高校総体女子は男子と異なり、1県1代表ではないので、都道府県予選の後、地域予選が行われ、全国16代表が決まる。関西は2枠。近畿大会が予選を兼ねており、6代表によるトーナメントで準決勝の勝者2校が全国に行く。したがって準決勝が一番重要なゲームである。関西の現状は兵庫の日ノ本が全国高校総体2連覇の強豪で、これを大阪勢と京都精華女子が追う。この3校の争いだから、組み合わせは大きなカギを握る。他の高校は戦力的に極めて厳しい。前年度の成績から日ノ本と大阪代表の桐蔭がシードで準決勝から登場。そして両者と互角に戦える精華が桐蔭と同じブロック。1回戦は当然のように精華が11−1で圧勝した。
近畿大会 女子 準決勝
大阪桐蔭高校−京都精華女子高校
下鳥羽公園 6月22日 11時 良芝 曇
桐蔭 精華
−−−呉屋−−永野�◆檗檗 檗檗檗檗歟�口−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−中松−−−−−
持田−田中ち��村松��中山 金塚��園田−−田畑�〇害辞�
足立�‐綫勝欖篋�−田中楓 木原�〜胃掘檗歔粟遶‐�路��
−−−−−森田−−−−− −−−−−高野−−−−−
桐蔭 監督:天野泰男
GK 1 森田有加里 3年 170/62 大阪COSMO.FC
DF 5 田中楓子 3年 152/49 FC VICTORIES
2 岩根有香里 3年 160/50 奈良育英Jr
4 上西可奈子 3年 164/54 Belo.La日�癸藤�
3 足立智佳 1年 156/49 殿馬場中
MF 6 中山さつき 3年 151/43 大阪COSMO.FC
8 村松夏帆 2年 160/49 名古屋FCレディース
11 田中ちひろ 2年 156/52 大宮中
7 持田なな 3年 163/54 スフィーダ世田谷
FW 9 永野未紗樹 2年 155/54 シロキFCリベルタ
10 呉屋絵理子 3年 164/53 宝塚エルパイレL.F.C
精華 監督:越智健一郎 前所属記載なしは京都精華女子中
GK 1 高野有希 3年 164/58
DF 16 小路葉都紀 2年 151/44
11 前川恵里佳 1年 163/53
6 前澤彩香 3年 156/47
14 木原杏 1年 165/50
MF 19 山下えりい 2年 165/56
13 田畑春菜 1年 156/51
10 園田瑞貴 3年 164/49
7 金塚咲恵 2年 158/50
FW 8 中松瑞月 3年 155/46
9 谷口木乃実 3年 165/56
立ち上がり、桐蔭はバックラインで大きく回す。そしてピッチを大きく使いスペースを連動して作って空いた選手を使う。対する精華は細かい技術を駆使して局面打開を図り、詰まれば大きく展開する。ショート、ショート、ロングの印象。2分、桐蔭�γ羯海�右クロス、大外で�Щ�田がダイレクトもGKセーブ。決定機。大きな展開でフリーになった。7分、�γ羯海�切れ込んで右クロスに��呉屋シュートもワンタッチあり右CK。桐蔭はCKやセットプレーに様々なパターンを用意しており、最初はGKの近くに大勢固まる形。精華は谷口がサイドに流れて起点を作り、味方の上がりを待つか、スピードを活かしたドリブルでそのままサイドを破る。11分、精華��園田が巧みなキープから左足スルーパス、��谷口が流れて受けるが桐蔭DFカット。