サッカー観戦日記

2009年04月29日(水) プリンスリーグ関西第4節 京都橘−新宮 京都−C大阪 クラセン18関西予選 ウィザーズ−フジタ

プリンスリーグ関西2部第4節  
京都橘高校−新宮高校
11時 宝ヶ池球 晴れ ピッチ人工芝


京都橘          新宮
−−−中山−−大久保−− −−−中本−−蔵本−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
朝川−鶴見−−柴田−安田 −塚−−浦−−西−−辻原
鹿島−山鳥−−誰々−入部 望月−田上−−庄司−芝−
−−−−−大野−−−−− −−−−−山田−−−−−

選手交代は省略

得点経過
20分:橘、安田が裏へ、望月をスピードで振り切り大久保右グラウンダークロス、朝川ファーでインサイドで決める。1−0。
24分:新宮、塚が左を突破、角度のないところから決める。1−1
44分:橘、鹿島の左クロス、大久保がヘッドで競りこぼれを安田がヘッドで決める。2−1。
60分:橘、楠本のフィードを右サイドで大久保フリーで一発で裏を取りGKとの1対1、決める。3−1。
76分:橘、左サイド・松本のパスを受けた若林がマーカーをドリブルで外しGKと1対1、決める。4−1。
89分:橘、鹿島の左クロスを大久保が中央でワントラップシュート、5−1。

前半は新宮はなかなか良かった。シュート数で橘を上回ったし、塚が得点で調子に乗って、
積極的なプレーを見せ、互角以上の内容だった。相変わらす前線からプレスを仕掛け、出来る限りラインを上げるサッカー。しかしファウルが前後半通して5回と少なすぎる。局面で激しく行っていない。一方の橘は15回。こちらは激しくプレーしており、いい感じ。橘では大久保が長身ながらよく動き起点になっていた。

公式記録



プリンスリーグ関西2部第4節  
京都サンガU-18−セレッソ大阪U-18
13時15分 宝ヶ池球 晴れ ピッチ人工芝

京都           C大阪
−−−−−久保−−−−− −−−永井−−坂口−−−
駒井−山下−−枝連−原川 −−−−−−−−−−−−
−−−−−井上−−−−− 堀尾−細見−−横川−夛田
国領−垣根−−高橋−武田 道上−扇原−−杉本−小池
−−−−−大西−−−−− −−−−−一森−−−−−

選手交代は省略。

得点経過
13分:C大阪、クロスのこぼれを宮田がインステップで見事なミドル。0−1。

シュート数5対11(公式)京都はシュートが少なすぎる。バックラインで丁寧につなぎチャンスを伺うが、前線と後方にギャップがありすぎ、いつも高橋のロングフィードに頼ってしまう。駒井は常にドリブルを意識したプレーを心がけ、いいアクセントになっていた。しかし後半はばてた。2年生だが90分通したプレーはまだ出来ないか。久保は中央で杉本・扇原には勝てないが、サイドに流れるタイミングがよく、起点になっていた。C大阪では永井が圧倒的な突破力、を見せ、トップ昇格濃厚であることを示した。夛田・道上もアップダウンを繰り返し、チャンスを作った。杉本は潰しにいい物を見せ、空中戦は全勝だった。扇原は好フィードで攻撃の起点になった。潰しのほうは今日の相手は参考にならないだろう。スコアこそ1点差だが、C大阪の順当勝ち。

公式記録




プリンスリーグ関西2部第4節  
京都橘高校−新宮高校
11時 宝ヶ池球 晴れ ピッチ人工芝


京都橘          新宮
−−−中山−−大久保−− −−−中本−−蔵本−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
朝川−鶴見−−柴田−安田 −塚−−浦−−西−−辻原
鹿島−山鳥−−誰々−入部 望月−田上−−庄司−芝−
−−−−−大野−−−−− −−−−−山田−−−−−




プリンスリーグ関西2部第4節  
京都サンガU-18−セレッソ大阪U-18
13時15分 宝ヶ池球 晴れ ピッチ人工芝

京都           C大阪
−−−−−久保−−−−− −−−永井−−坂口−−−
駒井−山下−−枝連−原川 −−−−−−−−−−−−
−−−−−井上−−−−− 堀尾−細見−−横川−夛田
国領−垣根−−高橋−武田 道上−扇原−−杉本−小池
−−−−−大西−−−−− −−−−−一森−−−−−





第3試合はクラセン18関西予選。フジタは04年のプリンスに参加して6位とある程度通用しただけのレベルにある強豪だ。私にとってクラブ3強とはフジタ・枚方FC、交野FCで、後のクラブは次々に出来ては消える印象。最近エストレラ姫路とライオスが力をつけ、逆に交野と枚方が力を落とし、状況が変わってきているが、相変わらずフジタには期待感がある。この試合もフジタ目当てで観戦を決めたのだった。本来ならプリンスリーグのほうで登場したかったのだろうが。

対するウィザーズ(WIZARDSとも)は今年新たにエントリーしたチームだが初戦で8−1と大勝している。謎のチームだったが、プリンスの第1試合のスタンドで謎が解けた。京都橘高校サッカー部のBチームという位置づけらしい。市船に対するかつてのヴィヴァイオ船橋ユースみたいなものか。高校が選手育成のためBチームをクラブ登録して公式戦の経験を積ませる。その関西版である。関西では初。京都橘高サッカー部のサイトにもリンクが張ってある。練習場も橘グラウンドらしい。「社会に開かれたクラブ」という連盟のモットーがあるから、外部の高校生もいるかもしれないが。

