2007年12月22日(土) |
Jユースカップ準決勝 G大阪−柏 東京−大宮 |
Jユースカップ 準決勝 ガンバ大阪ユース−柏レイソルU−18 11時 神戸ユニバー 雨 ピッチ良
G大阪 柏 −−−吉本−−大塚−−− 山崎−−−工藤−−−酒井 −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 三ノ宮−田中−平川−池− −−畑田−山中−仙石−− 岡崎−菅沼−−内田−前田 輪湖−島川−−堀田−茨田 −−−−−森廣−−−−− −−−−−岡田−−−−−
30分遅刻。寒くて手がかじかむのと、雨であまりメモをとれず。G大阪は大塚がフリーポジション的に下がって受ける。4−4−1−1としたほうが近いかもしれない。左サイドの宇佐美とボランチ安田、CB本田が欠場。柏は4−3−3。中盤では山中がやや引き気味の逆三角形。U−18代表の右サイド比嘉は欠場。山形入りが決まっている太田はベンチ。左サイドバック輪湖は甲府内定。山中・山崎はU−17代表経験がある。CB堀田は札幌内定。
前半終盤は互角。ともにポゼッションを高めるサッカー。G大阪は田中が下がり目。右の池はどんどん突破を狙う。柏はCBのビルドアップ能力が高い。山中・仙石はいいタイミングで引いてボールを受けビルドアップに参加する。どんどん後方でボールを動かし、相手を消耗させるサッカー。ジュニアユース時代から継続している、柏の下部組織の特徴である。
後半11分、G大阪・三ノ宮→神門。前の試合でMVP的な活躍をした選手。大柄だが突破力と正確なキックを持つ選手。判断力には課題がありそうだが。13分、柏・酒井が裏に抜け出てボールを受けてGKと1対1、横に流して山崎が難なく決める。0−1。19分、G大阪・池の右クロスをGKはじき、詰めた大塚が押し込むが、すでにゴールインだったらしい。判定はオウンゴール。1−1。33分、柏・22番酒井→17番。34分、G大阪・内田がバックラインでパスミス、奪って輪湖に渡り、GKとの1対1を落ち着いて決めて1−2。37分、柏・17番が右を突破、工藤が正面からハーフボレー。GK森廣スーパーゴール。続く右CK、正面フリーヘッドも森廣が足一本で防ぐ。このプレーをメモして目を離した隙に畑田が決めて1−3。39分、G大阪・平川→ブルーノ・カスタニェイラ、続いて前田→本田。41分、柏・山崎→太田。ロスタイムには茨田→豊嶋。工藤→指宿。G大阪は終了間際チャンスが続くが、決めきれない。そのままタイムアップ。1−3
ともにポゼッションサッカーを志向するが、安田がいない分やや柏が中盤で上回り、DFのミスが少なく、決定力でも上回った。勝敗は順当な帰結だと思う。柏はCBのビルドアップ能力、SBの攻撃意識の高さ、中盤のバランスの良さ、山中は大学(?)でも即戦力だろう。工藤の技巧的ポストプレー、両ウイングの戦術眼と、まさに隙のないチーム。クラセン準々決勝のリベンジを見事に果たした。
Jユースカップ 準決勝 FC東京U−18−大宮アルディージャユース 14時 神戸ユニバー 雨 ピッチ良
東京 大宮 −−−岡田−−岩淵−−− −−−渡部−−川岸−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 大竹−宮阪−−大貫−山浦 赤木−勝野−−中里−三宅 金子−椋原−−畑尾−田中 石津−新井−−久米−柿沼 −−−−−田端−−−−− −−−−−岩田−−−−−
東京の中盤は技巧派のレフティー大竹がトップ昇格、ベンチの井澤が甲府入り、多彩なクロスを持つ山浦が元U−17代表。DFの中心椋原もトップ昇格。GK廣永はトップ昇格だが、1学年上に権田がいるだけにどうか。間違いなく計算の立つキーパーだが。 大宮ではスピードと高さを兼ね備え、ポストプレーヤーとしてもシャドーストライカーとしても機能する渡部がトップ昇格。元はFWだったRB柿沼はU−18代表だ。
第1試合から寒い中を1時間以上待ち、しかもカイロを忘れてすっかり凍えてしまった。そのためますますメモが減り、ほとんどスコア時か選手交代時にしかメモを取ってない。
ともにつなぐチーム同士だった第1試合と好対照に、蹴ることが多い両チーム。10分、東京が大宮ゴール前で細かい崩し、最後は大竹が決めて1−0。前半にとったメモはこれだけ。東京が総合力で上回り、椋原は守備だけでなくビルドアップにも加わり、渡部と丁々発止のやり取りを繰り広げるなど、能力の高さを見せ付けた。大竹は3年前のクラセン15で派手に活躍した選手だが、順調に成長し、左利きのファンタジスタに留まらない、実用性を伴った選手となっている。宮阪は力強いパスを前後左右に散らしビルドアップ。守備もよく、大学(?)でも即レギュラーかもしれない。コンビを組む大貫は細かいプレーが得意。中盤の強さで上回る東京がゲームを支配。大宮では新井が守備で奮闘。ビルドアップ能力も高い。まだ2年生だし、来年の成長が楽しみ。
後半9分、大宮・赤木→今井。FWに入り、川岸が左サイド。13分、大宮・新井に警告。後ろからのタックル。19分、大宮・三宅→野崎。21分、東京・岡田→24番(メモの名前読み取れず)39分、東京・山浦→山村。ドリブラー。40分、大宮・交代出場の野崎→樋口。44分、大宮の総攻撃のこぼれを川岸がロングシュート、右隅に突き刺さり、劇的同点ゴール。10分ハーフの延長へ。
延長1分、大宮・勝野ミドル、セーブ。2分、東京がPKゲット。大竹がGKのタイミングを外して決める。2−1。後半1分、東京・井澤交代出場。特に決定機ないままタイムアップ。東京が決勝進出。
地力で上回る東京が順当に勝利した。しかし大宮の守備も見事だった。FW渡部は裏に抜けるシーンはなかったが、抜群のボディバランスで接触プレーにも強く、起点になり攻撃をリードした。柿沼や2年生の新井も今後が楽しみだ。
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