| 2013年03月31日(日) |
なでしこリーグ 高槻−日テレ |
2週続けてなでしこリーグを観る。今回はスペランツァ。毎年1，2回しか行かないが２０年観ている。
なでしこリーグ第２節
スペランツァＦＣ大阪高槻−日テレベレーザ
１３時 長居第二陸 ピッチ良 晴れ
高槻 日テレ
−−−丸山−−ネット−− −−−木龍−−籾木−−−
−−−−−−−−−−−− −原−−−−−−−田中−
島村−松田−−虎尾−壷井 −−長谷川−−隅田−−−
佐藤−秋葉−−奥田−畑中 有吉−須藤−岩清水−清水
−−−−−大野−−−−− −−−−−曽山−−−−−
高槻 監督：本並健治
ＧＫ ３０ 大野摩耶 85/08/06 164/61 伊賀ＦＣくノ一
ＤＦ ３ 壷井綾子 89/05/15 157/51 岡山湯郷ベル
２９ 畑中美友香 96/06/28 166/53 ＦＣヴィトーリア
２ 奥田亜希子 86/06/15 168/59 ラガッツァＦＣ高槻スペランツァ
４ 秋葉夢子 87/03/12 161/52 岡山湯郷ベル
ＭＦ ８ 佐藤楓 92/01/04 170/58 福岡Ｊアンクラス
１３ 島村裕子 85/05/22 163/54 ＴＡＳＡＫＩペルーレ
９ 虎尾直美 86/03/19 158/54 神奈川大
５ 松田望 86/06/25 157/49 岡山湯郷ベル
１６ ネット 86/09/21 163/55 クルゥンテープ・マハナコォンＦＣ
ＦＷ １４ 丸山桂里奈 83/03/26 163/55 ジェブユナイテッド市原・千葉レディース
ＧＫ １ 鈴木理紗 85/06/10 167/61 大原学園ＪaＳＲＡ女子サッカークラブ
ＭＦ １８ 本田紗希 91/01/16 151/44 大阪体育大
７ 浅野未希 88/09/08 157/46 大原学園ＪaＳＲＡ女子サッカークラブ
ＦＷ １７ プイ 89/01/19 172/62 チョンブリ・スルパトゥンＦＣ
２８ 巴月優希 95/02/22 164/54 ＦＣヴィトーリア
日テレ 監督：寺谷真弓
ＧＫ ２１ 曽山加奈子 87/07/17 166/56 秋田ＬＦＣ
ＤＦ ２ 清水梨紗 96/06/15 159/53 日テレ・メニーナ
２２ 岩清水梓 86/10/14 162/53 日テレ・メニーナ
４ 須藤安紀子 84/04/07 165/59 日テレ・メニーナ
６ 有吉佐織 87/11/01 159/52 日体大
ＭＦ １０ 原菜摘子 89/03/01 155/44 日テレ・メニーナ
１７ 隅田凜 96/01/12 158/50 日テレ・メニーナ
２３ 長谷川唯 97/01/29 155/44 戸木南ボンバーズ
ＦＷ ９ 田中美南 94/04/28 163/54 日テレ・メニーナ
１１ 籾木結花 96/04/09 153/48 バディＦＣ
７ 木龍七瀬 89/10/31 161/51 日テレ・メニーナ
リザーブ
ＧＫ １６ 望月ありさ 94/04/15 172/66 日テレ・メニーナ
ＤＦ ５ 土光真代 96/05/03 163/52 日テレ・メニーナ
ＭＦ １４ 中里優 94/07/14 148/45 日テレ・メニーナ
ＦＷ ２０ 阪口夢穂 87/10/15 165/58 アルビレックス新潟レディース
１９ 小林海青 92/10/12 155/50 日テレ・メニーナ
このゲームの前に一昨年の五輪アジア予選、日本−タイを観たが、スペランツァに加入する２選手は出てないみたいだった。名前の登録が違うかもしれないが、ＡＦＣのサイトでも確認できない。中継では今は左遷された野地アナがピッチレポーターで、試合が始まってからタイの選手が紹介されるまで２０分もかかる酷いものだった。タイはそこそこ強かったとはいえ、代表レギュラーでないのなら、高槻で活躍できるのか不安だった。インターネット上の情報ではネットはスピード豊かだがシュートが枠に飛ばないというものもあった。しかし開始すぐ、別格の身体能力の高さが分かった。まずスピードが別次元だ。岩清水も須藤も勝負にならない。特に対峙することの多かった須藤は大苦戦。当たりも強い。陸上選手だったらしい。テクニックもまずまずで突破力がある。後は簡単にボールをはたいて味方を上手く使って楽な体制で前を向けるかどうかだ。高槻はバックラインを押し上げてプレスを掛けて2トップの突破力を活かす戦術だ。またつなぎも良く、ボランチのキープからＲＢ畑中がいい上がりを見せていた。この畑中は一昨年ののＵ−１５代表で観たときはＣＢで土光とコンビを組んでいて、当時「ポジショニングが正確」と評している。上背がないのでクレバーさを活かせるＳＢ転向は正解だろう。仕掛けもいい。１５分、高槻・ネットがタテ突破から右シュートもサイドネット。��虎尾はインターセプトが多い。大車輪の活躍。左サイドバックの�┷監�はあまり上がらず。�そ�葉はレフティー。��奥田は安定した守備力とフィード力が素晴らしい。��丸山も回復したみたいで突破を見せる。ベレーザは攻撃が得意のＳＢが引かざるを得ず原も攻守に絡めず、ポジションチェンジも有効でない。��田中のドリブルが効いていたくらいで、木龍もスピードに乗れない。１８分、ベレーザ、右斜め後方から��木龍にパスが通りＧＫと1対1になりかけるがオフサイド。