凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2007年01月29日(月) 機会

ママ達とランチのついでに入園式用のスーツを下見。
「私、スーツをもう買ったの」とNちゃん。
こんなスーツで、こんな襟だから、中に着るブラウスはどんなのがいいとか、コサージュはこんなのがいいとか、あーだこーだと皆で盛り上がる。

「これはやっぱりカジュアルすぎるかなぁ?」と鮮やかな色彩のプリントのフレアースカートをあてるKちゃん。
「コサージュじゃなくて、チェーンとかのぶらさがり系のブローチもいいよね」
「バックもこれよりこっちかなぁ?」
皆さん活き活きキラキラ。
女性っておしゃれが生きがいというか、やっぱりパワーになるんだなぁとぼんやり思いながらあわせるが、正直、ついていけていない自分を感じている。
だってフリルのブラウスだの、華やかな色彩のコサージュだの、私は昔から自分が身につけるのは苦手なのだもの。
入園式も適当にアイの入学式の時のグレイのスーツに黒のコサージュでいいか、なんて思ってたし。
おしゃれに本当に無関心になってしまっているんだなぁ私って。
でもインに白のブラウスは欲しいなって思ってはいるのよ。
でもこのアルフィーの高見沢さんみたいなフリルは駄目。

「これにこれはどう?」とMちゃんがKちゃんにアドバイスを求める。
「この襟ならこっちのブラウスよね。色はこっちが明るくていいかな」
Kちゃんが的確に答える。
彼女はブライダル関係の仕事をしている。
華やかな席でのコーディネートは手馴れたものだ。
KちゃんもNちゃんも、年齢も職歴もまったく接点の無い、子供つながりでないと絶対知り合い一緒に行動する事もなかったであろうタイプの人達。
一緒にいると小さくても新鮮な発見の連続で楽しい。

私は、というと、結局「女の子を持つ幼稚園ママの先輩」として経験談を話し、参考にしてもらったり、アイつながりでの幼稚園の情報だのなんだのを彼女達に流すのが役目といった感じだろうか。
自分の中に相手に提供する知恵だの経験だのが子供関係のものしかないのが情けない所。

こういう人達と知り合いになれたという事は、自分も自分磨きをする時期に入ってきたんだって事を思い知る機会をもらったんだろう、となんとなく思う。

私の中には、私が築いてきた私自身の知恵と経験がない。
からっぽすぎる。
からっぽでないと、子育てできなかったのもあるけれど。
からっぽにしないと、あれもしたいのに、これもしたいのに、やれない、できない、と、苛立つばかりだったから。

今年から、少しずつ、からっぽの自分に、何かを入れていかなきゃと思う。
多分、そういう時期なんだ。
何かを積み重ねていかなきゃ。
この人達のように、自信を持って語れる何かを自分の中に。

頑張ろう。

とりあえず、入園式、スーツを新調しようかな…ってちょっと違うか。





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