dust box
akane



 寂寥

ぼんやりとほお杖をついて
静かすぎる部屋で
暖房のうすぼんやりとした空気に包まれながら
荒れ狂う窓の外を見ていた

吹き溜まりが
まるで砂漠みたいで
この世の中にひとりきりで
取り残されてしまったような
そんな気分にさせた

ぜんぶ ぜんぶ 包み込んで
まゆにくるまれた刃先のカケラみたいで
どんなにとがっていても
やわらかなものにたちうちできない

自分の無力さは
そんなところからじわりじわりと沸いてきて
どうしようもない寂しさは
投げつけたグラスの破壊音が
一瞬だけ拡散させた



2003年01月31日(金)
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