高校サッカーは大阪がレベル・層の厚さともに圧倒的でプレミアに１校、プリンスに全１０校中６校を送り込んでいる。そして大阪府１部リーグもレベルが高い。その中でもここ１０年のスパンなら大阪桐蔭が最強だろう。ただし大阪桐蔭は底力が試されるリーグ戦にはめっぽう強いが、トーナメント戦にはまるで弱くてしばしばこける。大阪桐蔭と言えば、先日学校側の組織的裏金作りが問題になったが、影響はないだろうか？
プリンスリーグ関西第２節
大阪桐蔭高校−近畿大学附属高校
堺Ｓ２ ４月１９日 １１時 ピッチ良 曇り
大阪桐蔭 近大附
−−−川辺−−久光？−− −−−上村−−佐賀−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−岸本−−−−−
黒川−遠藤−−田村？伊藤 金沢−飯野−−梅垣−森田
田口−岡本−−實井−植田 −−−秦−高須−廣田−−
−−−−−上田−−−−− −−−−−角家−−−−−
大阪桐蔭 監督：永野悦次郎
ＧＫ １ 上田人志 180/64 97/04/10 ヴィッセル伊丹
ＤＦ ５ 田口創太 170/62 98/02/11 ＦＣ豊橋デューミラン
７ 岡本侑也 178/68 97/08/23 イルソーレ小野
４ 實井理音 177/66 97/04/30 柏田ＳＣ
３ 植田侃汰 175/63 97/08/27 アスぺガスＦＣ
ＭＦ ２ 黒川圭介 174/66 97/04/13 ヴィッセル伊丹
１３ 田村浩都
９ 遠藤祐馬 175/60 97/10/05 プログレッソ十勝
６ 伊藤伶惟 169/58 98/03/24 セレッソ大阪
ＦＷ １１ 川辺雄貴 177/73 97/05/17 柏田ＳＣ
１５ 久光海夏斗
近大附 監督：山田稔
ＧＫ １７ 角家成俊 177/73 98/01/29 進修サッカー団
ＤＦ ２ 秦秀斗 178/76 97/06/08 ヴィッセル神戸伊丹Ｕ−１５
５ 廣田翔 181/73 97/09/30 ＳＣ大阪エルマーノ
６ 高須勝也 180/74 97/04/18 ガンバ大阪門真ＪＹ
ＭＦ ７ 金沢利生 170/64 98/03/25 柏田ＳＣ
８ 飯野稜平 177/69 97/04/17 岩田ＦＣ
１０ 岸本洋明 169/63 98/02/09 ガンバ大阪門真ＪＹ
１１ 森田英樹 165/59 97/10/19 ガンバ大阪門真ＪＹ
１２ 梅垣赳流 172/68 97/04/04 ゼッセル熊取ＦＣ
ＦＷ ９ 佐賀智一 170/76 97/06/19 ガンバ大阪門真ＪＹ
１４ 上村皓弥 169/59 97/05/07 門真沖ＳＣ
立ち上がりから中盤を作ろうとする大阪桐蔭と、ロングボールを入れてくる近大附という、いかにも‘らしい’スタイルを見せる。近大附は３バックの中央��高須が素晴らしいロングフィードを持っている。また守備力も高く、なかなかの逸材だ。両ストッパーも守備は固いがパスは無難に繋ぐだけ。そして大阪桐蔭が高須に厳しく寄せ始めると、��飯野が下がって受け、やはりロングフィードを見せる。やはり強いボールを正確に蹴ってくる。��岸本はドリブルでの打開力と、やはりロングフィードを持っている。２トップは中に絞りウイングバックが高い位置に張り出し、ロングフィードを受ける体勢である。また近大附前線は激しくフォアチェックに行き、大阪桐蔭に自由に繋がせない。対する大阪桐蔭は中盤が確実に止めて蹴る技術はあるのだが、無難なプレーが多く、ゲームメイクできない。それでも��川辺が胸でもピタッと止める技術と身体を活かしたポストプレーでボールを納め、中盤が前を向いて受けることができる。��久光は動きまくり、近大附ストッパーの自由を奪う。�Π貌�、��黒川は正確なクロスがある。１３分、大阪桐蔭��黒川の左アーリークロスがゴール方向に飛びバーを叩く。１８分、大阪桐蔭�Π貌�が鋭いドリブルからクロスに��川辺ヘッド。