サッカー観戦日記

2014年04月05日(土) 関西学生リーグ第1節 大体大−同大 阪南大−大教大

例年、春は関西学生リーグが開幕してから始まる印象がある。ようやく暖かくなり、かといって寒さもぶり返したりと気候がめまぐるしく変わり、服装に注意が必要な時期である。この日は雨の降る可能性があったので、折り畳み傘も用意し、リュックの中の本はビニールで縛れる状態にしてJ−GREEN堺に向かう。住之江公園から徒歩コース。大和川沿いを河が逆流する様や鴨が戯れているのを見ながら歩くのが楽しい。

11時から開会式が始まり、要人の挨拶があった。奈良産業大学の西田先生はこの日決勝に勝ちU−17女子代表(リトルなでしこ)のことを引き合いに出し、関西から日本のサッカーを盛り上げていく、という趣旨の発言をした。




第1節は前年上位と下位との対戦カードとなる。つまり前年度関西学生リーグ王者・インカレ王者の大体大と、2部から昇格してきた12位扱いの同大のカードだ。同大は下級生主体のチーム。とはいえ、大学自体のネームバリューから、好選手は揃っている。1年生も3人出場。特に安井は左利きのドリブラーで、高校時代は3人いようとかまわず抜いていける選手だった。右サイドでの起用、というのが工夫か。松井は桐光学園全国ベスト8の立役者で有名選手だった。パスセンスが素晴らしい。迎え撃つ大体大は全日本大学選抜のストライカー澤上がいる。1年から中心選手で長身選手らしい打点の高いヘッドと身体の強さ、広いシュートレンジを持っていて、関西では関学大の呉屋と双璧をなす点取り屋である。村上も関西ナンバー1キーパー。草津東時代から高く評価してきた。

14年4月5日
関西学生リーグ第1節
大阪体育大学−同志社大学
堺S1 4月5日 12時 ピッチ良 曇り 

大体大          同大
−−−池上�◆毯珪絖�−− 鶴崎�◆檗歙沼実鶚�−安井��
−−−−−−−−−−−− −−−松井�◆殄鏡亅�−−
久保田�T�吉��山田貴安田��−−−−−宮本−−−−−
坂口−秋山�∋嚇賃膈∋蓋� 平田�J\遶 殤妥牒�中山��
−−−−−村上−−−−− −−−−−小出−−−−−

大体大 総監督:坂本康博
GK  1 村上昌謙  185/79 4年 草津東
DF  2 山口幸太  178/76 4年 四日市中央工
   12 山田大地  185/72 2年 東海学園
   13 秋山拓也  184/72 2年 愛知産業大三河
    5 坂口豪   171/63 4年 セレッソ大阪U−18
MF  7 國吉祐介  179/75 3年 四日市中央工
    8 山田貴文  173/65 4年・主将 日章学園
   15 久保田駿斗 171/61 3年 長崎日大
    9 安田圭佑  170/64 3年 京都両洋
FW  6 池上丈二  165/60 2年 青森山田
   10 澤上竜二  181/76 3年 飛龍
リザーブ
GK 21 野坂浩亮  185/78 2年 青森山田
DF  4 塚本健介  184/73 3年 久御山
   17 後藤虹介  178/72 2年 飛龍
MF 16 池田竜太  173/67 2年 三重
   25 佐藤亘将  177/72 3年 東海大付属第五
   18 足立拓眞  172/61 4年 久御山
FW 11 金亨勲   175/73 4年 安東  

同大 監督:望月慎之
GK  1 小出直紀  181/75 4年 渋谷幕張
DF  2 平田雄己  168/64 3年 滝川第二
   28 福川和希  180/70 1年 ガンバ大阪ユース
  115 和田健人  184/71 2年 修道
  124 中山大二朗     1年 東海大仰星
MF  8 宮本龍   174/69 4年・主将 山梨学院
   14 松井修平  171/64 2年 桐光学園
   18 俵石直哉  174/67 3年 大阪桐蔭
FW 30 安井修平  179/64 1年 東海大仰星
   20 鶴崎光   171/65 2年 ヴィッセル神戸ユース
   16 西村拓馬  161/59 3年 セレッソ大阪U−18
リザーブ
GK 21 小池洋平  187/80 4年 奈良一条
DF 13 山本大地  177/70 4年 久御山
   99 亀矢裕介  163/57 2年 常総学院
MF 86 天野大造  181/75 3年 守山
   64 高橋周平  165/61 3年 高崎
FW 55 岡村悠矢  182/78 2年 暁星
   10 白石健人  170/68 4年 東山

