2010年02月11日(木) |
京都高校新人戦準決勝 福知山成美-京都橘 洛北-久御山 |
朝のんびりしすぎて、キックオフに間に合うか微妙な時間になる。なんとか間に合うが、選手名は分からず。試合は35分ハーフ。
京都高校新人大会決勝トーナメント準決勝 福知山成美高校-京都橘高校 11時 太陽が丘陸 ピッチ悪 雨
成美 橘 -----八番----- -----十八----- 十一-十四--十番-七番 九番-十四--八番-十一 -----六番----- -----十番----- 二番-三番--四番-五番 十九-五番--七番-六番 -----一番----- -----一番-----
成美は7番が右足FK担当。11番は快速。橘はCBの5番が右足FK担当。10番はなかなか上手い。
16分、福知山成美、左CKで4番ヘッド、ループで枠を襲うがGKセーブ。18分、京都橘、9番(タカユキ)が左から切れ込みシュートも左に外れる。9番はすばらしい突破力。22分、京都橘、40mFKで7番からペナ内18番へ、ヘッドで真後ろに落とし14番へ、GK抑える。決定機。
双方4-1-4-1のミラーゲーム。京都橘が10番、9番、18番など個性ある選手がいたが、福知山成美もよくまとまっていた。
6分、福知山成美、8番がロングボールに抜け出しかけるが、京都橘DF辛うじてカット。11分、京都橘、9番、左を突破から14番シュートもかすっただけ。13分、京都橘、多分18番が完璧に抜け出し決めたかに見えたがオフサイド。13分、福知山成美・14番→13番。その13番がいきなり突破、京都橘19番が倒し警告。15分、福知山成美、左FK、7番が大外に上げ11番ヘッドで折り返し10番(岡山)押し込む。1-0。17分、京都橘、11番→13番。20分、京都橘・6番が突破、中に入れて9番シュート、防がれる。29分、福知山成美・7番→15番。京都橘、右クロスを14番コントロール、シュートはGKが右足1本で防ぐビッグセーブ。決定機。結局1-0でタイムアップ。
互角の内容だった。どちらが勝っても不思議ではなかったが、セットプレーをものにした福知山成美が勝利した。個人的には京都北部からも全国に行くことを期待している。福知山成美はその1番手だ。
第2試合は放送で選手名をメモ。非常に場内放送環境が悪い会場なので苦戦。漢字は推測です。
京都高校新人大会決勝トーナメント準決勝 洛北高校-久御山高校 11時 太陽が丘陸 ピッチ悪 雨
洛北 久御山 ---戸塚--中村--- -坂本--安川--沼野- ------------ ---沼田--足立--- 田中-森川--藤原-松原 -----三上----- 望月-吉田--岩本-西村 山田-塩田--山本-松下 -----庄司----- -----衣笠-----
洛北 GK 1庄司ダイキ DF 2望月 3吉田 4岩本 5西村 MF 6藤原 7森川 8田中 9松原 FW 10中村 11戸塚
久御山 GK 1衣笠 DF 3松下 13山本 11塩田 2山田 MF 16沼田 8三上 7足立 FW 9坂本 20沼野 15安川
洛北は例年背番号1~11がきれいに並ぶ。新人戦も選手権予選も同じだ。もちろん背番号変更はあるだろうから、大会毎にレギュラーを固める方針なのだろう。対する久御山はバルサ・スタイルの4-3-3。三上のポジショニングが難しい。両ウイングと表記しているが、サイドに張っているわけではなく、どんどんゴール前に飛び出してくるところが、バルサと同じだ。ユース年代でこのシステムで成功したのが、昨年度の柏で、キーマンだったのが、1ボランチ仙石廉で、いいタイミングでバックラインの前でボールを受け、前後左右にパスを散らし、ロングパスもいれ、左右にも飛び出す。三上にどれだけいい仕事が出来るか。チーム全体の技術の高さが問われるこのスタイル。高体連で使いこなせるのは久御山をおいてないだろう。
4分、洛北・戸塚がシュート、GK横っ飛びセーブ。決定機。久御山は入場時ジャージの下を穿いていたのだが、ユニフォームの下にスパッツを穿いていた選手が2人いて、レフェリーがピッチの外に出し、脱がせる。その間洛北はチャンスなし。スパッツくらい、海外では当たり前だし、別に良いと思うのだが。寒かったし。18分、久御山DFのバックパスを洛北・中村が奪いシュート、決まって1-0。21分、洛北・藤原ミドル左足、右上を襲うがセーブ。洛北は松原が快速を生かした突破があり、しかもFKを任されるキック精度もあり、脅威になっている。中村もある程度のスピードと、中央突破できるだけの細かいドリブル技術もある。西村は積極的。つなぐ久御山に対し、洛北は組織的プレスで中盤を寸断し優勢にゲームを進める。31分、洛北・松原の右クロス、大外から田中がヘッド、左隅に飛ぶが横っ飛びセーブ。決定機。34分、久御山、右FKに山田飛び込みヘッド、右に外れる。決定機。前半は1-0で終了。
久御山はまったくボールを回せていないので、元々よく鍛えられている洛北がスタミナ切れとは考えにくいし、そもそも個々の能力でも組織力でも洛北が上だ。やはり、久御山のやり方は難しい。好セーブ連発のGK衣笠以外目立った選手はいない。
試合は後半へ。3分、久御山のスルーパスが沼野へ、しかしオフサイド。7分、久御山・山本が洛北・中山にカットされシュート、右隅もセーブ。決定機。13分洛北・田中から中村にスルーパス、1対1をセーブ。久御山はGK衣笠が当たっている。3点くらい防いだだろう。16分、洛北・松原がものすごい右の突破ゴールライン際から折り返すがカット。18分、久御山・足立から安川へスルーパス。GK飛び出しカット、左CKに。18分、そのCKで山田ヘッド左に外れる。決定機。久御山にいいシーンが出てきたので、洛北守備陣の良さも分かってくる。④岩本はコマ送りみたいに一瞬で相手に寄せる迫力がある。22分、洛北左に大きく展開し⑩中村が突破、ペナ内で久御山⑪塩田が倒してしまいPK&1発レッド。責任感からの退場だが、ここは中村に突破力を誉めるべきだろう。このPKを中村自身が左に決める。23分、久御山⑯沼田→23番CBが入る。久御山は4-1-1-3と表記すれば言いか。⑧三上の負担が一段と大きくなる。23分久御山⑦足立右深くからフリーで折り返すもカットされる。27分、久御山⑨坂本の右FKを⑦足立左ボレーであわせ2-1と詰める。久御山②山田③松下→⑤LB⑩RB終盤久御山は猛攻、しかし決定機を奪えず。逆に35分⑨松原が4人をかわし⑪戸塚シュート、上に外れる。決定機。 結局2-1で終了。
洛北は⑨松原が終盤まで冴えていた。最後足つったが、コンスタントに突破を見せた。すばらしいスピード。注目していたU-17地域選抜の中埜は登場せず。⑩中村④岩本も目立った。シンプルにスピードに乗った攻めがはまり、終始ペースをつかんだ。現時点で京都最強チームではないだろうか?
久御山は理想の高さは分かった。新人戦だし、思い切った実験も可能だ。⑧三上が機能していなかったが、これは時間がかかるので、今は苦戦した。①衣笠のセーブ力はなかなか。⑨坂本はU-17地域選抜らしく好プレーを見せた。理想の高いサッカーをこのまま続けるのか、例年の4-4-2-に戻すのか、今後も注目だ。
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