凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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2005年02月15日(火) |
やっぱりすぴーちふぇすちばる |
さて、英語のスピーチコンテストに初参加したわけだけれど、 午前中の幼稚園のお遊戯会で燃え尽きたアイに、すでに緊張する余力も無く。 だら~んとロビーのソファーに寝転がったり、一緒に発表するYちゃんとお遊戯会の感想を言い合ったりまったりだらだらしている。
幼稚園から直行なので着替える事もできず、衣装は制服のまま。 幼稚園の制服で出られるのも今回が最初で最後だし!とYさんと相談して決めたんだけど、本音は衣装をそろえるのが面倒だったから。
しかし会場には奇抜な衣装やピアノの発表会のようなドレスを着た子もいれば昔懐かしボディコン系ドレスで、ですこでダンスでも踊るのか?と聞きたくなるような服の子もいる。 子供の習い事の発表会というものに生まれて初めてお邪魔した(←参加だろうが)もので、なんというか、ひぇーといった気分。 こ、こんなもんなの?仮装大会? さすがすぴーちふぇすちばる。 いや、コンテストって先生は言ってたっけ。
担当の先生はアイ達を前に最後の打ち合わせ。 「いい?先生が合図したらお辞儀して〝はろー〟ね。それからアイちゃんが〝まいねーむいず…〟よ?次にYちゃんね。その後…」 ニヤニヤデレデレしてるアイ達と違って先生のほうが緊張している。 同じ英語学院の各教室の各講師がそれぞれ教え子を出場させているわけだし、これってやっぱり講師としての査定に影響するとか、なのかな。
最初に審査基準が発表される。 発音、オリジナリティ、アイディア、元気さetc… え、そんなの参加申し込みする時に聞いておきたかったぞ。 だとしたら、うちの教室はスピーチだけで何も演出に凝ってないし不利じゃない。 分かっていればゼスチャーとかつけて可愛さをアピールするよう小道具だの考えたのに。 それでかーと他の子供達の衣装やら何やらにやっと納得。
発表そのものはアイ達は緊張する事もなくいつもの調子ですんなり出来た。 まだ緊張という感情が育ってないとか? お遊戯会よりのびのびやってたぞ? 同じ教室の小学生の男の子のスピーチがものすごく上手くて舌を巻いた。 うひゃーすごいやこの子が一位間違いない!!と贔屓目かもしれないけれど心の中で断言。
しかし結果はカウボーイの衣装で最後にピストルなんぞ撃った子が一位。 なるほど。スピーチフェスティバルね。
最初先生は確かに「スピーチフェスティバルに参加しませんか?」と言ってきた。 それが申し込んだら「スピーチコンテストで順位がつく」になってて、えー話が違うじゃんーと内心思ったんだけど、あれって結局うちの先生の「順位がつく=コンテスト」という勘違いだったのかもな。 その証拠に、うちの教室の子は全然審査基準無視、テストだったら好成績だったかもねーと言った感じの真面目な発表だったもの。
もっとくだけた感じでも良かったんじゃん。お祭りなんだから。 だったら動物のお面のひとつでも作って被せてやれば感じ変わっただろうになぁ。 何事も事前調査は必要なんだなぁと実感。 多分先生も初めてで知らなかったんだろうな。
それでもアイは全員もらえる参加賞を貰いご機嫌。 「またすぴーちふぇすてぃばるに出たい!」と目を輝かせて言う。 「次は(多分)来年だよ」と言うと「また来年出たい!次はあのとろひーが欲しいの!!」はいはい。凄い野望だね。 まぁ、目標があったほうが刺激になっていいだろうね。 ただ教室に通っててもまんねりだろうし。 年に一回教室内の検定試験があるけれど、それもいつもの教室でいつものメンバーでなので、アイ達は試験を受けてる気分じゃないみたいだし。 親は大変だけどね…参加料もうちにとっては高いし。
来年に向けて意欲満々のアイに「でもね、おとうさん今度仕事やめるから来年は貧乏になるから参加できないかも」と言い聞かせている夫。 たちまち意気消沈で泣きそうになるアイ。 この男は本当に何を考えているんだろう。 それは今、アイに向かって言うべき言葉じゃないだろうが。 疲れた体に怒りがまた湧いてきて苛立つ。 まったくどうにかしてくれ。
暁
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