2015年03月21日(土) |
大垣フェスティバル 帝京大可児−香川西 西武台ー中京大中京 |
意外なことに大垣南公園は初の訪問である。大垣駅から東高前バス停で降りてひたすら南下、狭い道を通って公園に着く。運動公園になっているが、大垣市内は芝のピッチが多くて素晴らしい。枯れてはいるが、高校生が芝で試合できるのが当たり前の世の中になってほしいものだ。日本のあらゆる競技の中で、競技人口が多いのにサッカーほど不遇な環境のスポーツもないので。せめて土地のある地方では、今でも改善しつつあるが、高校総体や高校選手権予選は出来るだけ芝でやってほしいものだ。その環境は私の世代が整えねば。
大垣フェスティバル 帝京大可児−香川西 大垣南公園 13時40分 ピッチ悪 晴れ
帝京可児 香川西 −−−六一−−四五−−− −−−四五−−十番−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 四八−誰々−−九九−九四 八番−六六−−三二−三四 五九−五六−−三九−四三 五九−三七−−三番−六八 −−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
帝京大可児 監督:志津健一 香川西 監督:大浦恭敬
帝京可児はキーパーが持ったら味方に短く出して自陣から組み立ててくる。それに対し香川西はキーパーが持つとほぼ必ずロングパントと対照的。サッカーも帝京可児がポゼッション志向、香川西は敵陣10mから猛烈なプレスを掛け、バックラインを押し上げる。香川西で変化をつけられるのが8番。中盤はインサイドもどんどん飛出し、10番が快速でフィニッシャー。59番が右利きだが左足でも蹴れる左サイドバック。45番はヘッド強い。猛烈な香川西のプレスをかいくぐれず、帝京可児もロングボールとサイドチェンジが増えるが、キックが正確で、特に左の48番のキックがいい。シュートにも持ち込めている。そして26分、左クロスを決めて帝京可児先制!1−0。結局前半は1−0。真っ向からの力比べでした。
シュート数7対4、GK数4対6。お互いに敵陣深くまでボールを運べていた。ただし香川西は運動量が多すぎて70分間持つ気はしない。この日2試合目だし。かといって選手を次々に代えると、試合には勝ててもプレスサッカーのチェックにはなれないし。
後半も一進一退。共に深い位置まで攻め込める展開が続く。香川西は8番の左足が脅威で、3番のラインコントロールも的確。25分、帝京可児、91番のドリブルから折り返し、61番シュート、決まって2−0。その直前にもバーを叩く決定機があった。香川西のプレスが緩み、帝京可児が回し始める。後半ロスタイム、45番のミドルが左隅に突き刺さり、帝京可児が3−0で勝利した。
後半のシュート数は6対6。
帝京可児の勝因はイージーなミスが少なかったこと。CBがノーミスで、香川西のプレスをいなし、正確に味方に出していた。香川西もシュートは撃てていたし悪くない内容だったのではないでしょうか?点差はついたけど互角だと思いました。両校とも全国制覇狙ってほしいです。
大垣フェスティバル 西武台−中京大中京 大垣南公園 15時10分 ピッチ悪 晴れ
西武台 中京大中京 −−−十九−−十五−−− −−−六二−−四六−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−四四−−−−− 三番−十二−−七四−六番 三十−七四−−三二−五一 十三−四番−−七番−三三 −−三六−三七−四五−− −−−−−誰々−−−−− −−−−−三一−−−−−
西武台 監督:守屋保 中京大中京 監督:岡山哲也
ベンゲル・グランパスを支えた岡山さんが監督になった中京大中京は3バックながらバックラインを押し上げ、空いている味方を確実に使うパスサッカー。対する西武台が王国・埼玉の風を吹かせない、謙虚で相手に合わせたサッカー。激戦区にあって、相手の適応しなければ生き残れないのかも、と思った。1分、中京大中京、46番が裏を取り無人のゴールに押し込む。1−0。西武台は6番の右足や7番のフィードが武器なのかな?7番は高さもある。3番も速くてクロスあり。組織力では中京大中京だがイマイチ個性が出せていない気がする。12分、中京大中京36番がけがで41番イン。西武台は次々にクロスを入れる。前半は0−1で終了。互角だと思った。
後半に入る。41分、中京大中京の左FK,41番ボレーで決めて0−2。その後両者決定機を決め切れず、時間が過ぎていく。55分、中京大中京、44番のFKを46番がヘッドで逸らし0−3。67分、中京大中京、左からの崩しを誰か?決める。0−4。72分、44番の左クロスを96番決める。0−5。結局0−5で中京大中京が勝利。
後半シュート数は5対9。5点差がついたのは流れの問題で互角だと思いました。ただ両者第1試合ほどの力は正直ないかな、と。組織力は高いけど、強烈な個がいない。特に激戦区の西武台は大変だろう。
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