2005年12月18日(日) |
Jユースカップ準々決勝 神戸−名古屋 G大阪−広島 |
神戸 名古屋 −−−−辻−−上谷−−− −−−新川−−久保−−− −−−−−八束−−−−− −−−−−−−−−−−− −中谷−−大森−−伊藤− 福島−吉田−−青山−上村 −林−柳川−−増田−門− 酒井−森本−−三宅−根津 −−−−−土井−−−−− −−−−−鈴木−−−−−
神戸 GK 土井康平 DF 門健介 柳川雅樹 増田清一 林佳祐 MF 伊藤将大 大森一樹 八束侑毅 中谷柾名 FW 上谷暢宏 辻智人 リザーブ 紀氏隆秀 小宮山哲生 佐川雅也 田中誠 長瀬圭佑 澤井大幸 木下真吾
名古屋 GK 鈴木規之 DF 根津俊平 三宅徹 森本良 酒井隆介 MF 青山隼 吉田麻也 福島新太 上村晋平 新川織部 FW 久保裕一 リザーブ 佐々木健太郎 後藤雄平 花井聖 唐沢旭宏 中田健太郎 播俊輔 津田真吾
神戸はソリッドな守備をベースに中盤はダイアモンド型。守備意識は高い。2トップを長身上谷がポスト役で1年生辻が周囲を回る。左MF中谷は中学生。トップ昇格のGK紀氏とFW木下は温存。
対する名古屋はSBがどんどん攻撃参加。中盤は吉田がほぼ守備に専念し、青山があらゆる局面に現れる。久保が1トップ気味に前線に張りポスト役、新川が高い技術を生かしてかきまわす。セットプレーも新川が両足とも蹴る。
到着時すでに神戸が先制。一進一退の展開が続く。神戸は固い守備からの早い攻めを狙う。柳川は強靭な肉体を生かした守備で久保をよく押さえ、フィードでもいいところを見せる。増田は的確なポジショニングからの堅実な守備がいい。土井を反応のよさを見せる。中谷を中学生とは思えない気の利いたプレーぶり。辻は突破力を見せるが効果的なプレーとはならない。上谷はあまり効果的なプレーができず、前線で機転になれない。名古屋は高い技術を生かし中盤を作り崩してシュートを狙うきれいなサッカー。37分、福島新太、細かいプレーから強烈なミドル、GK土井が良くはじくがつめた青山が押し込み1−1の同点に。
後半もつなぐ名古屋と中盤からの守備でカウンターを狙う神戸という状況は変わらず。13分、名古屋は上村がタメてオーバーラップする根津に出し、ゴールライン際からクロス、中でカット。直後の右CKは新川が左足でよく曲がるキック。15分、名古屋・吉田のロング、わずかに上。15分、神戸・上谷・八束→木下・長瀬。上谷は機転になりきれなかったし、このチームのエースは木下だから交代はやむをえないだろう。長瀬もレギュラー格。18分、名古屋、左右に揺さぶる攻撃もクロスは甘い。21分、神戸・中谷→澤井。これで本来のレギュラーが揃った感じ。しかし攻勢に出るほどではなかった。28分、右パスを新川ワントラップ・右足ミドルが左隅に飛ぶが土井セーブ。決定機。29分、名古屋・左CKファーに流れ酒井ダイレクト、左に外れる。決定機。30分、神戸、ハイボールを木下が落とし辻へ、しかしシュートはブロック。35分、新川の左FK、精度の高いキックも中に合わず。37分、名古屋・久保→花井。左のハーフに入る。福島がFW。独特の間合いでプレーしている周囲にお花畑を作る選手。40分、神戸、正面25mFKを得る。柳川のキックはゆるくGKキャッチ。41分、今度は20m間接FKを神戸が得るが、ずらして柳川キック、やはり壁。44分、左サイドから花井やわらかいパスも中央でトラップミス。決定機といってよかろう。結局PK戦に突入。
名古屋 吉田×花井×福島×根津○ 神戸 柳川×増田○辻○伊藤○
神戸は2試合連続PKで勝ち進んだ。ゲームとしては互角か若干名古屋ペースだったが、神戸は守備の破綻がなく、決定機を掴ませなかった。名古屋は下級生の福島新太のテクニックとポジショニングセンス、花井の間合いが光った。観るたび上手くなっている。
