2004年05月11日(火) |
雑文「トッティ王子のちょっぴし☆おバカな笑い話」雑感 |
「トッティ王子のちょっぴし☆おバカな笑い話」
読了。30分チョイで読める。こんなバカな本を読んだのはいつ以来か。そのバカさ加減がしょっちゅうネタにされるトッティ。そのトッティ絡みの笑い話を本人自ら編集した本がベストセラーになってしまった。しかも印税はすべてユニセフに寄付するという美談付き。あらゆるメディアを通して報道されるトッティと言う人物は確かに無教養で知性に欠け記憶力もなく必要最低限の社会常識も持ち合わせていない男なのだが、周囲の人に恵まれたこともあり、マラドーナのような人格破綻者にもならず、決して悪い人間でもない。むしろ社交的で人から愛されるタイプ。そのキャラクターが滲み出ている。
内容は↓の通り(要PDF)徹底的におバカな本だった。 その1 その2 その3 その4
サッカーマガジン公式サイトよりコピペ
【インタビュー】人気番組『レ・イエネ』の中でトッティはインタビューを受けた。 「名前は?」 「フランチェスコ」 「名字は?」 「トッティ」 「職業は?」 「サッカー選手」 「性は?」 「最近はちょっとご無沙汰だね」
【子猫】彼女が子猫を拾ってきた。 彼女: 「ほか、かわいいでしょ? でもこんなに小さいとオスだかメスだかよくわからないわね」 トッティ: 「こいつはオスだな」 彼女: 「どうしてわかるの?」 トッティ: 「よく見ろよ。ヒゲが生えてるじゃないか」
イタリア語表現の特徴を使ったネタが多く日本語訳では面白さが伝わりにくい内容だった。雰囲気を楽しめということだろう。トッティの文法ミスや記憶力の無さを笑ったものが多い。デルピエロも「バカだけどトッティよりはマシ」というキャラクターを笑いのネタにされてしまった。日本のファンも一安心。バッジョや中田は登場していない(笑)。
なお巻末に収録された実話がまたトッティのバカさ加減を際立たせる。この本に収録されたネタは実話に近いんじゃないか、という疑問も湧くというもの。
1:恥骨結合炎という言葉を覚えられなくて、×××の炎症と口走るトッティ 2:恋人への手紙で無教養というコンプレックスが吹き出たように、やたら諺を連発
思わず買ってしまった。また下らぬものを買ってしまった。こんな本がべストセラーになるイタリアって一体・・・・・・。日本のベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」も読んでみよう。「世界の中心で愛を叫んだけもの」(超マイナー)は読んだし、「世界の中心でアイを叫んだけもの」(超メジャー)も見たが、前2作の露骨なパクリタイトルということでベストセラー小説には手をつけなかった。前2作が気に入っているだけに不安も多い。読んでもイタリアのベストセラーの方が記憶に残りそうな気もする。
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