2012年02月05日(日) |
大阪新人戦 ベスト16(第4試合まで終了) |
第一試合
大阪高校新人戦5回戦 大阪桐蔭高校−大阪教育大学附属天王寺高校 9時30分 堺NTC ピッチ人工芝 晴れ
大阪桐蔭 大教大天王寺 −−−十番−−十三−−− −−−三番−−十五−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 八番−七番−−十五−九番 十七−十一−−八番−十六 二番−十九−−四番−六番 二五−十八−−二三−十四 −−−−−十二−−−−− −−−−−一番−−−−−
桐蔭が圧倒的に支配する。序盤を少し見ただけで試合結果は明らかだった。 7分、裏にスルーパスが通り十番がGK外してゴール。1−0。8分、左クロスに9番大外でフリーヘッド。2−0。12分、左クロスを後方に落とし、10番決める。3−0。13分、10番がロングフィードにフリーで抜け出し4−0。2トップは10番がトリッキー、13番は抜けるのが上手い。6番は安定感のある選手。大教大天王寺もカウンターを繰り出す。やや脆さを見せた19番→20番へ交代し、20番LB、2番が左CB、6番ボランチ、7番RBとがらっと変える。28分には大教大天王寺が左CKで25番のボールに惜しいフリーのシュートがあったが、前半の大教大天王寺の決定機はこれ1回。結局前半は4−0で終わった。力の差がありすぎて桐蔭の力は測れない。もうひとつのピッチへ移動。
大阪高校新人戦5回戦 清明学院高校−大阪学院高校 9時30分 堺NTC ピッチ人工芝 晴れ
清明 大阪学院 −−−十八−−十一−−− −−−−−十六−−−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−十番−−−−− 二一−十番−−十七−十三 十一−十四−−五番−九番 六番−五番−−四番−十九 七番−四番−−三番−五番 −−−−−誰々−−−−− −−−−−誰々−−−−−
前半は0−0。 後半から観戦。 4分、清明、21番は左をドリブル突破、突っ込みコントロールシュート、決まって1−0。10分、清明、ロングボールに18番が競って落とし、10番決める。2−0。大阪学院の3番は高くて寄せがいい。指示も出てる。12分、大阪学院5番→12番。強くて早くて面白い選手。15分、清明18番→16番。20分、大阪学院、16番→8番が右ハーフに入り、9番トップに。27分、大阪学院、中から左へ展開、11番、左から強シュート、決まって2−1。31分、大阪学院、10番から9番へスルーパス、右隅に決める。2−2。11番は速い。結局2−2で終了。延長へ。 この瞬間しまった、と思った。この日は2つのピッチで同時に2試合行なわれるので、全試合を前後半で分けて観るつもりだった。しかし、これで2つのピッチの試合時間がずれる。つまりピッチを移りにくくなる。新人戦は勝敗ではなく、内容というかチームの模索するさまを観たい。だから別に最後まで観なくてもいいのだが、気になる。というわけで継続観戦決定。
なお延長では清明の19番に警告が出た以外トピックは特になし。大阪学院の10番はなかなかテクニックがある。8番の突破力も見事。PK戦は4対5で大阪学院の勝利。
第二試合
大阪高校新人戦5回戦 近畿大学附属高校−茨木高校 11時10分 堺NTC ピッチ人工芝 晴れ
近大附 茨木 −−−−−九番−−−−− −−−九番−−十一−−− −−六番−−−−十一−− −−−−−−−−−−−− 八番−十三−−五番−十番 十番−七番−−八番−六番 −−四番−七番−三番−− 十二−四番−−五番−三番 −−−−−一番−−−−− −−−−−誰々−−−−−
近大附は前年に引き続き3−4−3。ただしCFも3バックも大柄ではない。3トップは流動的。6分、左スローインを受け9番が茨木の緩慢な守備をすり抜け、あっさり決める。1−0。まさに「あっさり」という感じだった。何度か観た事のある20点ゲームでの得点シーンのようだった。8分、いい展開で、左から8番が入れたボールが茨木DFに当たりオウンゴール。2−0。しかしこのあと近大附が失速。形らしい形がないまま前半を終える。7番はキック精度がよく、FKを任される。カバーも的確。しかしストッパーが破られるシーンが目立った、ということでもある。昨年は3バックが強力だっただけに、新チームは弱さが気になる。
後半10分、近大附、8番の左クロスを11番が落とし5番シュート、決まって3−0。いつの間にか6番→18番。FW。20分、近大附、8番がフリーで左クロス、11番フリーでスタンディングヘッド。決まって4−0。23分、3番→12番。26分、サイドチェンジから9番がシュート、左隅に決まって5−0。その後GKも交代させ、余裕の逃げ切り。近大附が大勝した。
近大附は全国に出たため、連携がまだまだ。個々の能力も昨年度ほどではないだろう。それでも7番を筆頭にいい選手はいる。3トップの流動性が機能していなかったが、どうなるか。現時点で大阪桐蔭とは差があった。
