凪の日々



■引きこもり専業主婦の子育て愚痴日記■

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2004年06月20日(日)

暑さで意識朦朧。
のぼせた頭が鈍く痛み出してくる。
あぁ頭痛だ。
でもまだこの程度なら市販の頭痛薬で治まる痛さだな。
薬箱を引っ張り出す。
無い。
この二十年程切らしたことが無い市販の頭痛薬がない。
しまった。油断してた。
いつもどこかに頭痛薬はある。
バッグの中にも、引出しの中にも、化粧ポーチの中にも、あそこにもここにも。
探すが、無い。
どんどん気持ちが焦って来る。
どうしようどうしようどうしよう。薬が無い。どうしよう。
だんだん自分が必死になっているのがわかる。
部屋中ひっかきまわして薬を探す。
どうしよう薬が無いどうしようどうしようどうしよう
不安が焦りが恐怖に変わる
どうしよう頭痛が酷くなるどうしようどうしようどうしよう寝込むわけにはいかない私一人なんだし寝込んだら子供の世話は誰がどうしよう薬がないとどうしよう

ひっかきまわしたバッグの中からやっと見つけ出す。
でも、これ、何年前のなんだろう。
このバッグを使ってたのって、アイが生まれた頃位かしら。
かまわず薬を飲む。
体中の逆流した血が、やっと静かに落ち着いていくような気分。

市販の頭痛薬なんか気休めだ。
本当の頭痛にはこんなもの何錠飲んだって効果ない。
それでも飲まずにいられない。
他に、不安を打ち消す術がない。





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