大阪桐蔭、初シュート。１９分、大阪桐蔭�０貌�に警告。ラフ。近大附のロングボールにペースを握られていたので、わざと削りに行ったように見える。なかなかいい状況判断。２０分、近大附��飯野が右に展開、��森田、折り返すもクリアされる。２１分、大阪桐蔭、右ＣＫで�Π貌�の正確な右足キック、クリア。左ＣＫは��黒川が正確な左足キックを見せる。２３分、大阪桐蔭�ふ薜罎寮騎里淵侫�ードに��川辺が落とし、��久光突っ込む。２４分、近大附��高須のロングフィードを��佐賀が落とし��上村突っ込むも大阪桐蔭が二人がかりで潰す。２７分、大阪桐蔭、ロングフィードに��川辺も近大附��高須がナイスカバー。３３分、近大附��佐賀のポストプレーから�Ф眤瑤�切れ込むも大阪桐蔭�Р�本のスライディングタックルで止められる。左ＣＫへ。これを��高須が高いヘッド、上に外れる。決定機。４０分、大阪桐蔭�Π貌�に警告。遅延。結局前半は０−０で終了。決定機がほとんどないままだった。
前半シュート数２対５、ＣＫ数２対１、ＧＫ数４対４、オフサイド数０対０、クロス数２対２、ファウル数４対８、ＦＫ数０対１。
前半でピッチを後にするが何となく点が入りそうにないな、と思ったら最終スコアも０−０だった。大阪桐蔭は中盤で詰まり、後方でも回せなかった。今年は支配力が例年ほどではないか。しかし両サイドハーフと２トップはなかなか良かったので、シンプルにサイドを使えば面白い。近大附はボランチ��飯野の飛び出しをもっと生かせれば攻めが厚くなる。
公式記録
ピッチを移動する。こちらは前半１−１。プレミアから降格してきた東山とプリンスに昇格してきた金光大阪のカードだ。
プリンスリーグ関西第２節
東山高校−金光大阪高校
堺Ｓ５ ４月１９日 １１時 ピッチ良 曇り
東山 金光大阪
−−−−−西川�◆檗檗檗檗 檗檗欖嗅勝檗殀�崎−−−
−守屋−−大久保？�睫據檗 檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗�
−−−植田�◆歛舁梱◆檗檗仝綟�−奥野�◆飮嚇帖歉�山？
山本−内山−−粂井−常盤 城山−羽田−−谷山−佐藤
−−−−−大原？−−−− −−−−−�眤辞◆檗檗檗�
スタメン
東山 監督：福重良一
ＧＫ ２６ 大原晨陽
ＤＦ ２ 常盤凌吾 177/73 97/10/24 京都ＪマルカＦＣ
４ 粂井駿太 181/72 97/10/24 京都ＪマルカＦＣ
２１ 内山皓雅 172/64 97/07/29 京都ＪマルカＦＣ
３ 山本穂高 178/65 97/06/11 ＳＡＧＡＷＡ ＳＨＩＧＡ ＦＣ
ＭＦ １３ �睫旁魴宗 �172/59 97/08/24 京都サンガＦＣ Ｕ−１５
１４ 植田聡太 171/64 98/10/10 宇治ＦＣ
１８ 大雄一生 170/62 98/11/12 セレッソ大阪Ｕ−１５
１０ 守屋諒 173/67 97/04/15 ガンバ大阪ジュニアユース
ＦＷ ８ 大久保優
２３ 岸中基安 173/65 97/08/30 西ノ京中
ハーフタイム、岸中→１１ 西川聖基 171/72 98/06/12 Ｖｅｒｖｅｎｔｏ京都ＦＣ
金光大阪 監督：岩松哲也
ＧＫ １ �眤射ヂ析此�185/65 98/10/19 ＫＯＮＫＯ ＦＣ
ＤＦ ２ 佐藤壮太 174/66 97/07/30 サザンウェーブ泉州ＦＣ
３ 谷山洵貴 178/64 97/11/23 高槻七中
４ 羽田健人 185/72 97/07/07 千里丘ＦＣ
５ 城山和哉 173/62 97/09/16 京都サンガＦＣ
ＭＦ ６ 奥野圭亮 173/67 98/06/21 ガンバ大阪
７ 山田楓真 170/60 97/10/15 千里丘ＦＣ
８ 白川翔 167/55 97/09/06 伊丹ＦＣ
９ 上西達也 170/56 98/06/26 千里丘ＦＣ
