サッカー観戦日記

2005年10月01日(土) 関西学生リーグ 第4節 立命大−びわこ大 関西大−大院大

関西学生リーグ第4節
立命館大学 対 びわこ成蹊スポーツ大学
12時 高槻総合スポーツセンター陸 晴れ ピッチ並

立命大          びわこ大
−−−古部−−藤田−−− −−−近藤−−坂井−−−
−−−−−西野−−−−− −−−−−−−−−−−−
−−高橋−西−−山崎−− 石本−宇野−−榊−−今井
−李−阪田−−白井−伊庭 吉岡−中井−−門岩−金井
−−−−−修行−−−−− −−−−−小松−−−−−

立命大
GK 修行智仁
DF 李成浩 阪田章裕 白井脩平 伊庭徹矢
MF 西望実 西野誠 山崎佑輔 高橋健史
FW 古部健太 藤田祥史
リザーブ 上田拓郎 深水章生 永田亮太 本間慎一 大下本直人 森井惟吉 永井宏幸

びわこ大
GK 小松直哉
DF 吉岡太史 中井祐作 門岩敬太 金井龍生
MF 石本哲也 宇野勇気 榊親平 今井昌太
FW 坂井優介 近藤岳登
リザーブ 中岡暁紀 竹下徹 三反田裕也 玉垣光滋 高島佑貴 玉井公平 新中剛史


立命大は中盤がダイアモンド型、対するびわこ大は3ラインがフラットに並び組織的なプレスをかける。
2分、立命大・古部が左からドリブルシュート、バーを叩く。3分、びわこ大は左タッチライン際でFKを獲得。金井の蹴ったボールは誰にも触れないままファーサイドネットに飛び込みびわこ大が先制。8分、立命大の左クロスに古部が飛び込むがヒットせず。決定機。徐々にびわこ大ペースとなり、15分過ぎからは3ラインが整然とプレスをしかけ、個々の能力に優る立命大も何も出来なくなる。20分、びわこ大の左FKで金井のキックが今度はペナ正面に飛び込んだ宇野の頭に合い0−2となる。25分にはびわこ大がカウンターから坂井が右サイド近藤にパス、中に切れ込み左足シュート、これが決まり0−3。31分、びわこ大が左パスから今井が正面からシュートもGK正面。決定機。32分、立命大カウンター、藤田がポストに入り、やわらかいタッチで反転、古部に送り、タテにDFラインを破り角度のないところから決める。1−3。40分にはプレスにかからない西が狙いすましたパスをびわこ大DFラインの裏へ送り、ラインと入れ違って飛び出した西野がループを決める。2−3。びわこ大はDFラインを下げるべきだったが、オフサイドトラップにいってしまった。痛恨の判断ミス。42分、近藤にかわされた白井が倒して警告。前半は2−3で終了。
前半はびわこ大のいいところばかりが目立ってしまった。ただ立命大は高い決定力で1点差に迫っており悪くない経過だった。藤田のポストプレーがほとんど見られず、いい形でのパス回しはなく、西のところでボールが止まってしまうシーンが続出。

ハーフタイムで山崎→大下本。
3分、びわこ大・近藤から坂井へ、前が空いていたがシュートは弱い。7分、中央でポストに入った藤田が倒されFK、25mFKでびわこ大が壁を作っている間に藤田が素早くキック、GKの意表をつきゴール。3−3。びわこ大の甘さがまたも出てしまった。このあたりから立命大が形を作り始める。17分、立命大・伊庭がびわこ大・坂井にかわされたところを倒し警告。正面18mFKで金井がいいキックを見せるがわずかに外れる。22分、坂井→玉井。この時間帯、びわこ大は下がりすぎて立命大の波状攻撃を受ける。26分、立命大の左FK西のボールが正面に走りこんだ阪田に合い、ついに4−3と逆転。27分、立命大・古部→永井。30分、びわこ大・近藤・今井→三反田・高島。伊庭のユニフォームの背番号が外れて修繕のためピッチ外へ。38分、立命大は白井にラフプレーで警告。2枚目で退場となる。38分、立命大・高橋→深水。DFを入れて人数を揃えた。38分、びわこ大は右FKで金井のキックがファーの門岩の頭に合い4−4となる。金井のキック精度は素晴らしい。しかし39分、伊庭のタテ一本のキックに永井が走りこみ、GKと激突しながらも先にタッチ、5−4とする。その後立命大は巧みに時間稼ぎ、しかし伊庭に遅延行為で警告2枚目で退場、さらに西がスローインでわざと相手にぶつけて警告。ひどい振る舞いである。結局逃げ切って立命大が勝利した。