14分、桐蔭��村松が苦し紛れのミドル、右CKになる。これは�Щ�田が担当。桐蔭は��呉屋か�Щ�田がセットプレーを担当。18分、精華��谷口がサイドに流れて受けて右を突破、クロスに大外で�鎧害爾�ファーで蹴りこむ。0−1。精華は��園田が細かいプレー得意で左足のパスやキック力が素晴らしい。��田畑はサッカーセンスの塊ですね。攻守に効いている。桐蔭は�Щ�田がボールを持てて切り返しが深く、右利きだが左足でも蹴れる危険な選手。��呉屋は身体が強く起点になれる。20分、精華、��園田が左スペースに突っ込み、クロスに�Щ�田飛び込むが届かず。これもショート、ショートとつないでいる間に園田が上がり、一気にロングだった。22分、桐蔭�γ羯海�潰して、左の��呉屋へ、タテに仕掛けて左クロスも届かず。決定機。27分、桐蔭��呉屋が受けてターン、1対1もGKブロック、こぼれに��村松スライディングで突っ込むもファウル。GKに激突し、高野が肩を負傷。どうやら無事のようだ。28分、精華��園田に警告。異議。35分、桐蔭�Щ�田がドリブルで突っかけ力強いミドルもバー。決定機。直後に左からカットインした�Щ�田が弾丸ミドル、右サイドネットに決まる。1−1。スーパーゴールだった。結局前半は1−1で終了。35分ハーフ。
前半のシュート数は8(5)対1(1)CK数4対0、GK数2対7。組織力に勝る桐蔭がやや押していた。無理目なシュートも多かったので、決定機に大差はないが。あと桐蔭のGK森田は安定感や存在感があって、精華はシュート打ちにくそうだった。
後半1分、精華、左CKで��園田が左足で蹴るが、GK森田が安定感あるキャッチ。キックも伸びる。4分、精華�Ф眥佑�左クロス、桐蔭DFが処理ミスして��園田がシュートもGK森田ブロック。5分、桐蔭、右CKで�Щ�田のキックにニアで��呉屋が走り込みヘッドもDFクリア。決定機。桐蔭のRB�ヅ鎮翩�はタフでアップダウンを繰り返す。LB�B�立はクレバーで前の�Щ�田を活かしつつフォローし、サイドで有効にプレー。8分、桐蔭�γ羯灰◆璽蝓璽�ロスに精華DF処理ミス、��呉屋バランスを崩しながらシュート、無人のゴールに入るかと思いきや左に逸れる。超決定機。13分、桐蔭��呉屋がタメて�γ羯海悄�右クロスにファーでシュート、外す。17分、精華、ベンチの指示で��谷口が右ハーフに、�鎧害爾�ワントップ、��中松が左ハーフに、��園田がトップ下。22分、精華�Ф眥佑�右へスルーパス、��谷口が裏を取り出てきたGKの上を抜き決める。1−2。25分、精華�鮎�路に警告。足に入った。ふと見ると精華��中松がトップに上がり、�鎧害爾硲殴肇奪廚鯀箸鵑任い襦1狹弔�ボランチ。28分、桐蔭�Щ�田が右CK、GKパンチも��村松シュート、DFブロック。更に��岩根が左クロス、シュートは右に外れる。33分、桐蔭、左CKで�Щ�田のキックはファーで��呉屋にぴったり合い、ヘッドが突き刺さる。同点!2−2。35分には精華が右CK、��園田の左足も中に合わず。結局2−2でタイムアップ。試合は引き分け。全国への切符はPK戦に委ねられた。
精華��谷口、成功。左隅。
桐蔭�Щ�田、失敗。左ポストを叩く。
精華�α胃掘∪�功、左隅。GKに触られるがゴールイン。
桐蔭��呉屋、失敗。左に蹴るもコースが甘くセーブされる。持田のポストが意識にあったか?
