2015年02月01日(日) |
京都高校新人戦決勝トーナメント1回戦 洛星ー平安 |
京都高校新人戦はグループリーグが終わり、この日から決勝トーナメントである。ともに4チームリーグに入り、洛星は山城とのブロックで山城と引き分け、2勝1分けで得失点差で1位突破、対する龍谷大平安は京産大附属に敗れ2勝1敗で2位通過である。
京都高校新人戦 洛星高校−龍谷大平安 洛星中学・高校グラウンド 13時30分 小雪 土 ピッチ悪
洛星 龍谷大平安 −−−七番−−五六−−− −−−十番−−十一−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 三一−二二−−十番−二六 七番−二一−−十四−十六 四十−二番−−五番−六番 三番−十五−−二番−四番 −−−−−二一−−−−− −−−−−十二−−−−−
雪を吸ったどろどろのグラウンドで馬力のいるコンディション。龍谷大平安はパワフルな10番目がけてロングボールを送ってくる。この10番、自ら体を当てて突破してくる。対する洛星は繋ぐ意識が高く、サイドバックも上がり、サイドにいいボールが出るが、突破力がない。あとゴールキックが不正確で、龍谷大平安が狙っている。8分、龍谷大平安、左クロスにファーの10番が待ち構えるが、前でカット。9分、龍谷大平安16番が切れ込み裏の10番に出すがオフサイド。12分、洛星、26番が見事なカットイン、左に出し31番へ、しかしDFを抜けず逸機。13分、カットが31番へ、強引にクロスに行くが止められる。14分、龍谷大平安、裏にだし7番が飛び出すも洛星GK飛出しカット。16分、龍谷大平安、タテにだし10番が馬力のある突破で洛星DFの当たりをもろともせず、右の16番へ、右フリーシュートが決まって0−1。17分、龍谷大平安14番の左CK右足がファーの10番へ、力強く切れ込むが右CKに逃げる。洛星、7番いい突破から左の56番へ、しかしクロスはゴールラインを割る。26分、龍谷大平安16番が突破から中にだし14番シュートは右に外れる。29分、洛星、10番の右クロスに26番潰れて後方フリー化と思いきやファウル。30分、龍谷大平安、11番が左をスピード豊かに突破、シュートが決める。0−2。洛星はボールを回せるのだが、最後の突破がないためにシュートを撃てない。足を取られるケースも目立つ。対照的に龍谷大平安はシンプルに前線に送り、突破力を活かすサッカー。ピッチ状態に向いている。32分、洛星31番タテ突破から左足で左クロスもカットされる。直後の裏へのスルーパスは龍谷大平安GKがキャッチ。34分、洛星56番→8番。相棒の7番がテクニックがあるタイプなので56番は泥臭さを期待されていたのだろうが、ボールに絡めなかった。35分、洛星、右FK2番のボールに7番飛び込むが龍谷大平安GKパンチ。結局前半は0−2。
シュート数0対5、CK数0対4、GK数2対3、オフサイド数0対4、クロス数2対2、ファウル数4対3、FK数0対0。洛星はバックラインを押し上げ、中盤もよく回していたが、突破力があるのが26番と7番くらいで、あとは重いピッチに苦しんでいた。龍谷大平安は3番の左足ロングフィード、16番の突破力。10番のパワー、11番のスピードが光っていた。
ハーフタイムで洛星40番→23番。23番はボランチで、10番が左CBに下がり、2番が左サイドバックに回る。38分(後半3分)、洛星22番の右クロスに8番ヘッドも頭頂部に当たり上に外れる。決定機。40分、洛星31番左クロス、カットも再び左クロス、左CKゲット。これは10番シュート、ブロックを7番シュートも外れる。決定機。43分、洛星26番がスペースにスピードに乗った突破、龍谷大平安7番ファウルで警告。故意。44分、龍谷大平安10番がまたも力強い突破、何とかカット。47分、洛星、左CK、ファーで落として7番シュート、左隅に飛ぶが龍谷大平安GKキャッチ。48分、洛星8番の左FK、ゴール方向に飛びGKキャッチ。49分、洛星、左カットインから7番が右サイドネットに叩き込む。1−2。ゴール裏観戦からの逆サイドなので不確かです。洛星の攻撃意識が高まり、龍谷大平安はますますタテに蹴るサッカーになる。洛星10番の右クロス、クリアして右CKに逃げる。53分、龍谷大平安、裏に3番飛び出すが10mはオフサイド。直後に龍谷大平安、16番右突破からクロスはGKキャッチ。59分、洛星31番、シュートも勢いなくGKキャッチ。この時間帯、洛星はサイドバックがどんどん上がる。特に左サイドバック2番のスタミナは素晴らしい。62分、洛星26番右シュートも龍谷大平安GKがナイスセーブ。決定機。64分、洛星ロングボールに2番が弾丸左クロスもGKキャッチ。66分、洛星10番から2番へ、左クロスに7番ヘッドもGKキャッチ。決定機。更に8番から裏の7番に出るが、GKキャッチ。67分、龍谷大平安7番→9番。69分、洛星2番のスルーパスに7番飛び出すがカット。70分、洛星2番(タカギ)→18番。2番はよく走ったし、攻撃意欲を失わなかった。この時間帯、龍谷大平安は無理目なシュートを次々と放ち、時間を稼ぐ。終了間際洛星、裏に浮き球ロングパスが7番に通り、トラップは良かったが、その後の処理を誤りシュートならず。結局1−2で龍谷大平安が勝利した。
後半のシュート数は9(5)対6(1)、CK数2対2、GK数7対3、オフサイド数0対3、クロス数9対2、ファウル数4対9、FK数3対0。完全に洛星ペースだったが、ゴール前で精度を欠いた。繋ぐサッカーだし、雪が降らず、ピッチ状態が良ければ、と惜しまれる。しかし龍谷大平安は2トップが良かった。10番のパワーはこのレベルでは別格だった。CFとしてポストプレーが得意なタイプかと思ったが、サイドに開いてのプレーも光った。よく考えて、相手の弱点を突くサッカーが出来ている。11番もなかなか。洛星はゴール前でのプレー精度を欠いた。勝負を分けるのは最後はゴール前のテクニックだから。7番を活かす強靭な選手がいればいいのだが……。
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