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 オーストラリア(5)
<4/15続き>
◎発表前
発表前は各団体の人が客席にいるので、コンテスト中
一番席が埋まっている状態。しかもみんな「待っている」
ので興奮状態だ。このへんは日本と同じ。
たまに手拍子が巻き起こったり。待ちきれない様子だ。
ひとところでウェーブが起こっていたので参加してみたら、
会場全体を巻き込んだウェーブになった。会場をぐるぐる、
何回転しただろうか・・・。

◎いよいよ発表
スタッフがステージに走って入ってきて、発表開始。
まずはパレードの発表だ。「Drill」(隊列とか行進とか。
100点満点?)「Music」の点数が速いテンポで発表
されていく。「わぁっ」と喚声があがることもあるが、
僕らは必死に聞き取りメモっているので声をあげるような
状況じゃなかった。
ずっと聞き取っているとだんだん混乱してくる。
「ナイン」と言っているのに「7」と書いたり。「ナ」
だから?

パレード点数の発表が終わった。
・・・!聞き取りに間違いがなければ、最下位じゃない!!
17団体中16位だったようだ。ささやかな喜び。
そしてそのとき初めて気づいたことがある。パンフレット
には空の点数表があって埋めていけるようになっているが、
パレードと課題曲その他は違うページだ。
パレードはパレード単体でのコンテストなのか。しらんかった。

◎いよいよコンテストの発表
「では64ページを開いてください」授業みたいだ。
いよいよコンテスト本体の発表。「Hymn(賛美歌)」、
「Test(課題曲)」、「Own Choice(自由曲)」、
「Stage March(マーチ)」の合計で順位が決まるのだ。

僕は3年前の前回コンテストには行ってないので、前回と
比べて今回がどうだったかというのはわからない。
指揮者が「3年前より絶対うまいから!」と言っていた
ので3年前より良いのかなぁ?でも前回は6位。今回
数団体聴いた感じではうちよりうまそうなところゴロゴロ
あったんだけどな・・・。

再び点数がサクサクと発表されていく。
「Hymn...Brisbane Brass,Forty-two,Brisbane Excelsior Band,Forty-eight,...」
どきどき。さていよいよ自分たちのバンドだ。
「Forty-two」
む・・・あんまり良くなさそう。うむむー。
17団体のHymnが全部発表されるとHymnの一位がアナウンス
される。1位は48点のBrisbane Excelsior Bandのようだ。
去年のチャンピオンバンドだ。
Hymnは50点満点なんだろうな。(何点満点かさえ知らなかった)

次々と発表されていく点数。うーん、どれもあまり芳しくないなぁ。
Totalまで発表が終わった。優勝は去年と同じくBrisbane Excelsior Bandだ。演奏聴いてないなぁ。聴きたかったな。
で、うちのバンドは・・・えーと、1位がここで、2位がここで・・・えーと、えーと。
・・・あぁもうめんどくさい。うちより点数が下のバンドを
数えればいいんだ!

結局、17団体中12位のようだ。順位について期待を
しないようにしてたけど、発表されてしまうとちょっと悲しい。

でも公正な審査だし、順当だったと思う。
よくこういうときに「でも頑張ったんだからいいよね」と
いう類の言葉を耳にするけど、自分はそうは思わないようにしよう。
結果が満足でなかったのではなくて、結果は妥当で満足できなかったのは自分に対してだ。
就職して練習時間も減り、楽器上達の傾きはぐっと浅くなっている最近だけど、もっと幸せな演奏をするためにもっとうまくなりたいなぁ、と思った。久しぶりに。

もう日付はかわっている。みんなややとぼとぼとホテルに帰っていった。


to be continued...
(まだ続く)
2006年04月17日(月)


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