【ザレゴト・タワゴト・ササメゴト】


2008年07月21日(月) マグロと海とTシャツ

 ミカ様と葛西臨海水族園にお供させて頂いた。
 勢いでマグロのぬいぐるみ(Sサイズ1575円)を購入してしまい軽く後悔している。(ちなみに2Lサイズは目測で全長120センチほどで、価格は9260円。家にあったら明らかに邪魔臭いが、妙に購買意欲をそそる魔力を持っている。)

 目の前が海なのに人工の海を造ってある微妙な不健康さには目をつぶり。まあまあ、楽しかった。 ちなみに一番盛り上がった話題は、

「最初にマグロを捕って食おうと思った人の覚悟ハンパねえ」

 葛西の目玉展示であるクロマグロ。間近で見るとまるで大砲の弾です。しかもどう見ても固そう。あんなん食うどころか、絶対戦ったら負けるっつーの!! カツオならまだ「あれ釣ったら俺ヒーローじゃね?」くらいの欲も出そうだが、銛を片手にマグロに立ち向かう古代人の姿を想像すると、悲壮感すら漂っている。

 新天地を求め外洋に乗り出した一家は、不幸にも嵐に襲われ陸地を遠く離れて、どこまでも広がる海の上で食うや食わずの日が続いていた。もはや死をも覚悟したある日、一家の主は海中に巨大な魚影を見つける。
「あの大きな魚が捕れたら俺たちはしばらく生き延びる事が出来る。そうだ、あの大きさならば1匹で陸に着くまで保つかもしれない・・!」
 限界の体に鞭を打ち、男は銛を構えて海中に目を凝らす。痩せ衰えた腕には使い慣れた銛すら重く、これが生きる為のラストチャンスである事を自身に知らせていた・・

 そんな物語すら描けるよ!クロマグロは! うん。すごかった。

 ファミリー7割の水族園で妄想を膨らませる26歳二人連れ。バカ過ぎるよ俺たち。。
 歴とした魚類のくせに水に入りたがらないタマカエルウオの背負った業とか深海を目指すマンボウのロマンとか、人目も憚らず語り合い、当然ペンギンにアテレコもしました。

 盆地育ちが海によせる情熱を舐めちゃいけないんだぜw


 それから今日はTシャツが1枚売れました。自分が作ったものを人様に評価していただけるのは嬉しいものです。 調子にのって新作を構想中です。


 < マエ  モクジ  ツギ >


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天瀬紺太(仮) [ 俺 ]
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