精華��中松、成功。左隅。なお最初は右ポストを叩くが、桐蔭GKが先に動いたとしてやり直しだった。
桐蔭�B�立、成功。逆をついて右。
精華�鎧害次∪�功。左隅。
結局PK戦3−1で精華が全国への切符を手にした。昨年は日ノ本にPK負けで全国切符を逃したのだし、幸運の神様は公平だった、ということか。
スタメンの選手の一言コメントを
桐蔭
�� 森田:長身で存在感があった。技術的にも安定していた、精華のCKは決まる気がしなかった。キックもよく伸びるし。ポテンシャルを感じた。失点はノーチャンス。
�ヅ鎮翩�:タフで忠実で攻撃力も高いいいRB。
��岩根:キックが正確でビルドアップの起点になった。
�ぞ綫勝�力強い守備が光った。精華の谷口に対抗する頭脳も光った。
�B�立:クレバーでサッカーセンスが光った。ただパワー不足で谷口のパワードリブルを止められなかった。まだ1年生とは驚きだ。
�� 中山:タメを作れてゲームメイクセンスのある選手。足元の技術は見事。
�� 村松:思い切ったプレーはサッカー向きの性格を感じさせる。
��田中ち:こちらは堅実。確実に捌いた。
�Щ�田:エース。深い切り返し。鋭い弾道のキック。力強いドリブル。大学行くなら即レギュラークラス。
�� 永野:常にスペースをうかがう選手。出来ることと出来ないことがわかっている。
�� 呉屋:力強いプレー。典型的なCF。持田との阿吽の呼吸が桐蔭の形だ。
精華
�� 高野:PK戦では桐蔭のGKが森田なだけに不利かと思ったが自信満々だった。味方に安心感を引き出すカリスマ性みたいなものがある。必ずしもプレーは安定していなかったが。
�鮎�路:攻撃力が高い。起点にもなれるし機動力もある。持田には苦戦したがいい経験になっただろう。
�� 前川:潰し屋としての才能が光った。呉屋をよく潰した。
�α胃掘Д�バーが早い。非常にクレバー攻撃の起点にもなった。
��木原:この選手は大化けする気配がある。前澤のカバーに助けられ守備は甘かったが、攻撃センスが光った。
�鎧害次Ч況發遼�能選手。ボールを受けるセンスが良かった。突破力もあるが、FWぬ向いていると思った。
�� 田畑:安定した選手。サッカーセンスが抜群。守備でも効いていた。
��園田:絶対的エース。細かい足元での技術に加え、飛び出せて、守備でも頑張る。左足のキック力もある。将来が楽しみ・
�� 金塚:視野の広い選手。ボランチの適性がある。木原もよく活かした。
�� 中松:飛び出すセンスがある。しかしシュートを撃てず。
�� 谷口:力強い突破が光った。スピードもある。上のレベルだとサイドハーフか。
近畿大会 女子 準決勝
八幡商業高校−日ノ本学園高校
下鳥羽公園 6月22日 13時30分 良芝 曇
八商 日ノ本
−−−竹内� 殄拇帖檗檗檗 檗檗檗檗歛臙檗檗檗檗檗�
−−−−−吉田−−−−− −池尻−−八坂−−中田��
−澤井� 蘖�山−−辻�◆檗 檗檗殃芯有 鬱氾帖檗檗�
駒沢�々眥圈檗歹善福欅貌��^霤帖歟歛次檗殱�武−渡部
−−−−−土居�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗殘敝奸檗檗檗檗�
監督:吉田和弘
GK 1 土居美森 2年 168/50 前登録なし
DF 20 伊藤愛海 1年 165/55 水口中
5 徳永澪 3年 165/55 前登録なし
6 高辻美加 3年 165/50 長浜東中
18 駒沢優香 1年 168/55 ルネスレディース
MF 8 奥山紗帆 3年 168/55 城東少年団
15 辻幸由季 2年 165/55 甲賀中
16 澤井絵理沙 1年 165/55 栗東リブロFC
11 吉田真生 2年 165/55 伊賀くノ一
FW 10 冨田千夏 3年 165/55 甲南中
17 竹内夏美 1年 168/55 栗東リブロFC
日ノ本 監督:田邊友恵 全選手前登録記載なし むろん全員経験者
GK 1 木付優衣 3年 164/58
DF 4 渡部那月 3年 160/53
3 國武愛美 3年 161/54
2 竹村美咲 3年 161/54
5 稲田佳奈 3年 162/54
MF 6 吉田凪沙 3年 166/54
7 平塚万貴 1年 161/54
