雑感
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季刊誌「考える人」の2007年8月号はクラシック音楽の特集を していて、古楽器チェロの第一人者アンナ―・ビルスマがバッハの 無伴奏チェロ組曲について語っている。
雑誌のテーマは「クラシック音楽と本さえあれば」で、著名な 芸術家が多面的にクラシック音楽について語っている。 他に、吉田秀和のインタビューも掲載されていて、おもしろそう だったのでアマゾンで探してみたら、現物はもう手に入らない らしくユーズド新品で倍の2700円台で売りに出されている。 先月くらいにでたばかりなのに、もう売り切れとは相当評判が よかったんだろう。
というわけで泣く泣く送料込み3000円で注文、こっちに送って もらったらさらに1000円加算されるからずいぶん高い買い物をした ことになる。
先週、ビルスマのバッハソロを買ったので演奏者がどういう風に バッハを考えているか是非読みたかったのだ。 バッハのチェロからビルスマへと辿っていく途中で、ネット でこの号を知った。アンテナを鋭敏にしていると、いつのまにか 欲しい情報が飛び込んでくるようだ。
ビルスマ盤は1992年盤なので、純粋な古楽器のチェロの演奏 ではない。オンラインBBS御推奨は、1979年の1回目の 録音らしい。 92年盤のを、一回さらりと聴いてみた。よけいな装飾のない男気の ある、骨太の演奏という印象を受ける。フルニエの演奏とは対極に ある感じ。目下、フルニエが気に入っているので、ビルスマを 気に入るまでにはまだ時間の猶予が必要かも。
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