皇帝の日記
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2012年06月29日(金) |
おらアーバインさ行くだ |
赤ちゃんにも「高さ」の感覚はあって、痛いのもわかるから段差から落ちたりはしない。 と誰かが言っていましたが。
確かにウイジには高さを知覚する能力が備わっているらしく、ベッドの縁くらいまでえっちらおっちらズッて行ったら、しばらく考えてそれ以上動かなかったりする。 でもイサムにはその能力があからさまにない。 いまだにない。 いつか別売りのソフトをインストールしないといけないんじゃないか。
さて、一日で10件近い物件を一気に見てくる強行アーバインツアーをしました。 往復で6時間なので、イサムさんは学校の後カミラちゃんの家でお泊り会。 ウイジは義父母に任せて、皇帝はバッテリー積み込んで搾乳機を持って出かけましたとさ。
結論から言って、結局アパートの一室ではなくて、タウンハウスの一軒を借りる事になりそうです。
気に入った間取りの部屋は一階が無く。 二階だと下の階にイサムさんの足音が響いて迷惑かもしれず。 三階は全てのアパートにエレベーターがないので、スーパーで買い物した後にウイジと野菜を担いで上がって行く自信が全く無いからです。
階段の壁。
マリーナデルレイで借りていたアパートが理想的だったのですが。 その時は二階に住んでいたのね。 イサムさんはまだハイハイ全盛期だったし。 車で買い物に行って一階のガレージに入れたら、荷物を全部ベビーカーに積んで一番上にイサムさんを置いて、そのままエレベーターに乗り込んで二階の部屋まで入って冷蔵庫の前まで行けたのですよ。
日本の奥さんはスーパーの袋と赤ちゃんを担いで、二階三階へと上がっているじゃないか!との声が聞こえそうですが。 そんなハイパーなお母さん達でも、アメリカのスーパーで買い物した後、それは不可能です(きっぱり 何故なら、食料品の売り方の単位が日本の3倍、4倍は当たり前。 牛乳パックは半ガロンから1ガロンのビックパック。 バケツのようなケースに入ったマーガリン。 ほうれん草の束もわっさわさです。 3品も買えば、両手が塞がる状態。
一度赤子だけ部屋に置いて、車に荷物をとりに行けば良いと御思いでしょうが。 それはここカリフォルニアでは州法違反ですから! 赤子を一時でも一人にしたら、死刑(びし!
目を閉じれば、胸に浮かぶのは10キロのウイジの丸い顔。
無理無理。
エレベーター無しの三階無理無理。
目星を付けたのは、イサムさんが今通っているプリスクールと同系列の学校の目の前。 上の学年に上がれば、公立小学校は全米10グレード中8グレードと言う優良校の区域。 四つの公園に囲まれ、市立のジュエリーメイキングスタジオが隣接する、すてっきーなタウンハウス。 ジャバ夫さん、リサーチありがとう。
家は、築年は古いけれども、中身は二年前に総改装したばかりで新しい。 古い家も何件か見たけれど、もう古い家は疲れたんだよパトラッシュ・・・。 古い家は、それを慈しみ、丁寧にケアしながら生活できる人向けなんだ。 僕のような雑な生き方をしている人は、古さに負けてしまうんだ。
一階は入り口の目の前に車を停めたら、そのまま玄関に突入して小ぶりのリビング、ダイニング、ほんでキッチン。 入り口で靴が脱げる。 やったー!! 土足禁止!!!!
ベッドルームは二階。 部屋は小ぶりなのが3つ。 本当は、2部屋を探していたんだけれど。 義父母が週末絶対孫を見に来たいから! イサムを見たいから! 死ぬから! とわざわざ電話とメールでサイバー攻撃をして来たので、3部屋になりました・・・。
で、3部屋だとアパートよりタウンハウスの方が安かったんだ・・。
何よりも決め手になったのは、実はトイレ。 トイレが風呂場と別れてるんですよ!! きゃー。 トイレ! ちゃんと狭くて、ちゃんと壁に守られているトイレ! トイレー!
管理人さんが居なかったら、私は泣いていた事でしょう。
とにかく、次住むところが決まったら、3年以上住みたい。
おらもう引っ越しは嫌だー。
皇帝
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