ＦＷ １０ 貫名泰生 165/58 97/07/15 ＫＯＮＫＯ ＦＣ
１１ 尾崎功治 173/61 97/04/04 千里丘ＦＣ
ハーフタイム、８白川→１６ 小山涼大
９上西→１４ 後藤健太 168/56 97/08/12 ＲＩＰＡＣＥ ＳＣ
後半は東山の猛攻が続く。左の��守屋を起点に中盤を制圧し、右の���睫擇�飛び出す。��大久保はシャドー・タイプ。��植田の左足でのゲームメイクや�佳舁困離�レバーなポジション取りも光り、要するに中盤は全員いい。ＣＢも㉑内山が抜群のカバーリングが光る。金光はＣＢコンビが素晴らしい。�け�田はすでに知られた選手で、大柄で潰しやヘッドもいいがカバーが的確。相棒の�Ｃ�山も完成度の高い選手。この二人で鉄壁のインサイドを作る。一方で両サイドバックは運動量こそ豊富だが、守備面で弱く、おそらく攻撃参加が持ち味の選手だと思われる。中盤は交代出場の両サイドハーフが生き生きとサイドを狙い、��貫名もいい突破を見せるが、中は崩せない。５５分、金光�∈監�の裏を取った東山��西川がシュートは左ポスト、跳ね返りを再びシュートはサイドネット。超決定機。５６分、金光�Ｃ�山に警告。ラフ。��西川に足がかかった。左５０度３０ｍＦＫに��守屋が�し�井の頭を狙うが、金光�け�田にカットされる。６５分にも東山、左４０度３０ｍＦＫに��植田の左足も短くつないで失敗。７０分、東山、右サイドのボール、金光�ゾ觧海�身体を入れるが入れ方が甘く、当てられ右スローインにされる。これを素早く入れた東山、�佳舁困�右パス、金光触ったこぼれを��守屋が正面ペナ内からシュート、決まって２−１。完全に崩していた。直後にも東山��守屋がタメて裏に飛び込んだ���睫擇暴个垢�、金光�け�田が完全に読んでカット。金光は全くシュートがない。金光も��尾崎がペナ内で倒れるが明らかにＰＫではない。７５分、東山��守屋が左で金光�∈監�と１対１、タテに抜いて左クロス、���睫擴，傾�む。３−１。金光��尾崎→��星野祐作（172/59 97/05/11 ＫＯＮＫＯ ＦＣ）。ボランチに入り�Щ嚇弔�ＦＷに。山田はクレバーで安定していて使い勝手がよさそうな選手。中盤としては交通整理役、ＦＷとしては変化をつけるタイプで面白い。７９分、東山��守屋から���睫擇悄６盡��ゾ觧海�マークを見失い、受けた�睫擇�右シュート、上に外れる。決定機。８２分、金光�Ρ�野→�嘉�邉英祐（プログラムに記載なし）。ＦＷに入り、��貫名が下がる。８５分、金光��後藤がペナ内で倒れるが、これも明らかにＰＫではない。８６分、東山���睫擒�㉗池田昌生（プログラムに記載なし）、８７分、��大久保→㉘野村恭平（プログラムに記載なし）。結局３−１で試合終了。
後半シュート数は９（３）対０、ＣＫ数１対４、ＧＫ数３対４、オフサイド数０対２、クロス数４対１、ファウル数３対４、ＦＫ数３対０。東山の完勝だった。力の差を感じた。
ただ東山も手放しで強いとは思えない。全体に守備が甘かったと思う。金光も中盤のシンプルな捌きからサイドをある程度攻撃できていたし、プリンス上位勢の攻撃を封じられるか？そして高校総体京都予選では久御山の攻撃力は甘い寄せでは抑えられない。東山は勝負弱いイメージがあるし、強いチームは局面の守備が厳しい。この点で不安が残る。中盤は強力だから支配できるけど、劣勢の局面で粘り抜けるか？
金光はやることは整理されているが、ＣＢコンビ以外はパワー不足だった。今年も運動量重視のサッカーになりそう。
公式記録
関大一は高校選手権ベスト４に導いた佐野友章監督が他界されて２シーズン目。少しずつ特徴も変わってきたが、走るサッカーという土台は変わらない。走力プラスパワーで身体能力重視、中体連からも選手が集まる。対する大産大附は昨年リーグ２位でプレミア参入戦にも参戦した。今年も有力な優勝候補なのは予想される。ただトーナメントに弱い印象もあるチームだ。
