凪の日々
■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■
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一緒に幼稚園に通った子供達が集合住宅横の公園スペースで遊んでいた。 それを見たアイが「アイも一緒に遊ぶ!」と駆け寄っていった。 まぁいいか。先日も一緒に遊ばせてもらったし…とアユムと部屋に戻る。 メンバーは小学生になったかつての園仲間(?)三人。 それに彼らの小学校高学年のお兄ちゃん二人。 夕飯時になったので様子を見に行く。 アイが浮いているようなら連れ帰らないと子供達に気の毒。
言ってみるとやはり子供達はしらじらとした雰囲気で手持ち無沙汰にしている。 アイは一人夢中で泥遊びをしている。 「かけっこしたいのにさ」 「アイちゃんがちょろちょろめざわりで」 目障りですか。 小学生も高学年になるとボキャブラリーも豊富になる事。 分かっていないアイは「めざわりっていうとあいちゃんいやだよー」と笑う。 ギャグだと思っているのか意味がわかってないのか。 両方だろうなぁ。 人が言う言葉はなんでも楽しく愉快な言葉ばかりなんだと思っている節があるものな。 「そう、ごめんね」 他になんて言えばいいのやら。 大人としては毅然とした態度で「そんな事言っちゃ駄目。小さな子ともちゃんと遊んであげなきゃ」なんて説教たれた方がいいんだろうけど。 でも小さな子がいると遊びのランクを下げなきゃいけないのが物凄くつまらないんだよな。子供って。 気を配ってやらなきゃいけないから自分が遊びに没頭できないし。
駄目だ。 歳の離れた兄と姉に「お前が面倒見ろ」「嫌だ、そっちが遊んでやれば」と世話を押し付け合いされていた記憶が消えない身としては、この状況が辛くて仕方が無い。 「遊んでくれて有難う。またね。」とアイを連れて帰る。 「アイちゃんかけっこしたかったのに仲間に入れてもらえなかったの」 「そう。アイは幼稚園だから、皆みたいに早く走れないからまだ無理なんだよ。小学生になったら一緒に走れるよきっと。」 適当に慰めの言葉をかける。 アイが傷ついた様子でないのが幸い。 こういう点ではこの子のにぶさに救われる。
自分は邪魔なんだ。自分がいると皆が遊べないんだ。自分がいなければいいんだ。 子供の頃に刻み込まれた感情はどうやったら消せるんだろう。 アイにそういう感情が刻まれることが無いのを祈るばかり。
暁
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