京都橘高サッカー部公式サイト

試合は電光掲示板も使用されなければ、ボールボーイもおらず、プリンスとは一変。いつものクラセン予選である。

クラブユース選手権(U-18)関西予選B組  
ウィザーズ−フジタ
15時 宝ヶ池球 晴れ ピッチ人工芝

ウィザーズ        フジタ
−−−寺島−−福田−−− −−−吉川−−井口−−−
−河合−−−−−−杉方− −−−−−−−−−−−−
−−−井戸−−塩谷−−− 中木雄−村川−吉田−中木翔
松川−澤村−−山口−飛内 神田−澤田−−山本−賀門
−−−−−竹本−−−−− −−−−−猪熊−−−−−

8分、ウィザーズ・杉方の右クロスを寺島ヘッド、うえに外れる。立ち上がり互角である。22分、ウィザース、左70度18mFK、杉方上に外す。フジタはここまでシュートがない。20分過ぎまで観ていると、技術・アイディア・集中力・声でフジタが上回り、はっきりフジタのほうが上だということが分かる。なのに上手くいかないのは攻撃で手数をかけすぎるからだ。相手を格下と見てトリッキーな繋ぎやら、シュート撃てるのにパス出したり、と余計なことをしている。藤田は中木翔がスピードを活かしたタテの突破、声の出る吉田、両足で丁寧なパスを出す村川など巧手がいる。また伝統的に守備がよく、声に出るCB陣を軸に、隙を見せない。いっぽうのウィザーズはまるで声が出ておらず、雰囲気が悪い。24分、フジタ、裏へのパスに井口飛び出し、ウィザーズGK竹本飛び出しクリアにいくもし損ない、井口に足元へ、1対1となり、決める。0−1。28分、ウィザーズ・山口がバックラインでミス、吉川に奪われ、引きずり倒し、得点機会阻止で一発レッド。ウィザーズは苦しくなった。この正面20mFKは村川が上に外す。ベンチからの指示でウィザーズ・塩谷がCBに入り福田が中盤に下がる。32分、福田→吉村。本職のCB。寺島の1トップとし、凌いで行く姿勢。35分、フジタ、中央でキープタメて左の神田へ、左クロスにGK竹本と井口が競り合い、井口の頭頂部に当たり、ゴール内にこぼれる。0−2。40分ハーフの試合は動かず前半終了。

前半のシュート数は2対3(手元集計)クロス数1対5。フジタが攻めていたことは間違いあるまい。RB賀門は28番だが、フジタのRBっていつも28番な気がする。GK猪熊は大柄。左利きは見当たらないが、神田は左足でクロスを上げていたし。左右のバランスもまずまず。ウィザーズでは河合秀人が巧手。ドリブル突破力は両チームあわせても随一。周りも見れるようになれば、素晴らしい選手になれると思う。

ハーフタイム、ウィザーズ、井戸→木村、フジタ・中木雄→藤田。
1分、藤田・賀門の右クロスを井口飛び込むがかすっただけ。ウィザースは勝ちを諦めず、4−3−2に切り替えている。
−−−寺島−−木村−−− 
−−河合−−−−杉方−− 
−−−−−塩谷−−−−−
松川−澤村−−吉村−飛内 
−−−−−竹本−−−−− 

10分、フジタ、右クロスのこぼれを山本ロング。10分、フジタ・井口→中野。12分、フジタ・中木翔がハーフ付近右から得意のドリブル、中に入ったところパスカットされ一気にカウンター、タテ一本でウィザーズ・河合に入り、マーカーを振り切り、GKとの1対1もドリブルでかわし無人のゴールへ。1−2。フジタは守備の集中力を欠いていた。中木翔のドリブルももっと深い位置から始めればよかったのに。15分、ウィザーズ、FKでファーの杉方ヘッド、うえに外れる。23分、ウィザーズ、木村カウンターから一人抜き、さらに前に出すが、GK飛び出してカット。木村も河合に次ぐドリブラー。直後にウィザーズ・河合の巧みなプレーから松川シュート。試合は互角になってきた。フジタの中盤の守備がややルーズで人の間が空いてきている。全盛期には考えられなかった状態だが。27分、フジタ、左CKで大外の吉田ヘッド、右に外れる。飛び込めば決められたかもしれない。28分、フジタ、左FK村川から裏に飛び込んだ吉川がGKの前でコース変えて決める。1−3。今度は飛び込んだ。勇気あるゴールでほぼ勝負は決まる。直後にもフジタは村川の左シュートがバーを叩く。こぼれを右クロスもクリア。29分、フジタ、村川→久保。ウィザーズ・河合がタックルを受け負傷し、松岡に交代。これでウィザーズは完全に勝機を失った。40分、久保のスルーパスに吉田が裏を取り、ライナー性のシュートを叩き込む。1−4。結局そのままタイムアップ。フジタの完勝だった。

後半のシュート数は4(2)対5(2)クロス数が3対7でフジタが押してはいたが、ウィザーズも局面を打開できる選手がいるので勝負になった。河合秀人のプレーは今日覚えた。来年は京都橘高校でのプレーかもしれないが……。フジタはなにか少しずつ足りない。決定的に欠けるものはないのだが……。今年のクラセン関西枠は4、Jユースを倒さない限り全国への道は開かれないのだ。フジタ・クラスのクラブにはJユースといかに戦えるか、ということを念頭において頑張ってほしい。

公式記録


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T.K. [MAIL]