凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2005年06月07日(火)

結納を済ませたのに、乳癌がわかり、結局破談になった従姉妹。
母がその話をする。
なんでも、本人は結納前からなんとなく自覚症状(?)があり、こっそり病院へ行っていたそうだ。
それを誰にも話さないまま、結納を交わし、しかし美容師が着付けのときに触った胸の感触で気付いて皆に知れたわけで。

母は叔母を責めたそうだ。
なんで親のあんたが気付いてやれなかったんだ、あんたが気付いていれば、先方にも大金をドブに捨てるような事させなくて済んだのに、迷惑をかけて申し訳ないじゃないか、

母の考えは正しいかもしれない。
確かに、従姉妹は、結納前にそれをせめて彼に打ち明け相談するべきだったと思う。
できれば気付かれないまま結婚して…と考えたのかもしれないけれど、それは周囲に迷惑をかける事が分かっているのであまりにも無責任すぎる発想だ。

けれど、それを今の叔母に母が言って責めるのはどう考えても間違いだ。

我が子が乳癌。やっと嫁ぎ先も決まって、結納も交わし、挙式の日取りも決まって、楽しくも忙しい準備の日々が来るはずだったのに。
それらの目の前に広がっていた道がいきなり閉ざされた悲しみ。
その悲しみに暮れる叔母に、母の言葉は今かけるべきソレではなかったと思う。
同じ血を分けた姉妹の、同じ母親としての悲しみを、分かって上げられない母が人間として信じられない。

この人は、その従姉妹を私に置き換えて考えた時、叔母からそう責められたらどう思うんだろう?

やっぱり私は自分の母ではあるけれど、この人が嫌いだ。
この人の、こんな無神経な思いやりのない自分しか見えない考え方が大嫌いだ。

こんな親に育てられた自分が大嫌いだ。





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