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2002年12月17日(火) いやな思い出

時々、何かに熱中しているときにふとその場とは
まったく無関係ないやな思い出を思い出すことがあります。

私がSさんを好きだったときのこと。

その人は私が出向で出向いた先にいた人だったのだけど、
地味な外見とは裏腹にすごくできる人で、
みんなからとても頼られている存在だった。
(彼が毛嫌いしている上司でさえも彼のことがお気に入りでした。)

彼に好きな人がいるという話は聞かないけれど、
自分はそんなに遠くないうちにここを去るのだから
自分の気持ちはしまっておいたほうがいいかなと思って
何も言わないまま三ヶ月が過ぎました。
でも、出向先の新プロジェクトを手伝うことになったので
期間が延長になってしまったのでした。
とてもうれしかったけど、
自分のこの気持ちをもう一ヵ月封じ込めないと
いけないのかと思うとどうすればいいのか
とまどってしまいました。
しかしその日の帰り、見てしまったのです。

駅のホームで電車がとまり、出入り口がしばらく開いていました。
時間調整で少し私の乗っている電車がとまったのでした。
その時に、反対側のホームから逆方向へいく電車がすべりこんできて、
扉が開きました。

なんとそこに、Sさんが乗っていたのです。
一瞬びっくりしたけど、すぐにそれはショックへとかわりました。
Sさんの正面には彼よりも頭二つ小さい感じの
髪の長い人が乗っていました。
混雑する電車の中、Sさんは彼女を抱きかかえるような姿勢で
彼女の正面にたっていました。
Sさんはずっと彼女のおでこのあたりを見つめていて、
私が反対側にいることなんか気づきもしない様子でした。

そして数秒後、反対側の扉がしまり、
私の乗っている側の扉もしまり、電車はそれぞれ
反対方向へと流れていきました。

自分の気持ちをどうしたか、言うまでもありません。
それなのに、その後さらに期間は3ヶ月延長になってしまっただけでなく、
部署の移動で私はSさんのアシスタントをすることになり、
席も隣になってしまったのです。

会社にいる間はほとんど行動が一緒だったので、
期間が切れるまでは地獄みたいでした。(苦笑)
いてもつらいのに、彼が出張で留守だと泣きそうでした。

今だったらそういう関係になれなくても
お友達にでもなっておこうと思えたかもしれない。
でも、私は彼がどこに住んでいるのかも知らないまま
彼とは何の進展もないまま、むしろ遠ざかった状態で
別れてしまいました。

なんでこんなこと、今ごろ思い出すんだろう。。。?


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