「SWAN LAKE」観劇日記です。
私流の(うそ臭い)あらすじのようなものもございます ので、 これから観劇されるかた、ご興味のない方 申し訳ございませんが、プラウザのバックでお戻りください
そして …長いです。
ご注意くださいませ!
見てまいりました、空前の話題作「SWAN LAKE」!!
要するに白鳥の湖なのですが 白鳥を男性が演じる(踊る?)のです。
「リトルダンサー」に出演している事でも有名な あのアダム・クーパー氏が白鳥&黒鳥を演じて話題になっておりました。 (日本語おかしいな…)
日本、渋谷での公演では
アダム・クーパー ジーザス・パスター 首藤康之
上記三氏のいずれかが白鳥を演じ、 その配役は当日まで分からない、というドキドキなものです。
私も、ようやっと取れたチケット。 誰になるのかドキドキしつつ、入場いたしました。 そして、「本日の出演者」の紙をとってみると
The Swan & The Stranger … アダム・クーパー
よっしゃーーーーー!!!!!
いや、勿論他のお二人でもまったく問題なし!!なのですが 一回しか見られない(チケットがなにせ全然取れませんでしたので)公演 そう思うと、やはり!
本当に嬉しくて、開演する前からウッキウッキし放題で 気色の悪い女でした。周りの方…すみませ…!
そして、開演
↓内容概略です・飛ばして頂いて勿論結構です!↓
時代は、近代。
母親の愛情に飢えていた王子は、必至に王妃に手を伸ばす が、いつも王妃はすげなく返す。 寂しさに嘆く小さい王子は 胸に白鳥のぬいぐるみを抱き眠る
退屈な日々、一向に変化のない生活 月日は経った。 しかし生活と同じに、王妃もまた変わらず 王子は王妃の愛情を得る事もなく過ごす。
と、王子の前に明らかに育ちの疑われるような しかし、美しく若い女性が現れる。 王子はその女性に惹かれ、共にバレエを見に行く
しかし、その格式高い雰囲気に居心地の悪さを覚え 女性は席をたってしまう
漸く出会えた女性に逃げられ、気を落とした王子は 変装し、怪しいクラブへと足を向ける その女性をさがすため。
しかし、酔った王子は喧嘩をし 結局そのクラブからも追い出されてしまった
心から傷ついた王子は、途方にくれ 歩くうちに湖にたどり着く。 そして、もう生への執着もない とばかりに 遺書を書き、湖へと近づいた
と そのとき
白鳥が舞い降りる
白鳥、幼年時代のあのぬいぐるみとの既視感
王子はその白鳥の雄雄しい、そして美しい姿に 次第に心を癒され、希望を取り戻す
舞台は変わって舞踏会場。 たくさんの賓客が訪れ、会場前は記者たちでごった返していた 中では絢爛豪華なざわめき 王子は退屈そうに立っていた
そのとき、黒衣に白マフラーの青年が現れる 王子は驚きに目を開く そう、その青年は、あの、あの時の白鳥に瓜二つだったのだ
青年は客の女性達とかわるがわる踊り その虜にしていく
女性と踊りながらも、青年から目を離す事の出来ない王子 そしてその王子を挑発するように、 青年もまた、王子を挑戦的に見つめ返した
そして 何時の間にか、辺りから人が消え 王子の手には 青年の手 戦うように踊る二人
しかし時間は過ぎ 青年は王妃と踊りだし、そして王妃の愛を得た
母親、そしてあの時の白鳥に似た青年 二人を同時に失う恐怖 王子は拳銃を取り出す 警備隊に取り囲まれる
警備隊の 発砲
王子は かつての女性に助けられるようにして倒れた しかし、その女性が息を吹き返す事は なかった
狂気を得たとされ、王子は手術をうけることになる 王妃の影 怪しい医者の影 それは 王子の心の不安を表すような 黒く 大きな影だった
手術を施され、横たわっていた王子 そこに いつかの白鳥がやってくる
傷ついた王子を白鳥は優しく慰めるが 他の白鳥達は、そうはいかなかった
人間と 白鳥 その間の愛を認めることなど、到底出来る事ではない 白鳥達は、王子と白鳥を殺してしまう
死して、漸く穏やかな表情を浮かべる二人
王子がなくなっているのを発見した王妃は このときになってようやく、その腕に王子を抱きしめ 泣いた
↑以上 あらすじでした↑
こんな感じのお話でした。 なんというか…クーパー!
他の白鳥さん達と同じ格好をしているはずなのですが なぜか、彼が出てきた瞬間 分かる。
最初は、どこか衣装とかお化粧が違うから目立つのかな? なんて思っていたのです。
が、多分それらに違いはない…とおもうのです。
彼の存在感。半端じゃありませんでした。 探す必要なんか、さっぱりありませんでした。 目が、勝手にひきつけられる。
これが、本物のすごさなのか!なんて感動してしまいました。
そしてその演技力
白鳥のとき、優しく、時に力強く王子を見つめ 黒鳥のとき、魅惑的に、けれど突き放し王子を傷つける
この対比のすばらしいことといったら…言葉になりません。
細かい、けれど大胆な演出にも目を奪われました。
白鳥の姿をしている時、 白鳥達は皆、脳天から鼻筋に掛けて黒く塗られているのです。 白鳥の象徴みたいな?
黒鳥のシーン、王子を挑発するストレンジャー(黒鳥)が 自分の吸っていた煙草の灰を、指につけ おでこから鼻筋に ビッ…と引くんです
白鳥を髣髴とさせる 暗示
う…わぁ…!って!ゾクゾクしました すごい、よくこんな演出考えついたなぁ!
そして全編通して エ ロ イ !!
ブロードウェイ?では年齢制限があったそうな? …納得です。こりゃぁ子供には見せられないよーアハハ!
黒鳥、出てきて初っ端から王妃の腕舐めるんですよ!? いろんな女の人に接吻するわ、押し倒すは、人のパートナーに手をだすわ! 更には胸を鷲掴むわ…。 刺激的でした。非常に。
でもなによりも、王子とのやり取りが… 鼻はくっついている、口がつくまであと一センチ くらいの距離で見詰め合ってみたりして…
しかし、その至近距離よりも 二人の目が、真剣で。 本気で。 お互いしか、見ていない、見えない そんな目で。 メチャメチャエロス感じました。
舞台見てて、あんなにドキドキしたのは初めてです。 すごかった。すごかった。すごかった…!!!
なんて、暴走マックスの感想ですみません;; しかもクーパー氏についてしか語ってませんね;
けれど、ほんと、彼の踊ってないシーン というか彼が片隅で座っていて、他の人が踊っているシーンでも 彼から目が離せませんでした。 ので…「SWAN LAKE」の感想と言うよりも アダム・クーパー氏を見てきた、といった感じです(笑)
言葉にすると、どうもちんけな気がして虚しいのですが
すばらしかったです
また、是非見たいものです!
以上、観劇日記でした! (悪徳理事長)
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