雑感
DiaryINDEXpastwill


2007年08月14日(火) 考えるひと

季刊誌「考える人」の2007年8月号はクラシック音楽の特集を
していて、古楽器チェロの第一人者アンナ―・ビルスマがバッハの
無伴奏チェロ組曲について語っている。

雑誌のテーマは「クラシック音楽と本さえあれば」で、著名な
芸術家が多面的にクラシック音楽について語っている。
他に、吉田秀和のインタビューも掲載されていて、おもしろそう
だったのでアマゾンで探してみたら、現物はもう手に入らない
らしくユーズド新品で倍の2700円台で売りに出されている。
先月くらいにでたばかりなのに、もう売り切れとは相当評判が
よかったんだろう。

というわけで泣く泣く送料込み3000円で注文、こっちに送って
もらったらさらに1000円加算されるからずいぶん高い買い物をした
ことになる。

先週、ビルスマのバッハソロを買ったので演奏者がどういう風に
バッハを考えているか是非読みたかったのだ。
バッハのチェロからビルスマへと辿っていく途中で、ネット
でこの号を知った。アンテナを鋭敏にしていると、いつのまにか
欲しい情報が飛び込んでくるようだ。

ビルスマ盤は1992年盤なので、純粋な古楽器のチェロの演奏
ではない。オンラインBBS御推奨は、1979年の1回目の
録音らしい。
92年盤のを、一回さらりと聴いてみた。よけいな装飾のない男気の
ある、骨太の演奏という印象を受ける。フルニエの演奏とは対極に
ある感じ。目下、フルニエが気に入っているので、ビルスマを
気に入るまでにはまだ時間の猶予が必要かも。


Aqu |MAIL

My追加