凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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やっと幼稚園のバザーが終わりました。 昨日園全体で反省会をやり、収支報告をして一段落です。
会計を引き受けたので、連日、園では皆と作業して、自宅で領収書や帳簿とにらみあい。 エクセルの操作に四苦八苦しつつ、毎夜収支報告書や管理表etcを前に頭を痛め、寝るのは日付が変わって二時三時あたり。 そのまま六時頃起きて朝食の用意やらして子供達を送り出すとそのまま園へ、という毎日でした。
もうなんというか、精神力と忍耐力、体力の修行中といった感じでした。 すべて己が未熟だから辛いだけで、人間が出来ている人はどうといった事はないのかもしれないけれど。
専業主婦をしていたら、苦手な人や相容れる事の出来そうにない人にはなるべく接しないようにすればやり過ごせるのですが、皆で同じ事をしなきゃいけない場ではそうもいかず。 仕事とかしてても職場でそういう人いたりしたよなぁ…と遠い目をしたり。 でもそういうのは陰で愚痴を言い合えばストレス発散もできたけれど、園の役員だと迂闊に愚痴も言えず。 「あそこの園はこうらしいよ」 「役員の誰々さんはこうなんだって」と噂が広まると園児減少にも繋がるので、誰相手にでもニコニコ笑って「大変だけど楽しいわよ〜」と流すしかなく。
どれだけ頑張ろうとそれが給料や己への評価となって返ってくるでもない究極のボランティア。 「すべてはお世話になっている園へのお礼」が大前提なので、かなり己を犠牲にしなきゃいけない事が多かったです。
「幼稚園の役員やれば学校や子供会の役員って楽らしいよ」と経験者は言ってたけど、なるほどこれ以上辛い役員はもうないだろうなぁと。 幼稚園の母親って働いていない事が大前提だから、すべて園中心で動けるはずだろう、という意識なんだろうなぁ園側も。
ドリンク剤をコーヒーで流し込むだけの朝食にやっとお別れ。 毎日の食後の胃痛にもお別れ。 原因不明の目の痛みで入れられなくなっていたコンタクトレンズもやっと今日入るようになったし。
どんなに頑張っても「それが当たり前」と受け止められ、何も自分に残らないというのは子育てというか、母親業の究極の形だなぁと。 頑張った証が何も残らないというのはね。 勿論バザーの売上として数字は残るし、その売上で買った園の備品なんかは残るんだけど。 そんなの卒園したらこちらは何も関係ないわけだし。
そういう「自分」をまったく切り捨て無の境地無償の愛でもってやらないといけないという事実を、「やりきれないし、やってられない」と感じてしまう私は自己中心的で自分勝手な人間なんだろうなぁと。
でもバザー当日、夫に連れられて来た娘達が「バザー楽しかったよ。おかあさん一生懸命だったね」と言ってくれたので、それだけが救いかな。 目に見えるものは何も残っていないけれど、娘達の心の中にはバザーで頑張っている母親の姿、が刻まれたようで「私も結婚して子供が出来て、●幼稚園に行くようになったら、お母さんみたいにバザーやるようになるのかな」とニコニコして言ってたので、彼女達の中に何かしら感じるものを残せたようです。
考えたらそれが最高の結果なのかもね。
暁
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