2003年10月01日(水) |
雑文・高校女子選手権 サッカー経験年数・体格データ |
高校女子選手権のプログラムには各選手のサッカー経験年齢が記されている。01年度の物から各校の上位11人の合計を出してみる。
明清 98年 常盤木 89年 聖和 79年 本庄 43年 埼玉平成 79年 湘南 85年 高商 15年 吉原 76年 藤枝西 79年 日ノ本 69年 橘 19年 啓明 117年 皆実 41年 済美 36年 神村 97年 鳳凰 85年
小学4年生で少年団に入り、以後プレーを続けた選手が11人揃えば75年前後の数字となる。それ以上となると経験年数の考え方にも左右される。とりあえず70年程度のチームであれば個々の選手は小さい頃からのプレー経験を持つ、と見ても良いだろう。 01年度の出場チームでは、明清・常盤木・聖和・埼玉平成・湘南・吉原・藤枝西・日ノ本・啓明・神村・鳳凰は十分なプレー経験を積んだ選手が揃い、本庄・皆実・済美はやや経験不足、高商・橘はほぼ素人のチーム、と判断できる。本庄は素晴らしい実績の割には技術が低くパスを繋がない傾向にあるが、選手の経験不足が根底にあるのだろう。
次に経験年数上位11人プラスαの選手の平均身長・体重を出してみる。この種のデータは不正確な事が多いのであくまで参考に過ぎないことを承知していただきたい。なお高商・橘については経験者が数人であるため背番号11までの選手を対象とした。皆実・済美も経験者が11人に満たないので残りは背番号の小さい選手を加え算出した。比較のために02年度U−19女子代表のデータも算出した。
明清 160.5cm 53.3kg 常盤木 162.3cm 56.6kg 聖和 160.5cm 52.1kg 本庄 158.8cm 53.4kg 埼玉平成159.6cm 56.1kg 湘南 161.9cm 55.9kg 高商 156.0cm 48.9kg 吉原 159.2cm 53.6kg 藤枝西 158.2cm 52.2kg 日ノ本 157.0cm 51.1kg 橘 154.8cm 49.4kg 啓明 159.9cm 53.3kg 皆実 157.7cm 51.8kg 済美 157.6cm 51.3kg 神村 158.4cm 51.1kg 鳳凰 158.0cm 50.8kg U−19 162.9cm 56.2kg この年代の女子選手は165cmであれば55kg前後が理想的な数字であると私は考えている。 湘南は上背がある上に体重とのバランスも良く理想に近い数字になっている。常盤木も数字の上では同等だがオーバーウェイト気味の選手もおり、実際には湘南に一歩譲る。接触を避ける傾向にある聖和が意外とバランスの良い数字であり、聖和のスタイルは純粋に国井監督の志向を示しているのだろう。当たりの強い九州2校の軽さも予想外であった。全体的にまずまずの数字となっている。未経験者主体の高商・橘は数字的に物足りず、これでは全国では戦えないだろう。
上の文章は01年度大会直後に書いたものに後日手を加えた
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