2010年04月12日(月) |
BLACK PEARL |
●BLACK PEARL● in紀伊國屋サザンシアター
4/10 14:00〜 19列下手ブロック 4/11 14:00〜 4列センター 4/11 18:00〜 10列下手ブロック
前楽公演で普通に和樹が座席に座ってましたよ。笑
今回買った物販。パンフ・ストラップ・ポスカ パンフは2冊組で1冊はカラーフォトブック、もう1冊はモノクロで キャスト2人ずつの対談になっています。 内容は悪くないですが紙質と印刷が微妙なので高く感じます。 あと今回の役名や舞台衣装がどこにも載ってないのが残念。
・適当なあらすじ
マフィアのボス・テキーラが持つお宝ブラックパールが 何者かによって盗まれた。 カジノ会場で起こった突然の停電の中、 忽然と姿を消したブラックパール。 当然犯人を目撃した者はいない。
事件当初はわざわざ予告状を出してきた 窃盗団グループによる犯行であると思われていたが、 マフィアの一員であるウォッカは 予告状を受けて警備に当たらせていた探偵とその助手に疑いの目を向ける。
探偵事務所に乗り込み、部下にブラックパールを探させるが どこを探しても見つからない。 容疑を否認する探偵に業を煮やし、警備不備の責任も絡めて 探偵に夕方までにブラックパールを見つけ出せなければ 殺し屋に依頼して殺してしまうと脅迫する。
突然死刑宣告を受けた探偵がなんやかんや奔走するお話です。
・BLACKPEARLについて
BLACKPEARLは基本的にはギャグっぽく面白おかしく それこそ吉本新喜劇のようなノリの演出なのですが、 犯人は誰かという推理要素に加え 一見何でもないようなどうでもいい事象が 実は伏線であり、後々それらのピースがはまっていくのです。
だから今後DVDを観る予定がある方は 絶対にネタバレを見ないことをお勧めします。 ネタバレを知ってしまうと恐らく面白さ半減以下です。 誰が、何役を演じていて、そのキャラはこんなの。 などの情報も知らない方がいいと私は思います。
話の大筋自体はそこらに転がっていそうな大したことない話ですが 伏線が伏線を呼ぶと言うのかなあ。 一つ一つが細かく組み立てられているので それがわかったとき気持ちがいいし 間のやり取りが面白おかしく描かれていいます。 言葉のセンスも面白いし各キャラクターが立っているなと思いました。 観たの3回だけど結構セリフ覚えてる。 人を笑わせる舞台って難しいと思うけど 大げさなキャラや演出のお陰か 演技経験が浅い子でもちゃんと面白かったです。 すごく稽古頑張ったんだろうなと思った。 (ただDVDで観るとあのノリは寒いかも?とは思う)
まあ8人中半数くらいが滑舌悪くて吹きましたが笑、 主役のトミーと準主役?の平間君がすごく良かったです。 本当にね、アミューズのイベント行く度に トミーの株がガンガン上がって帰ってきますよ。
あと吉沢君というハンサムライブでハンサムメン達の弟分である 小ハンサム(子ハンサム?)で出ていたらしい子がいるのですが めちゃ可愛かったですよ。また見たい。 これがアミューズの罠か…! ヒデ様と平田君を混ぜて2で割ったような顔だと思った。
!WARNING! 以下致命的なネタバレを含むので DVDを観る予定がある方は絶対に読まないでください。 本当に見ないでね。私は責任を取らんよ。
各役柄
トミー…この話の主人公である探偵。頭が切れる。ツッコミ (セピア系チェックの三つ揃えのスーツ)
平間君…探偵助手と英語家庭教師の二足の草鞋を履く。ボケ (シャツ・サスペンダー・リボンタイ・スラックス)
奨悟君…東大合格を目指し英語を教わりに来た高校生。名前はゆうた。 (紺色のブレザー・赤のチェックパンツ・赤と紺のネクタイ)
たっくん…世話焼き気質なマフィアの一員。コードネームはウォッカ (白スーツ・中のシャツは濃い青)
ルイルイ…ウォッカの部下。コードネームは養命酒 (黒スーツ・中のシャツは…緑だったかな)
吉沢君…部下2。コードネームはラム。ラムちゃんと呼ばれると怒る。 (黒スーツ・中のシャツは赤)
水田君…闇の掃除屋ダスティ・ゴーダ・チャンドラー(名前うろ覚え) (黒のライダースジャケット・黒の皮パン・サングラス・オールバック)
吉村君…窃盗団の一員。 (くすんだ緑のつなぎっぽい服)
水田君はウォッカに依頼されて探偵を殺しに来た殺し屋なんだけど ターゲットを間違えて窃盗団を追いかけたり 「闇の掃除屋」と自己紹介したせいで探偵助手に ハウスクリーニングの人だと勘違いされて トイレ掃除を命じられたりする。 (掃除完了後割烹着みたいなエプロンで出てくる) 最初サングラスを掛けて登場するんだけど グラサンを取ったら顔に黒くグラサンの絵が描いてあるという。 そ、そんな小春のアフロ→ちょんまげの二段オチみたいな…! あげくジャケットに掛けておいたサングラスを 興味津々な高校生に奪われちゃったり。 (嬉しそうにサングラス掛けたり頭に乗っけたりする奨悟君は天使)
