2004年08月07日(土) |
大阪招待ユース(書きかけ) |
大会最大の目当て、アンソニー・ストークス(88年生まれ、アイルランドU−17代表、アーセナル所属)がどうやら来日していないようだし、豊田国際ユース第3日観戦+ホテル代+アジアカップ決勝生中継不観戦よりも大阪招待観戦+有馬温泉+アジアカップ決勝生中継観戦を選択する。選手達が真剣にプレーし、ゲーム展開・勝負が白熱すればいかにレベルの低い内容であっても楽しむことは出来る。日本−ヨルダン、日本−バーレーンともレベル的には酷いものだったが、エンターテイメントとしては最高だった。中国が弱いことは百も承知だが、日本のレベルからすれば勝負の盛り上がりは期待できる。そういうわけで大阪招待に足を運ぶ。
この大会は元々U−18世代をターゲットにしたもので、招待チーム名も「〜〜U−18」となっている。これが大阪U−18といった国体選抜チームならそれでもいいのだが、海外招待チームの場合はちょっと凄い。昨年はウエストハムU−18を「英国U−18」と称したし、今年も水原工業サッカー部が「韓国U−18」、上海国際のユースチームが「上海U−18」なのだ。プログラムには一応本来のチーム名を記しているが、スコアボードはデマそのもの。「ウソ・大げさ・紛らわしい」が大嫌いな私としてはいささか不愉快な話である。「何も知らない観客に分かりやすいように」とはだいぶ前に聞いた説明であるが。大体なぜ韓国だけが国名で上海が都市名なのだろう?「上海U−18」というと強豪上海申花ユースの選手もいそうな名前だ。
もっともサッカー以外のスポーツが「世界」を騙るのは「ウソ・大げさ・紛らわしい」以外の何者でもない、はっきりいって他は全て、もちろん大好きなアメフトもラグビーもF1もローカル(世界の一部地域)スポーツだ、と話したところ、だから最近は「世界」のほかに「全地球的」という言葉も使われるではないか、という意見を伺った。なるほど。
のんびりしていると決勝が始まるので打ち切り。第1試合は後半10分、上海U−18は20歳のツァオが右クロスを決める。しかし35分韓国U−18も左クロスのこぼれをユンが決めて1−1で終了。PK戦で韓国U−18が勝利。
第2試合の大阪選抜スタメンは東、佐藤、金、久野(関大一)、山口(近大附)、松岡、田所、安田、長束(近大附)、出口司、出口義隆(仰星)。つまり全国大会に出場せず、公式戦から遠ざかっている3人に経験を積ませる意図が鮮明な布陣。樽井(関大一)も交代出場し、高校勢は全員出場。安田、平井の得点で大阪が岡山に完勝した。
新幹線、邪魔です。おどきなさい。
日本先制。気持ちいいくらい中国はセットプレー時のゾーンマークが下手だ。これで、後はタテに蹴るか前を向けたサイドがドリブルか、ロングか、 ハオ・ハイドンの天才性頼みだろう。
サイドに追い込まれたエンスーに気持ちよく突破させてしまった。個人の 甘さだ。コンディションも気になる。1−1。
前半終了。日本のチャンスはほとんどないが、まあこんなもの。サイドを きっちり守りきれてないのが気になる。アレックスのサイドの中田の警告 も。守っていれば中国は勝手に自滅するのに。
ハオ・ハイドンの守備時の仕事はサイド限定のはずだが何の役にも立って ないですよ。これは。
中国、セットプレーの守備が思いっきりマンマークへ(笑)。
ハオ・ハイドン交代。仕方ないとはいえ、一段と中国は単調になるだろう。 サンバでも太極拳でもなく、集団自転車通勤サッカー。
右CKを中田勝ち越しゴール。ハンドにしか見えない。それにしてもなんで あの位置でフリーにさせてくれるのか、中国。
完全に日本ペース。中田のニセ・ゴールが決勝点になれば壮大なピカレスク・ロマンの完成だ。
後半30分、中国決定的ミドル。流れが変わる予感。時間帯的にもそうだ。
玉田決めた!中国はアジアを制するにはまだ早い。今の日本が王者にふさわしいかどうかはともかく……。
かくしてスタジアムはブルーに染まった。
なお、このリアルタイム日記は手動的に消滅する。
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