2011年08月07日(日) |
豊田国際U−16 日本−オーストラリア雑感 |
U−16日本 U−16(実質U−15)オーストラリア −−−−武−−森−−−− −−−−−九番−−−−− −−−−−−−−−−−− 十一−−−十六−−−七番 北川−早川−−三島−川上 −−−六番−−十四−−− 光永−ニッキ−内山−鴨池 五番−四番−−三番−二番 −−−−−田口−−−−− −−−−−十二−−−−−−−
2−0で完勝。力の差があったので、なんともいいがたい感じはあるが、アジアユース予選は大丈夫そう。本当にこれまで無様なゲームを見せていたのか?
個別に選手評を 田口潤人(横浜FM) ミスが少ない。GKとして反応の良さを見る機会無し。技術的には高い。
鴨池陽希(FC東京) 守備は安定。攻撃も組み立ては良かったが、上がる機会はあまりなし。
内山裕貴(コンサドーレ札幌) 主将。声を良く出し空中戦も強かった。フィードも素晴らしい。後身長が5cm伸びれば世界に通用する選手になる。
ハーフナー・ニッキ(名古屋グランパス) 別格の存在。圧倒的な高さや寄せの鋭さ、リーチ−の長さからくる無理目なタックルなど、空中戦でも地上戦でも圧倒した。兄は異常にテンションの高い選手、だが弟は普通に燃えていた。
光永祐也(アビスパ福岡) 攻撃面で突破力が光った、一方で一発でスカッと外されるシーンもあり、守備面で課題も。
川上翔平(FC東京) 最初右サイドから切り返して左足サイドチェンジばかり狙う選手だなあと思っていたが、実は純正の左利きだった。レフティーを右に置くのは、一昨年のU−17代表の堀米の再来を狙ったのだろうが、切れ込んでからのシュートはなかったし、右足クロスも制度は。無し。評価に困る選手。
三島頌平(帝京可児) 相手のプレーが読めていて難なくパスカットしたり、まったくミスらしいミスがなかったり、相手を見ながら逆を突くドリブルで中央突破したりと非常に能力の高い選手。現時点でもっともA代表に近い存在。それを支えるのは技術のやわらかさと全身の柔軟性だ。どのポジションで伸ばせばいいのか難しいが、所属が全国トップレベルではないので、攻撃面での成長が期待できそう。タイプは違うが宇佐美級の存在として期待してますよ。
早坂翔(横浜FM) 堅実でよくサッカーを分かっているボランチ。こんなことを書くと、三島のフォロー役みたいに思われるかもしれないが、むしろ積極的に攻撃に絡んだのは彼のほう。自分の限界に挑戦する姿は清清しい。
北川柊斗(名古屋グランパス) 本来のFWではなく、本領発揮ならず。前半はまったく突破できず、起点にはなれたが、光永のフォローがなければ、なかなか機能しなかった。反転シュートの特徴も生きず。上背もそれほどではないので、これまでどおりのCFとしては苦しく、新たなプレースタイル構築中といったところか。
森勇人(名古屋グランパス) 1.5列目からガンガンしかけた。下がってのパスカットが多く、かといってFWとしての本分も忘れず、フィニッシュに絡む。武へのラストパスも多く通した。今後に大いに期待。
武颯(横浜) フィニッシャーとして彼を活かすゲームプランだった。森からのパスを引き出し、クロスにもいい飛び出しを見せ、得点を奪う。
安東輝(JFAアカデミー) ハーフタイムで川上から交代。ガンガンしかけるウインガー・タイプ。フィードもいい。川上より機能していた。
田村亮介(京都) 北川から交代。スピードを活かすシーンに恵まれず。いまのところ野生児の感があるので、即席チームでは難しいかもしれない。居場所を見つければ凄い活躍をする可能性もあるが。
オーストラリア寸評 この年代の1歳差は大きかった。上背はあるがゴツくなく、あたりもイマイチだったし、そもそも当たりにいけない。技術的にもイマイチで圧倒されるのみ。よく2失点で済んだと言う感じだ。アジアユース予選もかなり危ないのではないだろうか。
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