16 中田有紀 2年 162/45
10 八坂芽依 3年 158/45
9 池尻茉由 3年 164/54
FW 11 大竹麻友 3年 164/59
八商の体格データが異常に大柄だ。過大申告ではなかろうか?部員数の少ない高校がこんなに大柄なわけがない。実際こんなに大柄にもパワフルにも見えなかった。
さて日ノ本だがピッチを大きく使い、どこからでもゲームを作る。��八坂がトップ下で柔らかいパスを出しゲームを作るが、彼女一人でゲームを作るわけではなく、��平塚も正確なキックでゲームを作り、吉田がパワフルな身体を活かして潰し屋として活躍するが、キック力を活かしたゲームメイクも得意。CBの前でゲームを作る。CBも高いポジションで��竹村が左足ロングフィードでゲームを組み立てる。�庵翕弔話罎貌�ってゲームメイクに加わり、要するに八商は潰しどころがない。2分、��八坂がゴール前のこぼれを拾って無人のゴールに流し込む。4分、��八坂のスルーパスに��池尻シュートも正面。6分、��竹村の左足フィード、�庵翕弔�カットイン、��大竹に出して決める。0−2。八商�ア��亜�ペナ左FKで��八坂、ファーサイドネットに決める。0−3。給水タイムを挟んで、��八坂カットイン、�庵翕張轡紂璽箸論橘未發海椶讚�大竹決める。0−4。18分、�Φ氾弔�展開、��池尻が左クロス��平塚に届かず。23分、��大竹スルーパス��八坂がGKを外してゴール。0−5。35分、��八坂から�庵翕張好襦璽僖広グ霤弔�1対1、左ポストを叩き�庵翕跳茲瓩襦�0−6。前半は0−6。
前半シュート数0対16(11)GK数8対2、クロス数0対12。
ハーフタイムで日ノ本��大竹→��原優香 (2年 156/49)�Φ氾帳���鈴木綾香(3年 156/43)
いきなり��池尻が左フリーシュート、左に外れる。決定機。日ノ本は4−1−4−1に変更。
日ノ本
−−−−−大竹−−−−−
鈴木−池尻−−八坂−中田��
−−−−−平塚� 檗檗檗�
稲田−竹村−−國武−渡部
−−−−−木付−−−−−
3分、鈴木左シュート、GK触るが左隅に決める。0−7。5分、�庵翕帖�右に流れクロスに��池尻ヘッド、これもGKよく触るがゴールイン。0−8。7分、��平塚のスルーパスに池尻��ポストプレ、�づ鷲凜轡紂璽函∈犬乏阿譴襦7萃蟲 �10分、日ノ本�づ鷲瑤留Ε�ロスに��池尻飛び込んでシュート、決まって0−9。13分、日ノ本、左FK、��八坂がずらして��鈴木シュート、わずかに左に外れる。18分、日ノ本�グ霤帳�㉑上村彩華(1年 152/49)20分、スルーパスに��鈴木左シュート、右隅。0−10。28ふん、左クロスを㉑上村決める。0−11。26分、八商��高辻→��橋本京佳(3年 168/55 城東少年団)27分、�T�武のスルーパスに��八坂左隅に決める。0−12。29分、日ノ本�庵翕帳�㉓(プログラムに記載なし)結局30分でバスの都合から会場を後にする。当然ながら日ノ本は勝ち。全国行き&決勝進出を決めた。
スタメンの選手評を
�� 木付:声でバックラインを統率。ただし守備機会がなかったため能力は判らず。
�� 渡部:SBを高く上げる戦術で、しかも前の中田が中に絞るため攻撃センスが出た。スタミナも見事。
�T�武:何気なく出すパスの弾道が見事。シンプルなパスが確実だった。
�� 竹村:左足のフィードは超高校級。身体も強い。
�� 稲田:素晴らしいオーバーラップからのカットイン。ケガのため?外れている万屋のポジションなので穴かと思ったが、むしろストロングポイントに。
�� 吉田。強靭な身体を活かして潰し屋ボランチとして八商の攻撃を未然に防いだ。引いてからの強烈なミドルパスでの組み立ても見事。戦術上の要。
�� 平塚:ゲームメイクセンスが光った。吉田とのコンビは関西最強ボランチか?
�庵翕帖Ч脅蕕吠各�。それもただの頑張り屋ではなく、クレバーなポジショニングが光った。中に入ってのゲームメイクも光る。
�� 八坂:柔らかいパスを出す。取れそうで取れない。飛び出すセンスも抜群。
��池尻。タテに勝負したりカットインしたり、サイドの専門家のイメージ。
�� 大竹:体格を活かして前線で起点になった。技術的にはまだこれからだが。