立ち上がり、大体大が素早いパス回しでペースをつかむ。3分、同大のペナチョイ外でのハンドで正面18mFK。これを��澤上(左足)と�γ咯紂扮β�)が構え、池上が狙うも上に外れる。決定機。7分、大体大、裏を突き、同大28福川? 115和田?が倒しPK。澤上の左足は右に飛ぶもコースが甘く弾かれるが、こぼれを自身が蹴り込み。1−0。大体大は�г�吉が相手をよく見て逆を突くドリブルやキープで起点になり、大味なサッカーにならない。�∋蓋�も細かいドリブル多用。澤上は流れて受けて突っかける流れが見事。対する同大は20鶴崎のカットインから�∧薪弔魍茲�す。また、この平田は守備でもポジショニングが抜群で、大学レベルで完成された選手。�粟沼実鵑賄按貪�に裏を狙う。また��松井はあらゆるタッチの柔らかいパスを出し、展開力もあり、攻撃の中心になる。30安井は右サイドに慣れていないのか、カットインもなければ、パスの判断もよくなく、不発気味。10分、同大��松井のポストから30安井が右からシュート、ワンタッチあって左に外れる。14分、再三裏を狙っていた�粟沼実鵑�CBの間を突き、後方からのボールに飛び込みシュートはブロックされるも、こぼれを�寡鏡个�蹴りこむ。1−1。15分、同大�┻榾椶�サイドチェンジ、一気に左の�環畉蠅悄▲�ットインし、その前を左斜めにダイアゴナルランした��松井が受けて1対1を冷静に決めて1−2。
18分、大体大、左45度30mFK、�γ咯紊�狙うも逸機。23分、大体大��安田のポストから��澤上左足ミドル、右に外れる。同大の守備は前々へとどんどん飛び込む守備で、勢い任せな部分はあるけど、それがインターセプトにつながり、大体大のパスを封じる。また裏へのボールの対応もいい。28分、�環畉蠅�持ったところを大体大チャージに行くが、逆に吹っ飛ばす。直後にも��松井のスルーパスに�∧薪弔�左クロス、カット。33分、大体大左クロスを��澤上ワントラップボレーは上に外れる。同大CB陣はしばしばマークを見失う。澤上の上手さもあるけど、115和田はまだまだ厳しいと思いました。33分、同大�┻榾椶離潺疋襪論橘未鯑佑�。34分、同大�粟沼爾離櫂好肇廛譟爾�ら�環畉螢轡紂璽箸魯屮蹈奪�。直後にも大体大��安田のカットから�г�吉右クロスに中で�粟沼実鹽櫃譴襪�PKならず。単にパワー差で倒れたように見えた。41分、同大115和田が自陣で持っているところを澤上に掻っ攫われ、GKと1対1に、これを難なく決めて2−2。同大は声が出てないのもあったが、和田痛恨のミス。44分、大体大カウンター、サイドチェンジで左の久保田へ、シュートは右に外れる。決定機。45分、大体大�∋蓋�に警告。ラフ。結局前半は2−2で終了。

前半のシュート数は8(3)対6(5)、CK数2対3、GK数1対4、クロス数7対2、ファウル数3対11、危険な位置でのFK数3対1。同大のファウルが多かったのは、飛び込む守備からで、決して汚いサッカーというわけではない。クロス数が大体大が圧倒していたのは、サイドを崩していたからではなく、澤上というターゲットがいたからだ。同大のCFは小柄な西村拓なので、簡単に上げるわけにはいかない。若干大体大ペースの感はあるが、同大の左サイドの平田、松井、鶴崎は生き生きとしていた。

