2005年09月09日(金) |
国体少年男子1回戦 静岡−長野 埼玉−長崎 山口−鹿児島 群馬−大阪 |
水島緑地福田公園サッカー場 9時30分 晴れ ピッチ良
静岡 長野 −−−中川−−新井−−− −−−−−中谷−−−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 先崎−多々良−天野−井出 川島−横山−−牛丸−荒井 佐野−石垣−−和田−内田 田中−中條−−小松−堀金 −−−−−碓井−−−−− −−−−−手塚−−−−−
後半より観戦。すでに長野は退場者を出していた。3−0。
スタメン 静岡 GK 碓井健平 DF 内田篤人 和田新吾 石垣勝矢 佐野克彦 MF 井出翔太 多々良敦斗 天野恒太 先崎勝也 FW 新井悠太 中川靖章 リザーブ 杉山力裕 薗田淳 原田圭輔 鈴木崇記 石神啓
長野 GK 手塚慎吾 DF 堀金勇作 小野純弥 中條克明 小松憲太 MF 田中雅士 横山僚 川島和久 中谷大地 FW 牛丸亮 中島拓磨 リザーブ 小松洋 山田友貴 荒井洋太 安平友成 佐藤康洋
ハーフタイムで長野・中島→荒井。 一人多い静岡が一方的にパスを前後左右につなぎ猛攻。6分、中川が一人ドリブルで持ち込み左上に叩き込み4点目。12分、静岡・天野→石神。長野。川島→佐藤。17分、長野・田中→安平。19分、静岡・井出→鈴木。22分、静岡・和田→薗田。27分、静岡・佐野→原田。碓井→杉山。31分、静岡・先崎が左45度からコントロールシュートを右スミに決めて5−0。33分、静岡・先崎のスルーパスが左スペースに走りこんだ新井に通り、左クロスが多々良の頭へ。これが決まり6−0。直後に長野・手塚→小松。34分、長野・牛丸→山田。しばらくしてタイムアップ。
すでに勝負がついてから会場に着いたので、見るべきシーンは少なかった。静岡が圧勝し、長野はなすすべもなかった。
公式記録
水島緑地福田公園サッカー場 11時20分 晴れ ピッチ良
埼玉 長崎 −−−小池−−鈴木寛−− −−−−−中筋−−−−− −−−−−−−−−−−− −−−城谷−−田中信−− 萩尾−−堤−金生谷−西澤 田中政−宮下渡辺勝−中川 堀口−西村−−塚越−野島 −−江島−渡邉三−浦田− −−−−−大橋−−−−− −−−−−町田−−−−−
埼玉 GK 大橋基史 DF 野島康宏 塚越孝樹 西村陽穀 堀口洋 MF 萩尾勇真 堤俊輔 西澤代志也 金生谷仁 FW 小池純輝 鈴木寛一 リザーブ 山田哲 田村学 増田孝輔 鈴木竜基 市川雄太郎
長崎 GK 町田大貴 DF 江島直穀 渡邉三城 浦田幸陽 中川翔平 MF 宮下雅行 渡辺勝嗣 田中政勝 城谷侑希 FW 田中信也 中筋誠 リザーブ 関野祐樹 今西悠 田川憲司 内川亮 幸野屋敏行
埼玉はプロ契約のエスクデロがルール上選外。長崎は国見式のマンマーク守備で、江島が鈴木寛一に、浦田が小池につく。
埼玉はDF西村、MF堤、FW小池としっかりしたタテのラインが通っており、攻守のバランスのとれた好チーム。圧倒的な高さ・強さを利した守備が売りの西村は184cmの中筋へのハイボール攻撃を封じ、足元への楔も許さない。堤は安定感あふれる守備と両足の正確なキックから攻撃の起点となる。脇を固める選手もつわもの揃いで、総合力に優る埼玉が圧倒するかに思われたこの試合、しかし最初にチャンスをつかんだのは国見高主体の長崎だった。13分、西村の裏に走りこんだ田中信也にスルーパスが通りシュート。GK大橋正面。14分には塚越のクリアミスを田中信也シュート。これもGK大橋キャッチ。長崎の時間帯が続き、ついに16分、ロングボールを城谷ヘッド、そのこぼれを田中信也が決めて長崎が先制。しかしここでドリンクタイムが入り、一息ついた埼玉の反撃が始まる。20分、萩尾が左サイドから中にドリブル、相手を引きつけ右にパス、これを西澤シュート、GK町田セーブ。決定機。28分埼玉の左CKがファーに流れ野島が右クロス、これが走りこんだ塚越の右足にピタリ合い右足ボレーが決まり1−1の同点。選手交代をはさんだ32分、右クロスを小池がヘッドもバー叩き、こぼれを鈴木寛一が押し込み2−1。33分には埼玉の右クロスが小池にわたったところを浦田が後ろから倒し、一発レッド。このPKを小池自ら決めて3−1。
後半は埼玉怒涛の猛攻が続いた。長崎は4−2−1−2に組み替えるが、カバーリングの意識に乏しく次々に突破を許してしまった。7分には小池が右スミに決め、9分には堀口のフィードを受けた鈴木竜基がポストに入り萩尾のロングが決まってあっという間に5−1。33分には増田のコントロールシュートが右スミに決まって6−1と埼玉が完勝した。
それにしても残念だったのは長崎のモチベーションが段々下がっていったことだ。やはり過密スケジュールが続く国見の選手たちに国体まで戦い抜く気力はないのかもしれない。来年からのU−16化はやはり正解だと思った。
公式記録
水島緑地福田公園サッカー場 13時10分 晴れ ピッチ良
