2005年09月24日(土) |
関西学生リーグ 第3節 大商大−びわこ大 桃山大−同大 |
大阪商業大学 対 びわこ成蹊スポーツ大学 12時 高槻総合スポーツセンター陸 晴れ ピッチ並
大商大 びわこ大 −−−松田−−周−−−− −−−近藤−−坂井−−− −−−−−金−−−−−− −−−−−−−−−−−− 相良−生口−−宮本−川口 石本−宇野−−榊−−今井 −伊集院−田中−石橋−− 吉岡−中井−−門岩−金井 −−−−−中山−−−−− −−−−−奥村−−−−−
大商大 GK 中山史章 DF 石橋竜太 田中俊行 伊集院俊弘 MF 川口和輝 宮本卓也 生口明宏 相良真輝 金東秀 FW 松田博明 周昌慶 リザーブ
びわこ大 GK 奥村隆也 DF 金井龍生 門岩敬太 中井祐作 吉岡太史 MF 今井昌太 榊親平 宇野勇気 石本哲也 FW 坂井優介 近藤岳登 リザーブ
タテのスペースめがけてロングボールを送る大商大と、ポストに当ててつないでサイドを狙うびわこ大という対照的なチームの対決となった。6分、びわこ大がボールをカットし、SBがオーバーラップしようとするところでイージーミスで逆にボールをカットされ、周(1年・大阪朝鮮)にわたり、右隅に決めて1−0と大商大が先制。11分には大商大、左からのパスを松田(1年・江の川)がヒールで落とし、周が狙い済ましたシュートで2−0と突き放す。大商大は2トップが流れて出来たスペースにトップ下の金(4年・大阪朝鮮)が再三突く。金はゲームメーカーというよりシャドーストライカー的な動きが目立つ。突破力もある。大商大ペースに思われた24分、びわこ大は右FKで金井(3年・大塚)のキックを門岩(2年・立正大湘南)がヘッドで決めて2−1とする。流れは徐々にびわこ大のものとなっていった。40分、今井(3年・桐光学園)の右クロスをDFラインの裏を取った近藤(3年・愛産大三河)が落ち着いてトラップ、右隅に流し込んで2−2とした。ここでびわこ大・坂井(2年・丸岡)→玉井(3年・暁)。
後半開始4分、びわこ大の左CKで金井のキックからヘッド、こぼれをジャンピングボレー、さらに玉井が押し込み2−3と逆転。大商大は単純な攻めが完全に読まれてしまい、行き詰る。周はポストプレーが得意だが、スペースに流れることを要求され持ち味が出ていない。たまに巧みなトラップをみせるが、それだけである。17分、大商大・相良→増田。25分、大商大・周→23番。29分、びわこ大・今井→新中(1年・鹿児島城西)。なかなか決定機がないまま時間だけが過ぎていく。36分、大商大・金→立岡(3年・久御山)がFWに入り、23番がトップ下へ。37分、大商大・左クロスに松田頭でコントロールするがシュートはブロックされる。40分、びわこ大・GK奥村(3年・守山北)に代わり小松(3年・久御山)。42分大商大・伊集院がクレームで警告。2−3のまま終了。
内容からすると順当な結果だった。近藤は高い身体能力を活かしたプレーの数々を見せた。スピードあふれるドリブル、安定したポストプレー。マン・オブ・ザ・マッチを選ぶなら近藤で決まりだろう。パスをつなぐびわこ大のスタイルとも合っていた。
公式記録
桃山学院大学 対 同志社大学 14時15分 高槻総合スポーツセンター陸 晴れ ピッチ並
桃山大 同大 −−−奥田−−姜−−−− −−−松田−−森下−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 加門−井上久−船津−渡部 神田−細川−−西野−橋爪 尾崎−梶原−井上俊−重光 櫻内−田中−−細川−神田 −−−−−田中−−−−− −−−−−松岡−−−−−
桃山大 GK 田中慎太郎 DF 尾崎雄二 梶原寛人 井上俊 重光貴葵 MF 井上久司 船津卓也 加門亮兵 渡部泰征 FW 姜鉉守 奥田智 リザーブ 金永基 北江進吾 山中雄一 高橋章 田中祐樹 辻和帆 池田昌弘
同大 GK 松岡裕三郎 DF 櫻内光太 田中淳也 二宮貴徳 富田智明 MF 橋爪祥 西野洋一 細川史生 神田哲也 FW 松田直樹 森下智文 リザーブ 白川敏史 井上翔太 松長竜哉 滝口陽平 林東柱 島津祐 郡司海
前線からの統一された守備からのカウンターを狙う桃山大。対する同大は左サイドにパスの出せる神田(1年・京都ユース)、右には突破力のある橋爪(4年・京都ユース)を配置し、中盤でつないで崩すサッカーを目指す。 7分、橋爪が右サイドから中に切れ込み左足シュート、左に外れる。決定機。10分、桃山大・渡部(1年・日章学園)の右からのパスを裏を取った姜(3年・大阪朝鮮)が体でDFをブロックしてシュート、決まって桃山大が先制。12分には同大DFのミスを桃山大・奥田(3年・奈良育英)がカットするもシュートはブロックされる。よく戻った。決定機。15分、42分にも桃山大は決定機をつかむが決めきれず。同大は前半ノーチャンスだった。しかし耐え切ったことで後半への期待がつながった。
ハーフタイム、同大・神田→林(2年・奈良育英)。突破力のある選手を入れて両サイドハーフの突破力に活路を見出す采配。これが的中する。後半は林のサイドから強引な突破が再三見られた。桃山大は重光(4年・明徳義塾)が重心の低い対応を見せたが、林は中に切れ込むなどしぶとく突破を繰り返す。12分、同大・田中(4年・金光大阪)→井上(1年・藤枝東)。ケガか?18分桃山大・加門(1年・静学)→高橋(1年・熱田)。そして21分、同大の右クロスがファーサイドに流れ、渡部がきっちり下がってフォローしたものの痛恨の処理ミスを犯し、狙っていた林がボールをカットしそのままゴールへ流し込み1−1の同点とする。28分、桃山大・奥田→辻(1年・鎮西学院)。30分、桃山大の右クロスをニアでつなぎ辻ボレーも上に外れる。決定機。33分、同大・松田(1年・京都ユース)→島津(4年・東海大仰星)。36分、桃山大・井上久(4年・北陽)→田中祐樹(1年・広島ユース)。37分、桃山大の右50度25mFK。姜が直接右上を狙うがGKはじく。判定はゴールキック。41分、桃山大・井上俊にトリッピングで警告。結局1−1で試合終了。
決定機の数自体は3対6で桃山大ペースだったが、渡部の大きなミスによって試合は引き分けとなった。マン・オブ・ザ・マッチを選ぶなら同大の林だろう。キレにキレていた。桃山大は姜がトップではなく中盤のほうが機能するのではないだろうか?
公式記録
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