G大阪 広島 −−−星原−−岡本−−− 平繁−−−中野−−−木原 −−−−−−−−−−−− −−−−−保手濱−−−− 安田理倉田−横谷−安田晃 −−−柏木−−福本−−− 下平−植田−−伊藤−森− 遊佐−横竹−−槙野−中山 −−−−−木下−−−−− −−−−−金山−−−−−
G大阪 GK 木下正貴 DF 森一樹 植田龍仁朗 伊藤博幹 下平匠 MF 倉田秋 安田晃大 安田理大 横谷繁 FW 岡本英也 星原健太 リザーブ 三橋博貴 池田達哉 原宏樹 池亮麿 持留新作 二戸将 登弘幸
広島 GK 金山隼樹 DF 槙野智章 遊佐克美 中山修志 横竹翔 MF 柏木陽介 福本尚純 保手濱直樹 FW 平繁龍一 木原正和 中野裕太 リザーブ 佐久間達行 田中尚 佐藤拓 藤澤典隆 野田明弘 篠原聖
広島サポの声援の中、両チームが入場。またもG大阪はサポなしかと思った。G大阪GK木下は長ズボン、広島GK金山は短パンである。
2分、G大阪・岡本の右シュートが左サイドネットに決まり先制。3分、G大阪・右クロスを中であわせるが右に外れる。決定機。序盤はG大阪の入りがいい。9分、G大阪の左クロスのこぼれを植田シュート、左外。14分、G大阪・安田理大の切り返しを広島・中山が完全に読んでカットし、そのまま攻めあがり2人をかわすが3人目に止められる。17分にも安田理は中山に止められる。22分広島・柏木が木原へループパスを通すがその前にファウル。24分、平繁、安田晃大を2度の切り返しで交わすがクロスは誰にも合わず。26分、広島・木原負傷か?このあたりから広島も押し返す。30分、G大阪・倉田のスルーパスは星原に届かず。そのゴールキックで金山がミス、岡本から星原へ、金山と1対1になりかけた。シュートは弱い。32分、広島中央から左に大きく展開し木原が森と1対1になるが抜けず。33分、G大阪サポが突然声を上げる。いたのかという感じ。33分、広島・福本、中央突破を図るが最後のシュートはDFに当たり、左CKへ。37分、平繁、左サイドで二人に囲まれながらも突破、クロスは合わず。42分、G大阪・安田理、中山をタテにかわし左クロス、安田晃大飛び込むがDFが体を先にいれてファウル。44分、G大阪カウンター、安田理のドリブルが少しおおきくなってしまいDFがつつきCKへ。結局1−0で前半終了。ほぼ互角の内容だった。安田理と中山のいるサイドがホット。
後半は開始から広島が攻め込む。2分、広島・柏木がタメてオーバーラップした中山に出しコーナー付近から右クロス、ファーで折り返し左ポスト近くの木原が器用に右アウトサイドでシュート、見事決まり1−1。5分、広島左CKのこぼれをミドル、右外。7分、保手濱がドリブルで突っかけスルーパスを狙うがミス。前半は消えていた保手濱があらゆるスペースに現れ、広島のパスワークが活性化される。8分、広島・木原の右クロスにオーバーラップした中山飛び込むが合わず。広島の時間が続く。しかし決定機にまではつながらない。G大阪はバイタルエリアをしっかり閉め、押されながらも安定したゲーム運び。23分、中山の右クロスがファーに流れる。中には3人いた。観客638人。かなり多い。26分、G大阪・安田晃大→池。29分には広島・保手濱→野田。31分、G大阪・星原→持留。左の中盤に入り、安田理がトップへ。39分、G大阪の攻撃でゴール前で次々とチャンス。41分、広島自陣内でのパスミスをつき岡本が強烈なシュートはポストをかすめる。決定機。結局1−1でタイムアップ。またもPK戦へ。
G大阪 横谷○岡本○安田理○植田○伊藤○ 広島 平繁○木原×柏木○横竹○
後半はやや広島ペースだったが、決定機は両者つかめず、なるべくしてなった引き分けだと思う。
これで関西勢が2チームともベスト4に残った。G大阪には優勝する力が十分あり、もともと夏はともかく冬には強い。さて今年はどうなるか?
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