雑感
DiaryINDEX|past|will
指の運動がわりに楽器を始めようかと思って、さて何にするかと 探していた。弦楽器にはあこがれるけれど、音程が整うまでに 4,5年はかかりそうなのでパス。 20年前にちょっとやってたフルートはどうかなと思って楽器を 探してみたら、初心者用から中級者用まで値段の幅がありすぎて 迷う。ヤマハの入門用なら500ユーロからあるけれど、日本で 5−6万で買える。ムラマツはウィーンの工房で4000ユーロ くらい。 下から2番目の入門用なのに、さすが世界のムラマツだ。 フルートは半年ごとに調整、年に一度はメンテをしないと使ってなくて も駄目になるデリケートな楽器。 メンテの値段が300ユーロくらいするので、ヤマハを買ってメンテに 出してたら割に合わない。最初は、ヤマハで練習して使いきってから 好みのハンドメイド品に移行していくのがオーソドックスのよう。 そうなると最低でもヘッドが銀製の、最低3000ユーロからだろうか。 ちゃんとした楽器を揃えるのはやはりお金がかかる。
道具の買い方には二通りあって、初心者用の手ごろなもので試して しだいにグレードアップしていく方法と、初めから本格的なもの を揃える方法がある。 いろんなおもちゃを買ってきた経験上、最初からいいもので始めた 方が長続きするように思う。自転車はそこそこのを買ってすぐに グレードアップしてよかった。画材は安いのを買って始めたが、すぐに 中上級者用に買い換えるはめになった。 楽器については、初心者が、楽器のポテンシャルを最高に引き出せる はずがないので、安価なもので始めるのは理にかなっていると思うのだ けど、いい楽器は初心者でも音が出しやすいといわれると、そうだろうな とも思うので、どのグレードを選ぶかは難しい。
もっと音楽と関わり合いになっていればよかったなと思う。 何につけスロースターターで、今までの人生でいっぱい時間 があったはずなのに惜しいことをした。
|