中学の時の友人が死んだらしい。 10年前で更新の止まったままの記憶。すっかり他人になってしまった彼が、もういない人になる事の意味が、僕にはまだ良く解らない。 今まで何をして生きてたんだろう。今ならどんな声で笑っただろう。 生温い想い出のために涙を流すほどの感傷は元よりないし、向こうだってそんなの望んでないよな、きっと。 ともかく教えてくれた君に感謝。知らないでいるより、ずっと良い。 ああそうだ、また会おう。いつか、どこかで。