プリンスリーグ関西第２節
関西大学第一高校−大阪産業大学附属高校
堺Ｓ２ ４月１９日 １３時３０分 ピッチ良 曇り
関大一 大産大附
−−−田中−−村上−−− −−−−−蔦岡−−−−−
−−−−−−−−−−−− −長谷川−瀧−−−朝倉−
平井−相根�⊂�坂田−梅田 −−伊集院−−杉山−−−
足立��橋本�◆飮核椨�岡崎 小野−奥野−−大杉−辻−
−−−−−近藤？−−−− −−−−−雛本−−−−−
関大一 監督： 芝中信雄
ＧＫ １７ 近藤史也
ＤＦ ９ 岡崎淳也 167/58 97/12/15 金剛中
５ 山本壱成 178/68 98/06/02 ガンバ大阪
１５ 橋本広幸 174/65 98/06/27 伊丹ＦＣ
４ 足立穂高 173/68 98/07/14 友渕中
ＭＦ ７ 小坂田知弥 168/61 97/04/27 セレッソ大阪西
６ 相根朝日 170/69 98/06/21 梶中
１４ 梅田健太郎 176/66 97/04/03 関大一中
１１ 平井陽裕 180/63 97/07/15 千里丘ＦＣ
１２ 村上怜 170/63 98/03/02 ディアブロッサ高田
ＦＷ １０ 田中啓太 176/68 97/10/02 ＦＣ ＴＩＡＭＯ
大産大附 監督：中西幸司
ＧＫ １ 雛本玲央 170/61 98/04/07 ＲＩＰ ＡＣＥ ＦＣ
ＤＦ ２ 小野来季 168/65 97/10/11 ヴィッセル神戸伊丹
３ 大杉哲也 169/63 97/05/29 尼崎東ミュートス
５ 奥野貴大 172/64 97/04/24 伊丹ＦＣ
６ 辻尚幸 171/61 97/07/27 セレッソ大阪西
ＭＦ ７ 朝倉豪 166/55 97/06/23 大阪市ジュネッスＦＣ
８ 杉山蒼太 169/56 98/03/17 東淀川ＦＣ
１０ 伊集院宏太 164/65 97/08/05 ヴィッセル伊丹
ＦＷ １１ 長谷川瑠希亜162/54 98/03/29 岩田ＦＣ
１４ 瀧あもる
９ 葛岡竜紀 172/69 97/07/02 枚方第一中
長谷川瑠希亜ってルキアと読むの？
試合開始直後から両チームの特徴が出て面白い。関大一は走力を活かしボールを追いかけ激しく当たりに行く。対する大産大附は小柄で当たりに弱いながらも細かい技術でかわしに行く。３分、大産大附�Э�山スルーパス、��瀧が右クロスに��蔦岡ゴールエリア内で合わせ損ねる。超決定機。５分、大産大附、左ＦＫ、�δ圓里�れいなキックも合わず。１３分、関大一、右ＣＫは中でカット。大産大附��伊集院、いい守備だ。１６分、大産大附��蔦岡ポストプレー、胸トラップから落とし��瀧ボレー、決まらず。１８分、大産大附��蔦岡がいいカットイン、入れて�Э�山詰めるも届かず。２０分、大産大附、��蔦岡、��伊集院、��瀧の細かいパス交換から瀧が左上を襲うシュートも外れる。ここまで大産大附、凄まじい力を見せる。２２分、関大一��田中の正確な左ＣＫ、大産大附クリア。そのカウンター、大産大附��蔦岡が１対１を仕掛けるが関大一��橋本カバー、そこに��朝倉はラフチャージ。注意。２５分関大一�セ核棔⊂紊�って凄まじいロングシュート、左上を襲うがキャッチ。伸びてくる弾丸シュートだった。２９分、大産大附バックパス、ＧＫに関大一��田中がよく詰め、ＧＫ�／�本のキックをブロック、ゴール方向に飛ぶがわずかに枠を外れる。雛本はタッチに蹴り出すべきだった。３０分、大産大附、左ＦＫ、��長谷川（左足）、�δ圈扮β�）が構え、辻のキックがファーに飛ぶが、関大一ＧＫ�蔚疇Ｃ討�。３３分、大産大附�ケ�野のロングフィードに�Э�山ハンド。３５分、大産大附、右スペースに出して関大一��橋本ファウルで警告。ラフ。ペナ右からＦＫ、��長谷川の左足キックはファーの伊集院へ、ＧＫ近藤パンチ。３９分、大産大附、右パスを��長谷川左足シュート、右に外れる。４１分、関大一�ぢ�立の左パスを��梅田が左隅に決めて１−０。４３分、大産大附、左パスに��蔦岡いい飛び出し、同じく飛び出した関大一ＧＫ�蔚疇�の前で触るがヘッドは左に外れる。決定機。４６分、大産大附��瀧が左から中へ、��長谷川のスルーパスに�Э�山左上に決めて１−１。前半終了。
