バクマン。の最高が小学校の頃描いた漫画を参考にする、 という展開にうろたえております。
私にも身に覚えがありますよ。 小学生〜中学生くらいまでノートにしょうもない漫画描いてましたよ。 あれを今誰かに見られたら穴がなくても掘って入る。 もしくは見た奴を口封じに島流しにする。 そういう頃って誰でもバカな思考ってわけじゃないんですね。 漫画のネタにできちゃうんですね。 これが偉くなる人は幼い頃からどこか違う、というやつか…。 私なんて1年前の日記ですらもう恥ずかしくて読めないというのに。
ところで映画「おくりびと」観てきました。 私はひねくれ者なので基本的に話題作は観ないし 観ても面白いとあんまり思わないのですが。すごく良かった。
導入からすんなり話に入れる流れで ラストまで気持ちよく引っ張っていってもらえます。 多少クスっと笑ってしまうような演出もあってバランスがいいです。 あと、シナリオ自体もちろんぐっとくるんだけど 半分以上は音楽に泣かされた気がします。 音楽と田舎の綺麗な風景と心情が重なってやたらめったら泣ける。
主演の元木もいい役者さんだなあと思いました。 目で語るような演技がいい味出してました。 私は広末涼子もいいと思ったけどなあ。 あんなお嫁さん家で待ってたらテンションあがりますよ。 やっぱり細貝君と広末てちょっと似てるなあと思った。
改めて葬儀というのは生きている人間のためにあるのだと思いました。 慰められるのは残された人間の気持ちだと。 人の死を悼むという精神活動がこの文化を生んだと考えると 人間っていいなあと思います。 きっと他の国や過去の歴史の中でも似たような文化があるんだろうなぁ。
題材的にも共感しやすい、というのが支持される一因なのかも? 天涯孤独で1人の知り合いもいない人ならともかく ほとんどの人は自分と重ねることもあるのではないかと思います。 実際私も観終わってからしばらく色々考え込んでしまいました。 回し者じゃないけど、観て損はないと思います。
しかし映画館はスタッフロースが流れると同時に席を立つ人と 上映中私語をする人にどうしても苛立ってしまうのう。 死んでる人にあんなんすんの怖いわあ〜 でも一番怖いのは生きてる人間やで〜?わははは〜 って隣のおばちゃんうるせえええ この映画観てそんな感想しか出てこねーアンタの方が怖いわ
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