- different corner -
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雨が降っていたので出かけることにする。
私の周辺で雨が好きな人はいない。 だから、誰かと一緒だとすぐにせかせか歩いていってしまうので 雨の中にあまりいられない。 こんな日は、一人で歩くほうが気が楽だ。
小さな別れを少々と、 大きな嘘を一つ。
出会ってみたところで、別れる運命にある人との 運命はかえられない。 どうあがいても別れるときは別れるし、 別れない人とはずっと別れない。 別れがほんの少し早かっただけのことだ。 私には、自分の両親や、今は離れたところにいるあの子くらいの トラブルメーカーがお似合いなのだ。 もう、運命にさからう気力もない。
古本屋さんで「ノッティングヒルの恋人」の ノベライズ本を見つけた。 「馬と猟犬」がめちゃくちゃツボだったのだが、 文字になってみるとそんなにおもしろくないのが悲しい。 探していた本がなかったので、何も買わなかった。
バスを待っていると、隣にかわいい小さな女の子が 母親に手をひかれて歩いてきた。
そんなにかわいい子は、 早くずるくならないとうまく生きていけないよ。
心の中でそう思った。
帰ってきたら、飲み残しのコーヒーがすっかり冷え切っていた。 その冷たさが心地良かった。
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