前半シュート数４（２）対６（２）、ＣＫ数２対０、ＧＫ数６対３、クロス数２対２、ファウル数７対５、ＦＫ数０対３。数字をみると五分なのだが、大産大附ペースに見えるのは、決定機には至らないものの形は作っていたからだろう。関大一も懸命にボールを追って、大産大附の好きにはさせなかった。
ハーフタイム、関大一��村上→�Ｃ葦�啓太（168/61 98/10/30 大阪セントラル）。そのままＦＷ。このポジションは一番負担が大きい。最初から村上は飛ばせるところまで飛ばせ、と言った指示を受けていたのではないか？
４６分、関大一、左ＦＫ、��田中の左足、��岡崎強いヘッド、上に外れる。４８分、��岡崎スピードに乗った長いドリブル、最後タッチが大きくゴールラインを割る。５１分、大産大附�δ圓留Ε�ロスに��瀧がニアでシュート、セーブ。決定機。５２分、大産大附�Э�山、��伊集院、��長谷川とつなぎ左足ロング、上に外れる。５８分、大産大附��伊集院のスルーパス、��蔦岡シュート、セーブ、決定機、こぼれを�δ埀Ε�ロスに��長谷川ヘッド、外れる。大産大附ペースが続く。６１分、大産大附、スルーパスに��朝倉右クロス��蔦岡巧みなターンからシュート、左足も外れる。６３分、大産大附、��瀧→�鮎妥賃腟院淵廛蹈哀薀爐傍�載なし）。そのままシャドー。大産大附�Э�山は右利きだが両足使いで、細かい局面が見えている。６８分、関大一��平井に警告。故意。公式記録によると繰り返し。６９分、大産大附、繋いで�Ｂ膺�が裏に、飛び出した��伊集院が１対１を左足で右上へ決める。１−２。６９分、関大一�Ｃ葦�→��才木勇斗（169/69 98/04/17 千里丘ＦＣ）。交代選手を交代。戦術的意図は解らず。大産大附��長谷川→㉓森川祐貴（159/50 97/07/22 岩田ＦＣ）。７４分、大産大附��伊集院から��蔦岡、㉓森川とつなぎスルーパスは合わず。７４分、大産大附��伊集院→�け�湯大士（167/56 97/04/09 岩田ＦＣ）。８１分、関大一、左ＣＫ、��田中の左足をＧＫ触れず大外で��岡崎ヘッド、外れる。超決定機。８３分、関大一��梅田→��足立亘（174/63 97/09/08 石尾中）。この時間帯になっても関大一は前から追う。これに対し大産大附も走り負けない。ただ守勢に弱くパワー負けしている。８７分。大産大附��蔦岡→�曳�坐祐輝（171/68 97/09/01 寝屋川レグルス）。ロスタイム、関大一��平井→�馨�倉智哉（167/56 99/03/03 関大一中）。結局１−２で試合終了。
後半シュート数２対7、ＣＫ数２対３、ＧＫ数６対５、クロス数４対３、ファウル数７対５、ＦＫ数１対１。後半は大産大附の怒涛の猛攻が続いた。 間違いなく大産大附は大阪ではもちろん、全国制覇も狙える強さだ。この日観た大阪５校の中では一番よかった。プリンス関西参加チームならむろん全国制覇を狙える。しかし大産大附は優勝候補として警戒されたうえで、特別運に恵まれなくても優勝する力がある。細かいパスワークと攻守にわたり走力を活かし、スペースを有効活用。両サイドを活かすための中の繋ぎが見事だった。伊集院は攻守に奮闘しつつパスワークの起点に。杉山は両足スルーパスが効いていた。長谷川は左でタメを作ったり中に入って崩したりと、使って良し、使われて良しの好選手。関大一だって強いし、全国での実績もあるが、それを上回る力を見せた。今後が楽しみだ。
公式記録