物語の後半でマフィア(ルイルイ)を探偵と間違えて 至近距離で撃ち殺すも弾は大きく逸れて壁の絵に。 こんな失敗をするなんてお前は本当に殺し屋か!と突っ込まれて そこで実は闇の掃除屋ダスティ・ゴーダ・チャンドラーは 4人からなる財団法人組織名であり、 水田君は経理担当者であることが判明する。
えらそーにすんな!って助手にしばかれたり蹴られたり ターミネーターの曲と共に退場する間際に かの名セリフを言おうとするも 「I'll be …『帰れ!!』」 ってな感じでいつも遮られて言わせてもらえないわ 助手からはダスキンさんと呼ばれるわで 踏んだり蹴ったりキャラでした。
殺し屋だから低いドスの利いた声を作ろうと 頑張ってる感は伝わってきたけど声がものすごい濁っていて 最初のシーンで喋った瞬間に笑ってしまった。 む、無理しないで…! 経理だと判明した後笑顔同封で退場していくのがかわゆかったです。
たっくんは馬鹿な部下を持つ苦労症のマフィア。 (ゲーセンで遊んでいて迷子になった養命酒を迎えに行ってやる優しさ) 探偵がブラックパール弁償金3000万円を得る為に ゆうたと共謀して狂言誘拐を企てたときに 探偵事務所に俺の息子が誘拐されたーーー!!って掛け込んで来て ウォッカ(たっくん)とゆうた(しょご)の親子関係が判明します。 血の繋がりはなくて病気で亡くなった奥さんの連れ子がしょご。 奥さんの病気でお金が必要になった際に お金を稼ぐために当時松下電器勤務だったウォッカは 脱サラしてマフィアになったらしい。 妻の忘れ形見として大切に育ててきたんだよ!! アイツは父さんと呼んでくれなくなったんだ!! とか慌てまくるたっくんがウザいやら可愛いやら。
ゆうたの義父への反発はマフィアになった途端 母の元に顔を出さなくなったことに対してで (ウォッカとしてはマフィアなんかになってしまって 顔向けできなかった) マフィアなんかやめて母さんに恥ずかしくない仕事をしろよ お金なんていらないよ、学費なんて自分で稼ぐよ と諭されてウォッカはマフィアを抜ける決意をするなんて ええ話やなあ的シーンもありました。
で、探偵に犯人だと推理されて テキーラの元に突き出された養命酒を 身代金として用意した3000万円で許して貰えるように進言する、 これがマフィアとしての最後の仕事だ、ってカッコよく(?)去って 探偵と助手は命が助かったーって喜ぶわけなのですが 実は探偵がブラックパールを盗んだ真犯人なのです。
養命酒が犯人だという推理は状況証拠以下で 肝心のブツも出てこなかったのに 皆納得していたのでええええええってなっていたら こんなオチが待っていました。 人の良さそうな探偵がブラックパールを盗んだ動機は謎のまま… 価値が3000円万と聞いて「意外と安いな」と言っていたので 単にお金が欲しかったのかも知れない。 逃げたインコ探しの依頼を買ってきた別のインコでごまかそうとしたり 狂言誘拐でこれがうまく行ったら 殺されない上に3000万円が手に入る!とか言っているので 人が良いのは外面だけで案外本質は外道なんかも知れん。笑
余談ですが英語を習いに来たしょご君が事あるごとに へんな英語っぽいイントネーションのセリフ(?)を 喋るのが超かわゆかったです。
「全・然、オゥケェイでぇす!」 「ピィザでぇす!」 「イッツア・プリーーッツ!!」 が忘れられない。
そう言えば助手が家庭教師を事務所の一角を借りてやるのはいいんだけど 習う人がわざわざ自分の家とは違う場所に赴くシステムは 果たして「家庭」教師と呼べるのかが どうでもいい疑問だった。 それってただのマンツーマン方式の塾なんでは。 いや、教師のバックに家庭教師派遣会社があればやっぱり家庭教師? ゆうたは寮生活なのでそういう子は 教師の方が場所を提供している…ものなんかな?
前楽・楽カーテンコールでは しょうご君が劇中で使われた小道具のインコを持ってきて インコの籠とお辞儀するというかわゆいことをやってたのですが 楽のトリプルアンコールのとき 皆もう出ると思わなかったから油断していたのか (たっくんは上着を脱いでたっぽくて着ながら走ってきた) しょうご君はインコを持っていなくて 代わりに水田君が持ってきてあげて渡していました。 アミューズ二大天使…やりおるわ…!萌えしんだ
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