なお裏のゲームが延長となったため、第3試合は同時キックオフに戻る。したがって前後半で分けて観戦。
続いて第3試合
大阪高校新人戦5回戦 阪南大学高校−興國高校 12時50分 堺NTC ピッチ人工芝 晴れ
阪南大高 興國 −−−十一−−十番−−− −−−十番−−十九−−− −−−−−−−−−−−− 九番−−−−−−−−十五 九番−六番−−七番−8番 −−−八番−−七番−−− 五番−三番−−四番−二番 十一−三番−−六番−五番 −−−−−五六−−−−− −−−−−誰々−−−−−
興國は立ち上がり3−4−3に見えた。柔軟にポジションチェンジを交えるスタイル。布陣は変わっても、バルサスタイルを追求する姿勢は変わらないようだ。ただし昨年の秋に観たときほど回せない。一つには阪南大高のプレスが効いていることもある。11分、興國・9番のミドルが決まる。0−1。17分、阪南大高がタテ一本の攻めから11番が決める。1−1。興國6番はマスケラーノタイプのCB。つまり本来MFっぽく、技術がしっかりしていて、展開力がある。昨年の4−3−3だったら1ボランチを任せられそうなタイプ。25分、興國、9番が左突破マイナスのクロスを10番がインサイドで押し込む。1−2。33分には興國、9番のシュートがバー。結局前半は1−2で終了。手元のスタッツは極めて不正確。つまりそれだけゲームに入り込んでいた。対照的なチームで力も互角。面白い内容。
大阪高校新人戦5回戦 大阪産業大学附属高校−履正社高校 12時50分 堺NTC ピッチ人工芝 晴れ
大産大高 履正社 −−−−−九番−−−−− −−−十四−−十一−−− 七番−−−十番−−−十三 −九番−−−−−−八番− −−−六番−−十五−−− −−−七番−−四番−−− 十番−三番−−四番−二番 二番−三番−−五番−六番 −−−−−誰々−−−−− −−−−−十七−−−−−
GKが誰々になっていることが多いが、ご容赦を。GKの背番号は中央付近からは判別しにくいんです。前半は0−0。後半から観戦。
産大高がサイド攻撃に主眼を置いたスタイル。履正社は以前はもっとつないでいたが、現実寄りにシフトしている。8分、履正社、右クロスを4番決める。0−1。産大高10番はマルセイユ・ルーレットを決めるなど、なかなかの技巧派。履正社が右FKで3番がヘッドを決め0−2とリードを広げる。産大高は支配率で劣り苦戦。それでも33分、右FKが中にこぼれ決める。1−2。結局1−2でタイムアップ。履正社が勝利した。
続いて第4試合
大阪高校新人戦5回戦 桃山学院高校−清風高校 14時30分 堺NTC ピッチ人工芝 晴れ
桃山学院 清風 −−−二五−−十番−−− −−−十一−−十五−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 四番−八番−−二三−七番 九番−十番−−八番−七番 二番−七三−−六番−七一 三番−四番−−五番−二番 −−−−−三十−−−−− −−−−−誰々−−−−−
清風、左クロスに15番がニアでつぶれて11番(多分)決める。0−1。両チームのボランチ、桃山23番と清風10番はいいキックがある。桃山73番は背番号重いけど、結構いいDF。22分、桃山23番がいいスルーパス、1対1になりかける。25分、清風、10番から左の9番へ、仕掛けて中にパス、11番が決めて0−2。27分、桃山PKゲット。しかし11番の左へのキックはコースが甘くセーブされる。直後に桃山4番→36番がCBに入り、6番がボランチ、8番が左ハーフに。少し流れが変わるが結局前半は0−2で終了。ハーフタイムでピッチ移動。
大阪高校新人戦5回戦 東海大学仰星高校−関西大学北陽高校 14時30分 堺NTC ピッチ人工芝 晴れ
仰星 北陽 −−−十九−−十一−−− −−−十番−−十一−−− −−−−−十番−−−−− −−−−−七番−−−−− −八番−−六番−−七番− −九番−−八番−−六番− 三番−四番−−十五−二番 二番−三番−−四番−五番 −−−−−誰々−−−−− −−−−−誰々−−−−−
前半は0−0。
3分、仰星8番に警告。足裏タックル。仰星8番→9番。19分、仰星裏へのボール、折り返しを11番ヘッド。1−0。両者タテに早いカウンター狙い。24分、北陽7番→14番。ややゲームが荒れ始める。28分、北陽2番→20番。ヒョロ長いFW。3バックに変更しパワープレー。32分、仰星19番→24番。北陽?→12番。北陽押し込むが決定機はつかめない。逆にロスタイム1分、カウンターから仰星10番が抜け出し、GKを引き付けてフリーの9番が決める。2−0。北陽12番がラフプレーで退場。結局2−0で終了。
さてこの日は14チームを観たわけだが、大阪桐蔭が一歩抜け出している印象を受けた。このことは後日証明されることになる。
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