たまに公園で楽器を練習することがある。 まぁ練習するとしたら土日なわけで、特に この季節の公園には小さい子がたくさんだ。
楽器を吹いていると大抵の子供が凝視してくる。 でも子供は苦手だし、気の利いたレパートリーも 無いのでとにかく視線をあわせず完全無視。
今日も夕方時間があったので公園に行った。 いつもと違う公園。子供はやっぱりいるけど まぁちょっと離れた場所で・・・
と、楽器を出した瞬間、激しく駆け寄ってくる 影が見えた。 や、やばい。来た・・・。
「なぁなぁ、らっぱ吹くん?」 ものっすごいダイレクト。かつてここまで ストレートに突撃してきた子はいなかった。 その状態で無視はさすがに出来ないのでしょうがなく 相手。どうも吹きたいようなので吹かせてみた。 ちょこっと教えたら音が出るようになったが、 まぁ音階とかは無理みたい。 しばらくすると一緒にいた子が遠くいってしまい、 彼もその子をおいかけて行ってしまった。
あぁよかった。 邪魔もいなくなったし、ちょっとは練習をしよう。
と思った瞬間、また視界に激しく駆け寄ってくる 人影が見えた。 「ともくんも吹きたいって!」
・・・。
そのあと、持っていたおみやげにも気づいた彼ら。 食べたい食べたいというのでしょうがなく 開封し、与えてみた。 知らない人から食べ物をもらっちゃだめだよ・・・。
追伸: ひとくち食べて「まずい」とそれ以上食べず捨てた ともくん、君は大物になると思うよ。 |