後半開始。大体大は左右のCKを�γ咯紊�蹴る。53分、同大124中山の裏を取った��久保田シュート、セーブ、こぼれを�γ咯絅轡紂璽函△海譴皀察璽屐7萃蟲�2本。同大キーパー小出の好反応だった。55分、大体大スルーパス、�┿嚇張轡紂璽箸皀察璽屬気譴襦�56分、大体大、混戦の持ち込むがシュートは全部ブロックされる。56分、大体大��久保田→��金。。FWに入り、池上が左ハーフ。61分同大�粟沼実鵝▲瀬ぅ咼鵐阿之拗陝�64分、同大�粟沼実鵞�55岡村。小柄なCFで裏狙いから長身CFに当てるサッカーにモデルチェンジ。67分、同大124中山、一気に加速するドリブルで1対1になりかけセーブされる。決定機。70分、大体大�γ咯紊離好襦璽僖垢豊�澤上スライディングシュート、右にわずかに外れる。決定機。73分、同大30安井→��白石。この交代はむしろよく我慢したと思いました。こう着状態に入る。82分大体大��金の左クロスを��安田シュート、更に�γ咯絅轡紂璽函�ブロック。試合はオープンな打ち合いになる。クレバーなサッカーではなく、リスクを犯しても決着つけたい医師がよく伝わってくる両者である。大体大、カウンターから��澤上が左に流れクロス、��久保田シュートはセーブ。同大のキーパー小出は声は出てないけど、相当シュートストップ能力の高い選手じゃないだろうか?90分、大体大�г�吉→25佐藤。90分、大体大�∋蓋�、2枚目の警告で退場。結局試合は2−2で終了した。

非常に面白い試合。両者持ち味は出せたのではないだろうか。大体大はロングボールが少なかった。澤上にどんどん当ててもいいと思ったが、パスを交えて崩すのが今年のスタイルなんでしょう。しかし同大の前のめりの守備を崩すほど洗練されていなかった。同大はミスから失点したが、攻撃はよかった。福川は効いていたし、平田は素晴らしかった。松井は今後の同大を支えるべき存在。大体大が一枚上なのは確かだが、この試合見る限り、同大は残留争いするチームじゃないですよ。



第2試合は昨年2位で、4年生がごっそりJに抜けた阪南大と、2部から昇格の大教大のカードである。大教大は旧東京教育大の筑波大と違い、スポーツ推薦は限られており、有名校出身者はほとんどいない。技術的にも大したことは無い。しかし、それだけに例年クレバーな選手が揃っている。

関西学生リーグ第1節
阪南大学−大阪教育大学
堺S1 4月5日 14時30分 ピッチ良 晴れ 

阪南大          大教大
−−−−−−−河田−−− −−−堀江��−中村−−−
−−−山口� 檗檗檗檗檗檗 檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗檗�
外山�⊂床辞O萄筬“�久保�5彑キ�高見−−柳田−細川
田渕��香川−−甲斐��康�◆‥鎮罩E通遏鬱飢��D甲�川
−−−−−黒木�◆檗檗檗檗 檗檗檗檗鬱弩���−−−−

阪南大 監督:須佐徹太郎
GK  1 黒木優佑  178/78 2年 奈良育英
DF  2 康翔貴   181/76 2年 大阪朝鮮
    5 甲斐健太郎 180/66 2年 立正大淞南
    6 香川勇気  176/65 4年 滝川第二
   15 田渕大貴  172/64 2年 大阪桐蔭
MF 14 松下佳貴  174/63 3年・主将 松山工
    7 脇坂泰斗  172/64 1年 川��フロンターレU−18
   19 八久保颯  168/57 3年 秀岳館
    9 外山凌   177/69 2年 前橋育英
FW 37 山口一真      1年 山梨学院大附属
   13 河田篤秀  175/70 4年 阪南大学高
リザーブ
GK 31 大西将   174/68 3年 阪南大学高
DF  3 成田恭輔  174/67 4年 清水エスパルスユース
   28 堀川雄平  170/65 3年 津工業
MF 23 大本祐槻  174/63 2年 野洲
   16 永松達郎  170/64 1年 作陽
FW 11 金村賢志郎 172/69 4年 愛媛FCユース
   18 和田凌   168/70 1年 ジェフユナイテッド市原・千葉 U−18