山口 鹿児島 −−−石田−−ハウ−−− −−西之宮−−栫−−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−日高−−−−− 佐古田−菅田−平間−楢崎 三代−赤尾−−豊満−永岩 福永−神谷−−菊本−田村 −−本城−西岡−赤井田− −−−−−柳井−−−−− −−−−−溝之上−−−−
山口 GK 柳井一茂 DF 田村隆生 菊本拓志 神谷岳志 福永拓未 MF 楢崎佑馬 菅田恭介 平間直道 佐古田翔平 FW ハウバート・ダン 石田聖雄 リザーブ 竹重安希彦 平山秀人 川村任泰 上野雅智 平川亮輔
鹿児島 GK 溝之上一志 DF 本城宏紀 赤井田侑志 西岡謙太 MF 三代将平 永岩貞亮 豊満貴之 赤尾公 日高啓太 FW 栫大嗣 西之宮慎司 リザーブ 加治学 平田政志郎 森園敬志 山口純 迫田亮介
鹿実主体の鹿児島はマンマーク守備。最初にチャンスをつかんだのは山口だった。右クロスに石田があわせるが、鹿児島GK溝之上キャッチ。決定機。11分には楢崎のスルーパスに迫田がフリーで抜け出しシュートも左に外れる。しかし徐々にマンマークが機能しだした鹿児島ペースとなる。24分、永岩の右クロスに栫が胸トラップから右足シュートを決めて0−1。33分には左クロスから西之宮がシュートを放つなど、鹿児島ペースで前半が進む。
後半も流れは変わらず、3分、右クロスをファーで待ち構えた豊満がヘッドで決めて0−2。4分には永岩の右クロスがファーに流れ豊満が折り返したボールを栫がヘッド、0−3として勝負を決める。12分にはスルーパスを受けた栫のシュートがGKにいったん防がれるが、こぼれを西之宮が決めて0−4とする。その後も決定機が2回あった鹿児島に対し山口はチャンスをつかめず、結局0−4と鹿児島が完勝した。
公式記録
水島緑地福田公園陸上競技場 15時 晴れ ピッチ良
群馬 大阪 −−−藤倉−−田中−−− −−−寺本−−河野−−− −−−−−−−−−−−− −−−−−倉田−−−−− 吉岡−高田−−岩沼−大朏 −安田−−宇佐美−松本− 笠原−市川−堀越−大河原 植田−伊藤−−長島−森− −−−−−土田−−−−− −−−−−三橋−−−−−
群馬 GK 土田健太 DF 堀越寛人 笠原嵩太 大河原亮 市川祐樹 MF 吉岡聡 高田大将 大朏秀人 岩沼俊介 田中亜土夢 FW 藤倉千明 リザーブ 木下大悟 堤秀幸 阿部剛士 松澤健祐 三澤慶一
大阪 GK 三橋博貴 DF 森一樹 長島健太郎 伊藤博幹 植田龍仁朗 MF 松本祥吾 倉田秋 宇佐美宏和 安田理大 FW 河野大星 寺本和弘 リザーブ 松木慎也 永戸康士 星原健太 西村明雄 前川亮
群馬は本来のエース反町を負傷で欠く。しかし藤倉の動き出しがよく、巧みにボールを引き出す。大阪も自陣からパスをつなぎ、バイタルエリアでは積極的な仕掛けも見られ、レベルの高いゲームとなる。 13分、大阪・安田が中に切れ込んでから戻したボールを植田シュート、こぼれを倉田が右隅に流し込み0−1。17分に群馬も吉岡の左クロスが中の田中の頭にぴったり合い、1−1の同点へ。24分、群馬・藤倉のスルーパスに田中スライディングシュート、上に外れる。決定機。33分には大阪・松本の右クロスが寺本の頭に合うが、GK土田が横っ飛びの好キャッチ。
ハーフタイムで大阪・伊藤→永戸。負傷か?右CBに入り、長島が左CBとなる。 1分、安田の左クロスを松本が狙うも上外。決定機。5分、植田に警告。ラフプレー。11分、大阪・安田がハーフ付近からドリブルで中に切れ込み左足シュート、これが決まる。独りで決めたナイスゴール。しかし12分、ペナ内で故意にハンドしたとして植田に1発レッド。これで得たPKを群馬・大朏がバーに当ててしまう。大阪は宇佐美をLBに回して4−3−2とする。しかし群馬は正確なフィードのできる最終ラインを押し上げ、空いた大阪中盤の両サイドをつき猛攻開始。17分、田中のスルーパスに藤倉が反応し、右隅に決めてまず同点。18分には藤倉の足元に入ったボールを反転シュート、DFブロック。19分には左クロスを藤倉が上に叩き込み3−2と逆転。22分、大阪は寺本→前川、松本→星原。大阪は3−4−2へ変更して攻勢に出るが、群馬も落ち着いて対応する。大阪は長島を余らせて森と永戸がストッパー。中盤は宇佐美ボランチ、左に星原、右に倉田、トップ下安田。群馬は守勢になるが、落ち着いた守備で決定機を作らせない。33分、高田→松澤。結局3−2で群馬逃げ切る。
大阪は悪くない内容だったが退場でバランスを失った。安田が切れていて群馬をよくかき回した。倉田のパスも効いていた。力的には互角だったと思う。ただ大阪選抜よりもG大阪単独チームのほうが強い。毎年思うことだが……。 群馬では伏兵藤倉が圧倒的な存在感が光った。関東国体よりも一段と力をつけていた。反町不在の穴は感じなかった。バックラインは強者ぞろい。また左利きがそろい左サイドからのクロスにも精度があった。バランスの取れた崩しを見せ、優勝候補の名に恥じない出来。
公式記録
|