立命大は相手の甘さを突いた得点で逆転勝利。個々の能力は高いがチームとしての強さにはあまり繋がっていない。それでもトップ3には入る力を誇るが。びわこ大はいいチームだが甘さが目立った。ただ残留は可能性が高そうだ。

公式記録




関西学生リーグ第4節
関西大学 対 大阪学院大学
14時15分 高槻総合スポーツセンター陸 晴れ ピッチ並

関西大          大院大
−−−櫻田−−池田−−− −−−−−笹垣−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−樋口−−坂本−−−
木本−安藤−−北橋−古橋 小川−佐藤−−岡島−石櫃
野村−松田−門田−亀ヶ渕 −−林田−橋垣戸−上田−
−−−−−森田−−−−− −−−−−土屋−−−−−

関西大
GK 森田郁
DF 亀ヶ渕幹 門田泰輔 松田智志 野村博司
MF 木本敬介 安藤淳 北橋悠佑 古橋勇希
FW 池田将洋 櫻田真平
リザーブ 片岡龍太 牧佳紀 金明徳 満重剛 吉村修平 吉村勇一郎 板倉史門

大院大
GK 土屋明大
DF 林田真吾 橋垣戸光一 上田貴典
MF 岡島敬雄 佐藤直裕 石櫃洋祐 小川浩亨 樋口和也
FW 坂本勇一 笹垣亮介
リザーブ 稲田康志 奥田拓巳 永倉元気 畑中俊逸 利川浩之 新田恭史 喜志田哲也

関西大は総理大臣杯を制し、このリーグの順位に関わらずインカレ出場を決めている。春は中盤がダイアモンド型だったが、秋はフラットとなり、主将の亀ヶ渕幹はRBでの出場。FKは北橋が蹴る。春は大活躍のルーキー阪本ハベンチにも入らず。対する大院大は3−5−2で、フィジカルにたけた選手が揃う。
序盤はお互い様子見でじっくりした立ち上がり。しかし徐々に大院大が激しいプレスからリズムをつかんでくる。13分、石櫃の右FKをファーで上田(かみた)が落とし小川が左足ハーフボレー、当たりそこね。19分、大院大・笹垣がボール奪われた際にファウル、警告を受ける。無駄な警告。21分、大院大・笹垣のポストから坂本が突進、ペナ内で倒されるがノーファウル。23分、亀ヶ渕幹の右クロスを櫻田が落とし、そのボールを受けた北橋が抜け出してシュート、決まって関大先制。この点で大院大の勢いがとまり、関大のリズムが出てくる。中盤でじっくりパスをまわし、櫻田に当ててSBの上がりを生かす。これに対しサイドで数的不利になる大院大は後手後手に回り、いいカウンターも出ない。ようやく37分、大院大・右スローインを樋口が鋭い反転シュート、GKはじくと小川がこぼれを打つが左に外れる。決定機。41分、大院大・樋口を倒した関西大・門田に警告。42分、関大・木本が速い突破からクロス、ファーで古橋がハーフボレーも上に外れる。決定機。前半1−0で終了。

後半に入っても関大ペースは変わらない。しかし5分、大院大・笹垣が右に開いて受け、クロスに坂本がヘッド、上に外れる。直後に関大も安藤のスルーパスに大院大最終ラインの裏を取った池田が反応するが、GK土屋が飛び出しセーブ。決定機。15分、大院大・岡島に警告。理由不明。18分、関大・北橋にラフタックルで警告。19分、大院大・石櫃の右FKが坂本の頭に合うが上に外れる。決定機。関大は身体能力の高い2トップ、特に強さに秀でた櫻田と、速くて強い池田の相性がよく、マークが集中する分、中盤でボールを回しやすい。26分、大院大・岡島→利川。利川が左のボランチで佐藤が右に回る。32分、大院大・笹垣→喜志田。前線で孤立し機能していなかったので、ボールを引き出せる選手に代えたのだろう。37分、関大・池田→板倉。39分・41分と関大が決定機をつかむが決めきれない。43分、石櫃に警告。スローインが相手ボールになった際、ボールを地面に叩きつける。44分、関大・木本→吉村修平。1−0でタイムアップ。

決定機数5対2、ボールの支配率でも関大が上回り、順当な勝利だった。大院大はFWが孤立し、なかなか攻守の切り替えがうまくいかずに完敗。秋も関大は十分優勝が狙えそうである。

公式記録


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