大教大 監督:入口豊
GK  1 久光悠馬  173/70 3年 作陽
DF  2 長谷川太一 176/73 4年 御影
    3 田野武史  180/70 4年・主将 千里
    4 亀岡淳平  180/66 3年 滝川第二
    5 田中脩史  179/70 3年 広島皆実
MF  7 高見周吾  181/72 4年 夢野台
   33 柳田勇介      4年 広島観音
    8 細川勇介  167/67 4年 三島
   26 久瀬恭平  170/62 2年 千里
    9 堀江修平  168/60 3年 神戸U−18
FW 11 中村和也  176/65 4年 近大和歌山
リザーブ
GK 12 松浦祐樹  177/65 3年 広島皆実
DF 18 高橋悠   173/63 3年 千里
    6 田中杏平  165/60 4年 広島皆実
MF 14 西村俊彦  172/63 4年 丸岡
   22 平井直人  168/58 2年 阪南大学高
FW 10 河原陽   173/72 3年 千里
   19 西野健太  170/62 3年 寝屋川

さて、試合は立ち上がりから阪南大が支配する。立ち上がり、4−1−4−1にも見えたが、ルーキー37山口が引き気味の4−4−1−1に近い4−4−2だった。対する大教大は引いてブロックを作り、守りにかかる。前半は0−0なら上出来という戦い方である。高さもあるので阪南大は河田に当てて2列目が飛び出すことも出来ない。1分、大教大、左FK、�さ飢�(右足)と��堀江(右足)が構える。そして�さ飢�が走り、そこに��堀江が出して左クロスも中でカット。しかし全体には守備的なスタイル。そんな中、生き生きとプレーしたのが37山口である。どんどん仕掛けて、高さはあるけど敏捷性にかける大教大守備網のギャップを突いてかく乱にかかる。セットプレーも担当。阪南大は��松下の左足とか��脇坂の確実な技術とか光るものは多いが、大教大の術中にはまっている。試合は膠着する。23分、阪南大��外山のスルーパスに37山口シュートもブロック。決定機。23分、大教大��中村が右で1対1を仕掛けて右足シュート、左に外れる。決定機。直後にも��中村がタメて�ヅ鎮罎�左シュートもGL正面。決定機。33分大教大�ヅ鎮罎留Γ達砲鮑限�で入れて中ヘッドはブロック、こぼれを33柳田ミドルもDFに当たって右CKへ。結局、終始大教大のシナリオどおり前半はスコアレスで終わる。

前半シュート数3(3)対7(5)、CK4対3、GK6対3、クロス6対2、ファウル数5対4。阪南大は支配すれども撃てなかった。

ハーフタイムで大教大��中村→��河原。47分、阪南大、放り込みに近い左アーリークロスを��河田が落とし前線に飛び込んだ��脇坂がGKのすぐ脇を抜いてゴール。これはGK久光のミス。どんないいGKでも重力加速度以上の速さでは身体は倒せないのだから、足で止めるべきだった。フットサル初心者のキーパーにありがちなプレー。55分、阪南大��脇坂が仕掛けて、�拡�久保へ。右を上がる��康を囮に中に切れ込み左足で左隅に決める。2−0。大教大はゲームプランが完全に崩れてしまった。先に失点したことで守備が薄くなってしまった隙を突かれた。62分、��脇坂がドリブルシュート、外れる。63分、37山口がドリブルからシュート、GK弾くも��松下が蹴りこんで3−0。65分、大教大26久瀬→�垣礁遏�67分、阪南大37山口→28堀川。74分、阪南大�拡�久保→��金村。大教大�┷拈遐��温盒供�78分、阪南大��康のオーバーラップからクロスに��河田が打点の高いヘッド、決まって4−0。完全に崩したのでマークも付き切れなかった。78分阪南大��河田に警告。レイトタックル。84分、阪南大、前線で奪い��河田へ、フリーのシュートは上に外す。超決定機。86分、阪南大��外山→�河妥帖�89分阪南大28堀川のパスを�河妥頂献轡紂璽函�右に外す。決定機。91分、阪南大右スローインから河田シュート、DFライン上クリア。決定機。93分、阪南大、ワンツーから�河妥弔�右足シュートも決められず。超決定機。結局4−0で終了。

後半のシュートは13対3、大教大は組織が壊滅し、どうすることも出来なかった。前半の出来なら面白かったのだが、集中が甘い時間帯に失点してプランが崩れてしまった。とはいえ、そんな甘いチームではないので、あっさり降格したりはなさそうだ。阪南大も下級生は楽しみ。脇坂は逸材だ。山口といい1年生が光っていた。


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T.K. [MAIL]