直後にベレーザのバックラインから��丸山がカット、仕掛けるがシュートはＤＦブロック。２０分、日テレ・��田中へのスルーパスに29畑中が鋭い読みでスライディングでカット。２４分、日テレ�た榮�が左足で絶妙なフィード、��木龍が抜けて左足でループも右に外れる。決定機。３０分、高槻、右ＣＫを虎尾が右足で入れて�┷監�ヘッドもＧＫ押さえる。３１分、高槻、タテ一本に�哀優奪箸�猛スピードで突っ込むが、ＧＫ飛び出してタッチに逃げる。３２分、高槻、�Ｄ朧罎�右クロスに�哀優奪箸�猛スピードで突っ込むが届かず。日テレも�ν�吉が久しぶりに上がり左クロス、��木龍飛び込むが届かず。直前の高槻のプレートそっくりなシーン。４２分、ネット、右を突破してクロス、��丸山がニアに飛び込み逸らすシュートもＧＫ正面。決定機。４５分、高槻・�そ�葉のフィードが��丸山を経由して�哀優奪箸悄△靴�しカット。結局前半は高槻ペースのまま０−０で終了。
ハーフタイムで日テレ��原→��中里。原は攻守に精彩を欠いていたし、機能もしていなかったので、この交代は止むを得ない。高槻のルーキー・畑中が攻守に目立っていたくらいだから。
１分、日テレ、��木龍が29畑中の裏を取って左で受けて奥田のタックルをかわしドフリーで突っ込み左クロス、ニアに��田中が突っ込むがスルー、ＧＫも引きつけられていて、ファーでドフリーの籾木が軽くタッチするだけでゴールイン。高槻は後半入り方のミス。気が抜けていた。これでベレーザが流れをつかみ、回し始める。高槻は前線とバックラインが間延びし、前半のようなプレスが効かず、快速2トップによるカウンターも炸裂しない。また高槻の右サイドを徹底的に狙い、畑中が守備に専念させられ、クロスの山を許す。決定機こそ許さないものの、シュート一歩手前の形が増える。観客数発表８９４人。２１分高槻29畑中→�Ю�野。やむをえない交代。疲弊していたし。その直後、ネットがトップスピードに乗ったときに転倒。接触はなかったと思う。こういうケースは結構重いケガになることが多いので心配。すぐに�哀優奪箸�ら�吋廛い妨鯊紂�そのままＦＷ。２５分、�ゾ湘弔坊拗陝Ｊ各�していたのでしょうがない。２６分、��島村→28巴月。３２分、ロングＦＫにプイがヘッドで逸らすも合わず。３４分、プイが後方からのチャージで痛む。しかし高槻は既に3人交代しているため、残り時間を10人でプレーするしかない。３５分、日テレ��木龍→�敢絽�。トップ下に入り、��田中がＦＷかな？３７分、高槻、中でつなぎ、右フリーの巴月へ。３０ｍロングが左上に決まって１−１の同点。後は引き分け狙いに徹することだ。しかし３８分、左から木龍がクロスっぽいシュートが枠内上を襲うが大野セーブ。決定機。４３分、日テレ22岩清水のロングフィードに�敢絽�が裏を取りＧＫと1対1を決める。１−２。４９分、総攻撃の高槻の裏をついて籾木を突っ込み、とびだしたＧＫ大野の上を抜いて、コロコロ転がるボールがそのままゴールイン。１−３として勝負あり。
高槻は浜田も怪我しているし、タイ人２人のケガも心配だ。本並さんは理想にこだわるタイプだと思うが、プレスが持たなかったのは夏場に心配だし、どうなるか。ただ昨年観たときよりは格段に強いと思いますよ。ベストなら残留の可能性は高いと思う。とりあえず、新規のファンはネットを観に行けばいいと思います。ＣＢ陣はロングフィードも出せるし、一気のカウンターが狙える。
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さて観戦中残念なことがあった。ハーフタイムに隣のスペランツァファンに話しかけて、そのまま後半２０分までのんびり会話しながら観ていた。無論周りに迷惑になるような大声ではないし、目の前のサッカーの話だけである。メイン中央。しかし2列前の年配の方から、しゃべるのだったらよそ行ってくれんか？と言われた。言うまでもなくサッカー会場は鉄火場だ。黙って観戦に集中したかったのだろうがそれは通らない。だから「あなたこそよそに移動されては？」と言っても良かったのだが、神経質そうな人なので声のトーンを落とす。たぶん日テレのファンか選手の親だと思う。年下なら逆に注意するが、この歳までサッカー会場のしきたりを身に着けてなかったなら、もはや何を言っても耳に入らないだろう。これはこの人には当てはまらないが、急激ななでしこブームでのどかな時代を知らない人が増えるのは残念なことだ。私は萩谷サッカー場が好きだが、ああいうのどかな雰囲気をぶち壊すファンやそれを受け容れられない人は、スタンドの端に行って欲しい。こういうマナーは年下には伝えるが、年配の方には伝わらないだろうな。ヨーロッパの観戦キャリアがそれなりにあれば、「本場の客」がいかにしゃべりながら、タバコふかしながら観戦するか、分かっているのだが。日本ではゴール裏なら「声出せ」だとか「サポートに専念しろ」、と言う圧力が強い。メインまで黙って観戦しろと言うのはサッカーの論理ではない。まだまだ分かっている客が少ないと言うことだ。
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